AGA・薄毛

円形脱毛症とAGAとの違いについて解説!|あなたの薄毛はどんな症状?

AGA・薄毛

AGAと円形脱毛症の違い

脱毛の症状名として「AGA」「円形脱毛症」という言葉を聞いたことはありませんか?

どちらも脱毛症の一つですが、どちらがどのようなものか判断しづらいと思います。

ここではAGAと円形脱毛症の違いについて解説し、脱毛の悩みを抱える方に適切な判断が出来る材料を提供できる機会になればと考えています。

AGAとはどのような症状か

AGAは男性型脱毛症と呼ばれる薄毛症状の一種です。

薄毛症状は主に前髪の生え際や頭頂部に現れます。

初期症状として、髪が細くなり頭皮が透けやすくなります

進行速度としては長期的なため、自身のAGAに気が付いた時にはかなり悪化していることが多くあります。

AGAになる確率は家族にAGA罹患歴がある方ほど高いとされ、男性の80%以上が発症するとされています。

円形脱毛症とはどのような症状か

円形脱毛症は頭髪に現れる円形の脱毛症状のことを指します。

円形脱毛症の症状は主に頭髪の一部分、または複数箇所に現れます

初期症状は基本的には存在せず、突然抜け毛が目立つようになります

円形脱毛症は進行速度が速いことが特徴で、抜け毛が始まってから数日~数週間で小さな円形の薄毛症状が現れます。

そのまま放置しておくと円が広がったり、ほかの箇所にも円形の脱毛が現れる場合があります。

症状は一時的な場合もありますが、慢性化する可能性も少なくないため注意が必要です。

AGAと円形脱毛症の症状の比較

AGAと円形脱毛症の薄毛症状は以下のように比較することができます。

AGA円形脱毛症
脱毛箇所前髪の生え際や頭頂部頭髪の一部分、または複数箇所
初期症状髪が細くなり頭皮が透けやすくなるなし
進行速度長期(数年単位)短期(数日~数週間程度)

円形脱毛症はAGAに比べて抜け毛が始まって数日で完全に脱毛箇所の髪が抜けきります。

AGAは進行速度が長期的かつ、広い面積で現れるため判断に時間がかかる傾向があります。

円形脱毛症の場合、脱毛部分が頭髪の一部分、または複数箇所であっても短期間で抜け落ちるためすぐに判断できるでしょう。

AGAと円形脱毛症の原因の違い

ここではAGAと円形脱毛症の原因の違いについて紹介していきます。

AGAの原因とは

AGAの原因は1つではなく、様々な要因が重なって引き起こされるとされています。

AGAを引き起こす要素としては以下が有力視されています。

・男性ホルモンの変化
・遺伝
・生活習慣の乱れ
・ストレス

AGAの原因において一番解明が進んでいるのが男性ホルモンの変化によるものです。

AGAを発症している患者は男性ホルモンであるテストステロンが、頭皮にある特定の酵素(5αリダクターゼ)と結合することよってDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる悪玉男性ホルモンに変化しています。

DHT(ジヒドロテストステロン)が生成されると毛包が萎縮して髪が細くなり、最終的には抜け落ちるようになります。

AGAによる抜け毛が頭髪に現れるのは、5αリダクターゼが主に頭皮に分布する酵素であるためです。

このような男性ホルモンの変化に加えて、遺伝や生活習慣の乱れ、ストレスが合わさることでAGAは進行していきます。

円形脱毛症の原因とは

円形脱毛症の原因は、主に免疫系の異常による自己免疫疾患であるとされています。

通常、体内に侵入した異物や危険物質から身を守るために機能するはずの免疫系が攻撃対象を誤り、頭皮に存在する毛包や毛根を攻撃することで脱毛が起こります。

自己免疫疾患は以下の要因で引き起こされる可能性があります。

・病気
・ストレス
・遺伝
・薬
・日光
・放射線
 など

要因は多岐に渡るため、個人での判別は難しいことがほとんどです。

一時的に免疫機能に異常が発生している場合もあれば、長期にわたり慢性化する場合もあります。

AGAと円形脱毛症の原因の比較

AGAと円形脱毛症の原因は以下のように比較することができます。

AGA円形脱毛症
原因・男性ホルモンの変化
・遺伝
・生活習慣の乱れ
・ストレス
自己免疫疾患

AGAに比べて原因を判断しやすい円形脱毛症ですが、自己免疫疾患の要因を判断することも容易ではないためどちらも慎重な判断が必要です。

AGAと円形脱毛症の治療法の違い

ここではAGAと円形脱毛症の治療法について紹介していきます。

AGAの治療法とは

AGAの治療法としては以下が挙げられます。

・投薬治療
・生活習慣の改善

AGAの原因は男性ホルモンの変化と生活習慣の乱れが複合的に合わさって起こるとされているため、投薬治療と生活習慣の改善を並行して行っていく必要があります。

治療薬には外用薬と内服薬があり、どちらも主にミノキシジルという成分が使用されることが多いです。

ミノキシジルは以下の作用から発毛治療に使用されています。

・血管拡張作用
・毛母細胞の増殖を促進

血管拡張作用によって促進された血流は髪に栄養を届けやすくします

またミノキシジルは新しい髪を生み出す毛母細胞の増殖が期待できるため、発毛治療には欠かせない存在です。

しかしミノキシジルは完璧なAGA治療薬ではないため、髪の健康状態を保つ育毛剤や生活習慣の改善と合わせて治療を行っていく必要があります。

ミノキシジルの投薬を含むAGAの治療に即効性はないため、4か月以上の長期治療、加えてその継続が必要です。

円形脱毛症の治療法とは

円形脱毛法の治療法としては以下が挙げられます。

・投薬治療
・外科治療
・自己免疫疾患の要因排除

投薬治療の場合、ステロイドなど炎症を抑え込む薬が使用されることが多いです。

免疫疾患による炎症を抑え込んでも発毛が見られない場合は、合わせてミノキシジルなどの発毛剤を使用することもあります。

外科治療は紫外線や赤外線の照射、冷却治療などがあります。

そのほかに、自己免疫疾患の要因を可能な限り排除するというものがあります。

もし原因が患っている病気の治療薬や遺伝にある場合は難しいですが、ストレスや日光を原因とする場合はそれらを出来るだけ生活から取り除くことも治療の1つとされています。

AGAと円形脱毛症の治療法の比較

AGAと円形脱毛症の治療法は以下のように比較することができます。

AGA円形脱毛症
治療法・薬剤治療
・生活習慣の改善
・薬剤治療
・外科治療
・自己免疫疾患の要因排除

AGAも円形脱毛症も投薬治療を行う点が共通しています。

AGAの治療にも光レーザーなどを用いた外科治療は存在しますが、最も有効性が高いとされる薬剤治療が主な治療法となります。

AGAも円形脱毛症のどちらの治療においても即効性はなく、長期的に治療を継続していくことが基本とされています。

AGAと円形脱毛症の予防方法の違い

ここではAGAと円形脱毛症の予防方法について紹介していきます。

AGAの予防方法とは

AGAは遺伝的要因が関与しているため、完全に予防することは出来ません。

そのため一番重要なことは早期発見と早期治療です。

しかしながら生活習慣を整えることや、定期的な頭皮ケアは予防法の一つではあります。

睡眠不足や偏った食生活を避け、ストレスの少ない生活を送ることは髪の成長を妨げないことにもつながります。

頭皮ケアは発毛治療にも欠かせないことなので早くから行っておいて損はありません。

男性の80%が抱える悩みといわれるAGAに立ち向かう準備を早くから始めておくことが最大限の予防といえるでしょう。

円形脱毛症の予防方法とは

円形脱毛症も原因が解明しづらい自己免疫疾患によって引き起こされる場合が多く、完全な予防法はありません。

AGAと同様、一番重要なことは早期発見と早期治療です。

しかしながらストレスの軽減や生活習慣の改善などを心がけることは免疫機能を整える一環になり得ます。

睡眠環境や食生活を定期的に見直し、ストレスから離れた生活を送ることができれば、免疫疾患の要因を減らすことは可能です。

AGAと円形脱毛症の予防方法の比較

AGAと円形脱毛症の予防方法は以下のように比較することができます。

AGA円形脱毛症
予防方法※前提として完全な予防方法はなし
・生活習慣を整える
・定期的な頭皮ケア
※前提として完全な予防方法はなし
・ストレスの軽減
・生活習慣の改善

AGAと円形脱毛症のどちらも明確な予防方法はありません。

発見次第、医療機関へ相談を行い、早期治療に入ることが一番の解決策といえます。

その点を踏まえた上で、原因となりえる生活習慣やストレスと向き合いながら改善の糸口を見つけていくことが重要です。

AGAと円形脱毛症の進行の違い

ここではAGAと円形脱毛症の進行の違いについて解説していきます。

AGAの進行の仕方とは

AGAの進行の仕方は、ハミルトン・ノーウッド分類によって表されることが多くあります。

ハミルトン・ノーウッド分類とは

アメリカの皮膚科医ハミルトン氏、並びにノーウッド氏が提唱したAGAの進行度合いの分類。
AGAの進行度合いを大きく3つに分け、さらに複合的に分類したもの。

分類と症状は以下のように表されます。

分類症状
Ⅰ型AGAの初期症状。前髪が少し後退し始める。見た目には気が付きにくい。
Ⅱ型Ⅰ型よりも前髪が後退し始め、見た目にも気が付きやすい状態。
Ⅱ型 vertexⅡ型の症状に加え、頭頂部が円形に薄くなる。
Ⅱa型Ⅱ型の症状に加え、前髪の後退が進行した状態。
Ⅲ型前髪の薄毛がM字型に拡大し、薄毛部分がくっきりと現れ始める。
Ⅲ型 vertexⅢ型の症状に加え、頭頂部に頭皮の露出が目立ち始める。
Ⅲa型前髪が横に広く後退し始め、V字型に薄くなった状態。全体的な髪のボリューム減少も確認できる。
Ⅳ型前髪に現れたM字型の薄毛が進行し、加えて頭頂部も円形に薄くなり始めた状態。
Ⅳa型Ⅲa型の症状が深刻化し、V字型の中央部分にも薄毛が進行し始めた状態。
Ⅴ型前髪の後退と頭頂部の薄毛が深刻化し、境目なくなり始めた状態。
Ⅴa型前髪と頭頂部の薄毛に境がなくなり始め、その間に帯状の健康な髪が残る。
Ⅵ型前髪の後退と頭頂部の薄毛が深刻化し、境目が完全になくなった状態。
Ⅶ型前髪と頭頂部の頭皮が完全に露出し、後頭部まで薄毛が進行した状態。

欧米人の薄毛を元にした分類であるために完璧に日本人に当てはまるわけではありませんが、おおかたAGAは上記の様に進行していくとされています。

AGAは徐々にゆっくりと進行していくため、気が付いた時にはかなり薄毛症状が進んでいる事が多くあります。

薄毛と感じていなくても「以前よりも毛が細くなっている気がする」と感じた段階で医療機関に相談を行ってもいいかもしれません。

▶AGAのセルフチェック方法を詳しく知りたい方はコチラ

円形脱毛症の進行の仕方とは

円形脱毛症は進行が速いという特徴があります。

抜け毛が始まってから数日で数ミリから1センチ程度の円形脱毛が現れます。

一時的な脱毛に留まり自然治癒する場合も少なくありませんが、放置していると数週間~数年単位で円形脱毛の直径が拡大することもあります。

また小さな脱毛であっても複数箇所に脱毛が広がることもあるため、発見次第すぐに治療を始めることが重要です。

AGAと円形脱毛症の進行の比較

AGAと円形脱毛症の進行は以下のように比較することができます。

AGA円形脱毛症
進行速度長期(数年単位)短期(数日~数週間程度)

円形脱毛症は進行が早いため、早期に発見することが出来ますがAGAは進行速度が比較的遅く、気が付きにくいものです。

どちらも放置しておくと悪化することがほとんどであるため、発見からすぐに治療を始めることが効果的な改善につながります。

AGAと円形脱毛症の診断方法の違い

ここではAGAと円形脱毛症の診断方法の違いについて解説していきます。

AGAの診断方法とは

AGAの診断には、主に検査や検査結果を用いた診断方法があります。

まずはじめに、医師が頭皮や毛髪の状態を観察し、脱毛の程度や毛髪の細さ、頭皮の状態などから診断を行います。

また、血液検査やホルモン検査、頭皮の皮膚生検などを行い、原因を特定することもあります。

AGAは、一般的に遺伝的な要因が関係しているため、家族歴の有無も診断に役立つ情報です。

これらの検査結果や観察結果を総合的に判断することで、AGAの診断が行われます。

円形脱毛症の診断方法とは

円形脱毛症の診断には、主に頭皮や毛髪の状態を観察する方法があります。

症状としては、頭皮に円形の脱毛部が現れることが多く、その周囲には細い毛髪が残っていることが特徴です。

また、発症部位に炎症が生じている場合もあります。

診断には、症状の観察に加えて、頭皮の検査や血液検査を行うこともあります。

炎症が生じている場合は、炎症の原因を特定するために頭皮の皮膚生検を行うこともあります。

円形脱毛症は原因がはっきりとしていないため、診断には慎重な判断が必要となります。

AGAと円形脱毛症の診断方法の比較

AGAと円形脱毛症の診断方法は以下のように比較することができます。

AGA円形脱毛症
診断方法・頭皮や毛髪の確認検査
・血液検査
・ホルモン検査
・頭皮の皮膚生検
・問診(家族歴の有無など)
・脱毛部の確認検査
・血液検査
・頭皮の皮膚生検
・問診(家族歴の有無など)

AGAと円形脱毛症の診断方法はAGAのホルモン検査以外ほぼ同様です。

円形脱毛症は見た目にわかりやすい脱毛症ではありますが、AGA同様に脱毛症であることに変わりはないため診断方法は似通っています。

AGAと円形脱毛症の共通点

AGAと円形脱毛症では原因が異なりますが、どちらも薬剤を使った治療を主としています

それぞれの症状に効果的な治療薬は以下の方法で購入することが可能です。

AGA円形脱毛症
治療薬の購入方法・クリニック、病院処方
・個人輸入通販
・クリニック、病院処方

クリニックや病院からの処方を受けて治療薬を購入することはAGA・円形脱毛症ともに可能です。

しかしAGA治療全般と円形脱毛症の一部治療は保険が適応されないため注意が必要です。

AGA治療薬に限りますが個人輸入通販で治療薬を購入することも可能です

ライフパートナーで取り扱いのあるAGA治療薬をいくつか紹介します。

・ツゲイン(ミノキシジル)

ツゲインは頭皮に直接塗布して使用する、ミノキシジルの外用薬です。

スプレーとスポイトの2通りの方法で塗布が行えるため、自分が1番頭皮に浸透させやすい方法を選ぶことが出来ます。

ミノキシジルの成分量は2.5%/5%/10%の3種類で、薄毛の進行に合わせて成分量の使い分けが可能です。

有効成分/主成分ミノキシジル2%、5%、10%
効果・効能発毛・育毛
内容量60ml
価格2,500円/1本
タイプ外用薬
使用方法薄毛が気になる箇所に1日2回(朝・晩)1mlを塗布
副作用初期脱毛、かゆみ、かぶれ、むくみ、しびれ、体のほてり、体重増加、性欲減退

ミノキシジルタブレット(ノキシジル)

ミノキシジルタブレットは直接服用するミノキシジル配合の錠剤タイプの発毛剤です。

発毛効果を実感しやすいとの声が多く、AGAクリニックでも処方されています。

ミノキシジルタブレットはジェネリック医薬品であるため成分・効果は変わらずに手ごろな価格でお買い求めいただけます。

有効成分/主成分ミノキシジル5mg/10mg
効果・効能発毛・育毛
内容量100錠
価格3,800円/1箱
育毛剤のタイプ錠剤
使用方法1日1回半錠~1錠を決まった時間に服用
副作用初期脱毛、多毛症、頭痛、胸痛、顔や手足のむくみ、皮膚の紅潮、動悸、息切れ、立ちくらみ、めまい