ニキビの概要と原因

ニキビとホルモンバランスの関係性

ニキビは正式には尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれ、皮膚疾患に分類されます。

ニキビの原因として代表的なものに下記が挙げられます。

・寝不足などの不規則な生活
・バランスの悪い食事
・ストレス
・ホルモンバランスの崩れ
・過剰な皮脂の分泌

このストレスやホルモンバランスの崩れ、過剰な皮脂というのは、実はすべて男性ホルモンに起因しています。
このことから、男性ホルモンが必要以上に増加するとニキビが出来やすくなるのです。

男性ホルモンは男性だけにあると思われがちですが、女性にも少量ながらあるホルモンの1つです。
逆に男性にも女性ホルモンがある訳ですが、これらのホルモンが何らかの要因により正常な量のバランスを崩すことで、男性ホルモンが活性化しニキビとして身体に現れます。

アクネ菌を増殖する行為

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日常生活の中でも、知らず知らずのうちにアクネ菌を増やしている可能性があります。
まず、仕事や受験勉強、人間関係などによってストレスを感じると男性ホルモンやノルアドレナリンという脳内物質が増加します。
この2つの成分は、皮脂の分泌を促す働きがあります。
そのため、ストレスが持続すると肌が脂っぽい脂性肌となってしまい、皮脂が毛穴に詰まってアクネ菌が増殖してニキビのもとになります。
ストレス社会と言われる現代ですが、ニキビをつくらないためにも適度にストレスを解消する手立てを持つべきといえます。

男女別ニキビの症状

男性の症状

男性の肌が女性に比べて硬いように、男性ホルモンの増加はお肌を硬化させてしまいます。
これにより、皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、炎症を悪化させる原因に繋がります。

顔の側面や鼻の下や口周り、もみあげから顎に掛けてに出来るニキビ、つまり男性の口髭が生える辺りに出来るものは、男性ホルモンが影響している可能性が大きいです。

また、思春期以降に出来る大人ニキビも、男性ホルモンが優位になることが影響しています。

女性の症状

近年、女性の社会進出に伴い、男性と対等に仕事をする女性が増え、ストレス等により男性ホルモン優位の女性が増える傾向にあります。

女性の場合は、口ひげが生える代わりに、大人ニキビが出来てしまうのです。

ストレスによってリラックスさせる働きのある副交感神経の働きが弱まって、交感神経が優位になると、男性ホルモンの生成が促進されるので注意が必要です。

規則正しい生活を心掛けることで男性ホルモンの増加を防ぎ、出来てしまったニキビには、最適なニキビケアを行うことが重要です。

ニキビケアには、ディフェリンやクリンダマイシンゲル、日本では未承認のアキュテインが有効です。
特にアキュテインは、欧米では重宝されているニキビ治療薬で、体内から強力に働き掛けるので重度なニキビにも効果的です。

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