女性の悩み

ニキビができる場所の意味|原因とケア方法

女性の悩み

疲れているときや寝不足が続くとできるニキビ。

ニキビはできる場所によって、原因とケア方法が異なります。

今回は、ニキビができる場所の意味と適切なケア方法について解説します。

ニキビができる場所ごとの原因とケア方法

ニキビができる場所=身体が不調の箇所とされています。

肌と身体は密接に関係していて、東洋医学では「肌は内臓を移す鏡」とも言われています。

いつも特定の場所にニキビができるという方は、その原因となる体調を改善することで、ニキビ知らずの肌を目指せるでしょう。

額(おでこ)にニキビができる原因とケア方法

思春期にみられやすい額やおでこのニキビ。
原因は、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌です。

大人になってからできる額のニキビは、胃腸が弱っている可能性があり、胃に負担のかかる油っこいものや刺激物は控える必要があります。

また、シャンプーのすすぎ残しや誤った洗顔方法も原因とされています。

ケア方法

・正しい洗顔で余分な皮脂を取り除く
・洗顔料やシャンプーのすすぎ残しに気を付ける
・野菜をメインとした食事をとる
・十分な睡眠時間を確保する

眉毛や眉間にニキビができる原因とケア方法

一度できるとなかなか治りにくい眉毛や眉間のニキビ。

原因は、皮脂の過剰分泌です。
その他にも、洗顔料のすすぎ残しやスキンケア時の刺激が原因となることもあります。

また、肝機能が低下すると、眉間にニキビができやすくなるとされています。
肝機能低下の要因としては、飲酒・食生活の乱れ・睡眠不足が挙げられます。

ケア方法

・スキンケアは優しく、擦らないようにする
・洗顔料のすすぎ残しに気を付ける
・アルコールの摂取を控える

鼻・小鼻にニキビができる原因とケア方法

顔の中で最も皮脂腺が多い鼻。
鼻にできるニキビの原因は、皮脂による毛穴の詰まりです。

ついつい触ってしまったり、角栓が気になって擦ったり、爪で引っ掻いてしまいがちですが、ニキビが悪化するので注意が必要です。

また、鼻のニキビは、消化に負担がかかっていることの現れともさています。

ケア方法

・メイク汚れをしっかり落とす
・消化のいい食べ物(うどん・豆腐・白身魚など)をとるようにする
・油っこいものは控える

頬にニキビができる原因とケア方法

顔の中で皮脂の分泌量が少ない頬ですが、乾燥やホルモンバランスの乱れが原因でニキビができます。

また、胃腸機能が低下すると、頬にニキビができやすくなるとされています。
甘いものや油っこいものを食べ過ぎないようにすることが大切です。

ケア方法

・甘いもの、油っこいものを控える
・洗顔後、すばやく化粧水などで保湿する

口周りにニキビができる原因とケア方法

目立ちやすい口周りのニキビは、ビタミン不足が原因とされています。


また、産毛が濃い場合は毛穴詰まりが原因になることもあります。

ケア方法

・産毛の脱毛
・栄養バランスのいい食事をとるようにする

あご・フェイスラインにニキビができる原因とケア方法

あご・フェイスラインは、ニキビができやすい場所でありながら治りにくく、跡にもなりやすいです。

原因は、ホルモンバランスの乱れや寝不足とされています。
生理前はホルモンバランスが乱れやすく、あごやフェイスラインにニキビが発生しやすいでしょう。

ケア方法

・角質ケアを行う
・暴飲暴食を避ける
・大き目のマスクを着用するようにする

背中にニキビができる原因とケア方法

自分では気づきにくい背中ニキビ。
原因は、衣類による蒸れや皮脂の過剰分泌とされています。

シャンプーなどの成分が背中に残ると毛穴詰まりの原因となりますので、すすぎ残しには注意が必要です。

ケア方法

・泡で優しく洗うようにする
・衣類を清潔に保つ
・入浴後は保湿する

胸・デコルテにニキビができる原因とケア方法

一度できると治りにくい胸やデコルテのニキビ。
原因は、ホルモンバランスの乱れや下着による摩擦とされています。

もともと皮脂腺が多い場所なので、たくさんの泡で擦らないようにすることがポイントです。

ケア方法

・通気性のいい、締め付けのない少ない下着を着用する
・入浴後は保湿する

ニキビを予防するために日常生活で気を付けるべき点

ニキビを予防するには、日常生活の見直しは欠かせません。

下記の点に気を付けて、ニキビを予防しましょう。

食生活での注意点

肌にいい栄養素はニキビへの効果が高く、予防の助けにもなります。

逆に、糖分や脂質の多い食事は、皮脂が過剰に分泌されニキビを悪化させます。

食事は、様々な栄養素をバランスよくとるよう意識してみましょう。
ニキビ予防に大きく関係しているビタミンは、特にとっておきたい栄養素です。

コーヒーやアルコールはビタミンを消耗させますので、控えるようにしてください。

スキンケア時の注意点

洗顔は優しく、肌を擦らないように注意しましょう。

石鹸をよく泡立てて優しく皮脂を落とし、化粧水による保湿を行うようにしてください。


皮脂が気になる方は、乳液や美容液を使う必要はありません。
化粧水だけの保湿で十分です。

外出時の注意点

ニキビができやすい方は、油性のファンデーションは使わないようにしましょう。

理由は、毛穴を詰まらせやすく、ニキビを悪化させる傾向があるからです。

油分を含まない(無油分)のファンデーションであれば、軽いつけ心地で肌への負担が少なく、オススメです。

しつこいニキビやニキビ跡は医薬品でケア

どんなにスキンケアや日常生活に気を付けていても、繰り返すしつこいニキビには医薬品でのケアもオススメです。

スキンケア医薬品

既にできているニキビに直接、塗ることで速やかにケアできる塗り薬。


効果がでる時間が早いので、症状を早く改善したい方にオススメです。

内服薬

身体の内側からニキビを治したい方には、内服薬がオススメです。

「スキンケアの時間をなかなか取れない…」という方でも、飲むだけの内服薬は手軽にケアできます。

ニキビはできた場所ごとに適切なケアを

ニキビはできた場所ごとに、原因もケア方法も異なります。

特定の場所によくニキビができるという場合は、身体の不調も関係しているかもしれません。食生活は乱れていないか、十分な睡眠はとれているかなど、スキンケア以外の面も見直してみましょう。

正しいケアが、あなたをニキビ知らずの肌へ導きます。