フィナステリド

フィナステリドは子作り(妊活)に影響する?|成分は精子に移行するのか?

フィナステリド

近年はAGAに悩む方も増えているようで、CMなどでも頻繁にAGA治療が流れるようになりました。

率先して治療を受けたいと言う人がいる中で、いくつかの心配事に悩まれる方も少なくないようです。

その理由としては、AGA治療薬が体にどのような影響を与えるのか分かりにくいからです。

医師により対応は異なるかもしれませんが、AGA治療薬もルールを守っていれば深刻な問題に直面することはありません。

ただ、これから子作りを考えている人は、何らかの影響が子どもに出てしまわないか心配する理由も分かります。

そこで、AGA治療薬に用いられる成分フィナステリドは、子作りをする際に使用していても良いのかという疑問について解説していきます。

▶フィナステリドの商品一覧ページはコチラ

フィナステリドは子作り期間中に服用しても問題ないのか?

人気のAGA治療薬プロペシアは有効成分のフィナステリドが含まれている薬です。

AGAの治療に対して高い効果を期待できるので話題を集めています。

そのフィナステリドは、実際に子作りをしている期間中に体に取り入れても大丈夫なのでしょうか?

男性がフィナステリドを摂取していても子作り・妊娠は可能

結論から言えば、子作りの期間中にフィナステリドを摂取したとしても何も問題はありません。

もちろん子どもにも影響はほとんどありませんし、医薬品と言う性質上どうしても心配になるかもしれませんが、普通に服用して大丈夫でしょう。

フィナステリドは副作用のほとんど見られない薬とも言われており、基本的にどんな男性が服用しても問題ないからです。

その理由として、実際にフィナステリドを製造しているMSDという製薬会社の調査から判明しています。

被験者である男性が6週間かけて1日に1度だけフィナステリドを摂取したとき、成分であるフィナステリドが精子に溶け出したと見られる量はたったの0.00076%しかなく、ほんの僅かしか確認できませんでした。

男性型脱毛症患者にフィナステリド1mgを1日1回6週間経口投与した時の精液中への移行量は極めて微量(投与量の0.00076%以下)であった

医療用医薬品 : フィナステリド (フィナステリド錠0.2mg「クラシエ」 他)

赤ん坊の健康な発育に対して、この程度の量はほとんど影響を与える可能性がないことが分かったのです。

フィナステリドとはどんな成分なのか?

AGA治療薬に含まれ、強い効果を期待できる有効成分のフィナステリドは、育毛を促すのではなく薄毛や抜け毛の進行を止めるのが目的です。

AGAは男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼが結びついて作られる悪玉脱毛ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が原因と言われています。

フィナステリドはこの5αリダクターゼを妨げ、結果DHTの生成を止めるのです。

本来の髪の毛の生成されるサイクルを正常な状態に戻すことで、新たな発毛へと導きます。

子作りに影響がある、フィナステリドの副作用

フィナステリドは精子に溶け込む量は調査の結果ごく微量と分かっていますので、子作りの期間中に服用しても問題はありませんし、赤ん坊にも影響はないと言われています。

しかし、別の理由から子作り自体に影響を与える心配がないわけではありません。

フィナステリドが与える男性の性機能への影響について知っておきましょう。

性欲減退

あくまでもごく稀にですが、フィナステリドは男性の性欲を減退させる可能性があるようです。

この理由については、現時点では詳しくは解明されていないそうです。

フィナステリドがそのような作用を引き起こすことで、子作り自体に積極的になれない男性もいるかもしれません。

男性ホルモンの分泌にも働きかけることから、それが理由となって性欲を減退させては子作りどころではないでしょう。

不妊の原因にはEDも挙げられることから、性欲が消極的になる可能性は無視できない問題です。

ED

かなり少ない現象のようですが、ED(勃起障害)を引き起こす可能性もあるようです。

性欲の減退よりももっと直接的な形でEDになってしまうと、子作りを考えている方にとっては絶望的な状況と言えるでしょう。

どのような理由でフィナステリドがEDを引き起こすのかは詳しくは分かっていません。

ただ、性欲の減退と同じように男性ホルモンに影響を与えることが理由なのかもしれません。

EDになると別の治療が必要になることもあり、子作りに対しては大きな影響を与えてしまいます。

▶フィナステリドでedになった場合の対処方法を知りたい方はコチラ

精液量の減少

精液量の減少についても、フィナステリドの何が影響を与えているのかは判明していません。

こちらもかなり低い頻度ではありますが、フィナステリドの副作用として挙げられています。

精液の量が少ないと、どんなに子作りに励んでも難しい状況にあるのは間違いありません。

自然な妊娠をするためには、ある程度以上の精液の量が必要になります。

精液の量が減少することで、どんなに妊娠を望んでも確率自体が低くなる可能性が考えられます。

フィナステリドが女性に与える影響(女性の服用は厳禁)

フィナステリドの扱いについて、絶対に守らなければいけないルールがあります。

それが、女性は服用してはいけないということです。

フィナステリドは男性型脱毛症AGAに使用される薬であり、女性型脱毛症FAGAには対応していません。

もし、服用したらどんな影響を与えるのか把握しておきましょう。

ホルモンバランスの乱れを引き起こす

基本的にフィナステリドは男性ホルモンの分泌量に影響を与えてしまう薬です。

女性であっても少なからず男性ホルモンはありますが、フィナステリドを服用することによって、その影響から大きくホルモンバランスを崩す可能性があるのです。

特にこれから子作りを考えている人にとっては大変です。

妊娠するために必要となる性周期を整えている女性ホルモンに大きな影響を与えてしまうかもしれません。

酷いときは排卵や子宮内膜の増殖といった女性の機能が問題を抱える可能性があります。

胎児奇形を引き起こす

フィナステリドを女性が服用することを禁忌にする理由としては、胎児奇形を引き起こす可能性があるからです。

もし女性のお腹で男児が育まれていたとしたら、正しく発達するためにはジヒドロテストステロン(DHT)が必要になります。

しかし、妊娠中などにフィナステリドを服用するとDHTの生成が抑制されます。

結果として男児が正常な状態で発達できなくなり、胎児奇形になってしまうことがあるようです。

さらにフィナステリドは肌に触れるだけでも母体に吸収されるため、それがきっかけになって胎児に影響を与えることもあるようなので十分に注意しましょう。

子作りをしている男性が、フィナステリドを取り扱う場合の注意事項

現時点でフィナステリドを使用している方は、フィナステリドの取り扱いに関しても十分な注意が必要です。

以下で紹介する点に特に目を配りましょう。

パートナー(女性)が誤って服用しないようにする

フィナステリドを常時服用している男性にとっては当たり前のものかもしれませんが、子作りを考えていたり妊娠中の女性にとってはかなり問題がある薬になります。

そのため、パートナーとなる女性にも薬のことを知っておいてもらうことは大切です。

それを服用すると大変な事態になることを理解してもらい、まかり間違って服用することがないように置き場所を決めておいたり、パッケージを分かりやすくしておくと良いでしょう。

基本的にはお互いに注意をしあうことが大切です。

パートナー(女性)がフィナステリド錠に接触しないようにする

フィナステリドは、むき出しの薬に触れただけでも成分が体に吸収されてしまいます。

もし妊娠中の女性が触れたりしたら、体内に吸収され胎児に悪影響を与えます。

そのような間違いを起こさないためにも、服用するとき以外はパッケージから出さないことが大切です。

特に男性は薬の錠剤をそのまま出しっぱなしにすることがないように気を付けましょう。

妊娠中の女性が片付けようと錠剤に手を触れれば、それだけでも胎児には影響を与える可能性があるからです。

フィナステリドの錠剤を割ったり、粉砕して服用しない

フィナステリドに直接触っていないはずなのに、何故かパートナーの女性がその成分に触れてしまうことも考えられます。

その理由は、フィナステリドの錠剤を割ったり、粉砕して粉末状にしてから飲んだりする際に起こる飛び散りです。

錠剤は小さいですが、割ったり粉砕すると目に見えない微粒子となって周辺に飛び散ります。

妊娠が考えられる女性がそれに触れてしまうと、体に吸収されて結果として胎児に悪影響を及ぼしかねません。

薬はそのまま服用することを心がけましょう。

▶フィナステリドの飲み方について詳しく知りたい方はコチラ

フィナステリド×子作りに関する質問

男性がフィナステリドを服用しても、子作りに関してはほとんど影響はありません。

色々と守るべきルールなどはありますし、稀に発生する副作用などもありますが、基本的には問題ないと言って良いでしょう。

ただ、人によっては様々な疑問が生じることもあるようです。

フィナステリドと子作りに関してよくある質問について解説します。

Q
フィナステリドが精液へ成分移行することはある?
A

基本として、フィナステリドが子作りに影響を与えたり、胎児に影響を与える心配はありません。

フィナステリドを製造するMSDによると、AGAを発症している患者にフィナステリド1mgを1日に1回与えることを6週間続けた結果、成分が精液へ移行したのは0.00076%というごく微量で収まったという報告があります。

1度の性行為を通して、女性がフィナステリドの影響を受ける量は7.6ng以下ということもあり、この量はアカゲザルで実験をしたときに胎児への異常が見られなかったときの約750分の1よりも少ないと言われています。

よく分からない成分ということもあり、フィナステリドを摂取している男性が子作りに際して心配になることもあるでしょう。

しかし、フィナステリドによって起きる可能性があるEDや性欲減退などを除けば、女性の妊娠に関してはほとんど影響がないと言って良いのです。

それでも気になる方は、子作りを始めるひと月くらい前からフィナステリドの摂取を止め、成分を体から排出してしまいましょう。

Q
フィナステリドを服用している人とキスするのは大丈夫?
A

フィナステリドを服用している人とキスをしても問題はありません。

フィナステリドは、成分自体が唾液で移行することはほとんどないからです。

ただ、男性の唇などの口元にフィナステリドの粉末などが付いているときは妊娠中の女性はキスするのは止めた方がいいでしょう。

Q
子作り期間中に、女性が使用できる薄毛治療薬はある?
A

女性は基本的にフィナステリドは服用できません。

女性の薄毛を治療する薬は、女性専用のパントガールやミノキシジル外用薬(低濃度)を使用するといいでしょう。

ただ、子作りの期間中に関してはどのような作用が働くかは分かりませんので、医師に相談をした方が間違いありません。

その他AGA治療薬「ミノキシジル」「デュタステリド」の子作りへの影響

AGAの治療薬はフィナステリドだけではありません。

フィナステリドとは異なったアプローチからAGAの治療を行える薬が存在します。

そこで、一般的に知られている「ミノキシジル」と「ディタステリド」は子作りに影響を与えるのかを解説します。

ミノキシジル

ミノキシジルには内服薬と外服薬があり、内服薬はミノタブと言うタブレット状の薬です。

細胞の分裂に活発に作用することから、発毛の効果が期待できるということで人気を呼んでいます。

注目を集める薬ということもあり、副作用の面から子作りなどにも影響を与えるのではないかと心配される方もいますが、ミノキシジルにはほとんどその影響がないと言って良いようです。

ミノキシジルに関しては、生殖機能の減退や造精機能の影響なども見られないため、子作りに関してはほとんど問題ないと言えるでしょう。

▶ミノキシジルの効果について詳しく知りたい方はコチラ

デュタステリド

デュタステリドはフィナステリドに似ている作用があり、ジヒドロテストステロンを減らすことでAGAの治療を行っています。

そのため起きる可能性が考えられる副作用も似ていて、精液量の減退が見られるようです。

デュタステリドはそのまま精子に影響を与えると言って間違いはないでしょう。

AGAに関しては非常に良い効果を期待できるかもしれませんが、子作りを考える期間中には少し前から抑制するなど、何かしらの対策が必要かもしれません。

結論:フィナステリドは子作り期間中に服用しても問題ない

結論として、フィナステリドは子作りの期間中に体に取り入れても大きな問題はないと言えるでしょう。

男性が服用しても子どもへの影響はありませんし、ごく稀に起きる可能性がある副作用に注意をしておけば大丈夫です。

ただ、妊娠中や妊活中の女性にとってフィナステリドは問題があります。

まかり間違って女性が服用することがないように、また肌に触れるようなことがないように注意をすることが大切です。

男性女性共に気を付けていれば、フィナステリドは有効に作用するでしょう。