アフターピル

アフターピルで生理遅れる?生理と消退出血との違いについて

アフターピル

アフターピルによる生理への影響

アフターピルはホルモンバランスに作用するため、さまざまな影響を与えます。

その中のひとつとして挙げられるのが生理への影響です。

アフターピルの服用により生理周期が10日前後乱れる可能性があります。

服用後に生理がこないとき、避妊に失敗してしまったのではないかと焦る方も多いでしょう。

しかし、単に生理が遅れているだけという可能性があるのです。

まずは焦らず、予定周期から10日ほど経過するのを待ちましょう。

アフターピルによる生理の遅れについて

生理が遅れる原因

アフターピルの服用で生理が遅れる原因は、ホルモンバランスへの作用が関係しています。

アフターピルとは、主成分であるエストロゲン(黄体ホルモン)を体に取り入れることで排卵を抑制、着床を防ぎ避妊する薬です。

そのため一時的にホルモンバランスに乱れが生じることがあり、生理が前後することがあります。

生理が来ない場合

判断の目安はアフターピル服用後3週間です。

アフターピルの服用から3週間経っても出血がない(生理がこない)場合は、避妊に失敗し妊娠している可能性があります。

服用から3週間が経過しても生理がこない場合は、クリニックを受診するか、妊娠検査薬を試しましょう。

生理が遅れているだけという可能性もありますが、自己判断せずしっかりと確かめることが大切です。

アフターピル服用後の消退出血について

消退出血とは、アフターピルの服用でホルモンに変化が起き、子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる出血です。

避妊が成功すればアフターピル服用後、約3日~3週間以内で起こります。

特徴は生理よりも少量で期間も短いことです。

アフターピル服用後の消退出血について

消退出血と生理の違い

生理は周期により自然に子宮内膜が剥がれ落ちて出血しますが、消退出血はアフターピルによって人工的に起こす出血です。

下記より消退出血と生理の特徴についてまとめました。

■消退出血■生理
出血の量少量多量
出血の期間3~5日程度3日以上
出血のタイミング服用から2日~2週間後服用から3週間後
出血の状態
(粘性の有無)
粘性は低い粘性は高い

消退出血は生理に比べ、少量で期間も短いという特徴があります。

また、消退出血は粘性が低くサラサラとしています。

消退出血後の生理について

消退出血のあとに生理がくることで、月に2回出血が起こる場合もあります。

ほかにも生理予定日から遅れて生理がくる場合や、消退出血と生理が同時に来る場合もあり、個人差があるため一概にいえません。

また消退出血や生理ではなく不正出血の可能性もあるため、出血があった場合も妊娠検査薬などでチェックしておくと安心です。

アフターピルで避妊できたか判断する方法

アフターピルによる避妊の成功を確かめる方法は下記の3つです。

アフターピルで避妊できたか判断する方法

それぞれ詳しく解説していきます。

消退出血の有無

避妊の成功を確かめる方法のひとつとして、消退出血の有無があります。

消退出血とはアフターピル服用後、生理予定日でないにも関わらず起こる出血で、避妊が成功したときことを知らせるサインです。

服用後2日~2週間後に起こり、出血は生理に比べ少量で期間は短期間(2日~3日)といった特徴があります。

消退出血は避妊が成功したことを知らせるサインのひとつです。

生理の有無

消退出血が無い場合でも、生理の有無により避妊の成功を確かめることが可能です。

アフターピル服用後3週間以内に月経があれば避妊に成功したといえます。

消退出血が無くても焦らず、まずは生理がくるのを待ちましょう。

妊娠検査薬の結果

避妊が成功したか自分で確認する場合、もっとも有効な方法が妊娠検査薬です。

妊娠検査薬は性行為からおよそ4週目ごろから使うことができます。

正しく使えば高い精度で妊娠の有無をチェックすることができるので安心です。

消退出血や服用後の生理に関する質問

アフターピル服用後の消退出血や生理について、よくある質問にお答えします。

疑問や不安を解決しましょう。

消退出血が1週間以上続くことはありますか?

消退出血は通常3~5日程度という短い期間で起こる出血です。

生理と消退出血が重なったり、消退出血の数日後に生理が来たりする可能性はありますが、10日以上出血が続く場合は念のため婦人科を受診してください。

また出血量や色は人それぞれのため、消退出血であることの判別は非常に困難です。

自己判断はせずに病院を受診することをおすすめします。

消退出血が起こらないことはありますか?

通常、避妊が成功すればアフターピル服用後、約3日~3週間以内で消退出血が起こります。

3週間起こらない場合はアフターピルによる避妊が失敗している可能性もあるため、クリニックを受診するか、妊娠検査薬による検査をしましょう。

アフターピルで生理周期が乱れることはありますか?

アフターピルによる生理周期の乱れは一時的です。

ホルモンバランスの変化で生理周期が乱れることはありますが、2度目以降の生理は一般的には周期通りにくるといわれています。

しかし、妊娠しているかもしれないという不安がストレスとなり、それが原因で生理不順になってしまうことも考えられるため、できるだけリラックスして過ごすことが大切です。

消退出血と生理の主な違いはなんですか?

アフターピルを飲んだあとの消退出血は、通常の生理よりも出血量が少なく、短期間でおわるといった特徴があります。

また消退出血はいわゆる人工的に起こす生理で、消退出血と生理はどちらも子宮内膜が剥がれることによって起こる子宮からの出血です。

服用後に生理が重くなることはありますか?

アフターピル服用後の生理は重くなることがあります。

これはアフターピルの作用によりホルモンバランスが不安定になり、それによって子宮内膜が通常より厚くなることが原因です。

また低用量ピルのような生理痛を軽くする作用はアフターピルにはありません。

消退出血や服用後の生理に関する体験談

実際にアフターピルを服用した方々の口コミを集めました。

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30歳 maxさん

副作用がキツかったですが、3日後に無事出血が来ました。

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27歳 かしわさん

服用後、4日で出血。

きちんと妊娠回避できて助かりました。

ただ、服用することで生理周期が乱れてしまいます。

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21歳 rinnさん

服用から1週間後に消退出血が起こり、避妊は成功しました。

(性行為から24時間以内に服用したので大丈夫だとは思ってましたが、やっぱり不安もありました。)

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22歳 まんじゅうさん

無事に消退出血きたので、避妊は成功したと思いますが、あくまでも万が一のための薬で、ちゃんとゴムを使った避妊が一番体にはいいのかなと思います。

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22歳 Hawaiiさん

服用してから1週間以内に生理がきたのでほっとしました。