「最近抜け毛が増えてきた・・・」「抜け毛が増えてきたのに、原因が分からない」など、抜け毛に関して悩みを抱えている方は数多く存在します。
この記事では、一過性の抜け毛とAGAの見分け方、さらに抜け毛の原因について詳しく解説していきます。
抜け毛の原因一覧
抜け毛と言っても、その原因は多種多様です。
抜け毛を防ぐためには、まず原因を正確に把握し、それに応じた対策を取ることが非常に重要です。
ここでは考えられる抜け毛の原因を14種類紹介します。
栄養バランスの偏り
栄養バランスが偏ると、髪の毛を育てるために必要な栄養素も不足します。
日々の食事を見直し、以下の栄養素が十分に摂取できる食生活を心がけることが重要です。
・ビタミンD
・鉄分
・亜鉛
・ビタミンB群 など
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れは身体機能に影響を及ぼしやすく、大きな抜け毛の原因です。
不規則な食生活は栄養不足を招き、運動不足は血行不良を起こしやすくなります。
もし睡眠が不足している場合はホルモンバランスが崩れやすくなり、ヘアサイクルの乱れを起こしやすくなります。
季節の変わり目の影響
季節の変わり目も抜け毛に影響しています。
秋冬に移り変わる時期は乾燥が進み、フケが出やすいなど頭皮環境が悪くなります。
夏場に近づくと頭皮がベタつきやすくなるため、清潔に保っていなければ毛穴は詰まりやすくなるでしょう。
頭皮は外気の影響を受けやすいため、注意が必要です。
間違った洗髪・シャンプー
間違った洗髪やシャンプーは頭皮を傷つけ、抜け毛の原因になります。
自分では気を遣っているつもりでも時折以下のような行為をしていませんでしょうか?
・髪を強くこすり洗う
・熱いお湯で髪を洗う
・強力な洗浄剤を使う
これらの行為は頭皮を傷つけやすく、髪を細く抜けやすくしてしまう要因になります。
ドライヤーの当て方の問題
髪が長い人に多い抜け毛の原因として「ドライヤーを長時間当てている」ということがあります。
髪はきちんと乾かさなければ不潔になってしまいますが、長時間ドライヤーを当てた場合は頭皮と髪の乾燥が進んでしまいます。
乾燥は髪が抜けやすい頭皮を生んでしまうために、ドライヤーの使用時間には注意しましょう。
加齢の影響
年齢を重ねるにつれ、髪の細胞分裂能力が低下し、髪の毛の成長が遅くなります。
また、加齢による男性ホルモンの増加で、男性型脱毛症が起こることがあります。
これらの影響を受けた髪の毛は、細く弱くなって抜けやすくなります。
病気の可能性
病気が起因となり抜け毛を引き起こす場合もあります。
例えば、バセドウ病と呼ばれる甲状腺機能の亢進を引き起こす病気では、新陳代謝が活発になりすぎるために成長しきっていない髪が抜けやすくなります。
がんを患った場合、抗がん剤治療による副作用で抜け毛が起こることは有名です。
病気そのものによる抜け毛や治療薬の副作用によって起こる抜け毛は多様に存在します。
喫煙
タバコに含まれる有害物質は毛細血管を収縮させます。
縮んだ血管は栄養や酸素を運びにくくなるため、髪の成長を阻害してしまいます。
抜け毛を少しでも減らしたい方は禁煙がおすすめです。
過度のストレス
ストレスをため込むことで人間の身体は様々な状態異常を起こします。
ホルモンバランスの乱れや血行不良はその代表で、どれもが抜け毛の原因となりえます。
ストレスを0にすることは難しいですが、出来る限る解消しながら日々を過ごすことが抜け毛を減らすことにつながります。
ホルモンバランスの崩れ
ホルモンバランスの乱れはヘアサイクルの乱れにつながり、抜け毛を引き起こしやすくなります。
ホルモンバランスが乱れる要因は睡眠不足や偏った食生活、加齢による場合など様々です。
これらを簡単に正すことは出来ませんが、生活習慣を見直すことで少しずつ解決することも多いです。
ヘアスタイル
ヘアスタイルも抜け毛の原因となることがあります。
毎回同じ箇所で髪を縛ったり、整髪料などで分け目を固定したりすると、その部分から抜けやすくなる場合があります。
普段から帽子をよく被る人も、締め付けが抜け毛の要因になる場合は少なくありません。
ヘアスタイルはあまり固定せず、分け目や縛る箇所は毎日変えてあげることが重要です。
カラーリングやパーマ薬剤の影響
カラーリングやパーマ薬剤は頭皮と髪を傷つけやすい要因です。
適切なケアを行わずにカラーリングやパーマをした場合は髪が切れやすくなるほか、頭皮の荒れが進み抜け毛の原因となります。
もしカラーリングやパーマを行う場合はヘアケアを入念に行い、髪と頭皮の環境を整えましょう。
紫外線
紫外線は頭皮に悪影響を及ぼす場合があります。
長時間紫外線にさらされた頭皮は日焼けをしてしまうほか、乾燥や炎症を引き起こす場合もあります。
しかし、紫外線のおかげで頭皮はターンオーバーも行います。
必ずしも悪影響ばかりではない紫外線ですが、外に出る機会が多い場合などは出来るだけ対策をしておく必要があります。
AGA
AGAとは、男性ホルモンの作用によって引き起こされる薄毛症で、男性型脱毛症とも呼ばれます。
遺伝的な要因やホルモンバランスの変化が関係しているとされ、女性が発症することもあります。
AGAは徐々に治療法が確立されていっているため、早期治療で改善が見込めます。
AGAの治療法としてはミノキシジルやフィナステリドなどを使用した薬物療法が主流です。
抜け毛が正常なのか?異常なのか?
抜け毛にはAGA以外にも、生活習慣の乱れやストレス、季節の変化などの様々なタイプがあります。
そのため、何が原因で抜け毛が起きているのかは判断しづらいものです。
正常な抜け毛の場合
正常な健康状態であっても、1日50~100本は抜け毛があるものです。
髪の毛は成長期・退行期・休止期の3つのターンを約3か月のスパンで繰り返しながら生え変わっています。
これはヘアサイクルと呼ばれ、休止期を経た髪の毛が抜け毛となります。
異常な抜け毛の場合
抜け毛が異常であるかを判断する基準は抜ける本数と頻度から判断することが出来ます。
まず抜ける本数ですが、通常1日50~100本の抜け毛が2倍以上抜ける場合は異常といえます。
さらに頻度でいえば、約3か月のヘアサイクルを超えて通常の2倍以上の抜け毛が1か月に何度もある場合は異常です。
これらの症状が見られる場合は適切な治療を受ける必要がある可能性が高いです。
抜け毛の対処方法
抜け毛の前述した種類の原因がいくつも重なって引き起こされる場合がほとんどです。
そのため簡単に対処することは難しいのが現状です。
しかし、抜け毛の原因には生活の中でちょっとしたことを気を付けるだけでも改善に向かう場合が多くあります。
ここでは抜け毛の対象方法を10種類紹介します。
ストレス対策
ストレスは抜け毛の原因の中でもかなり多い原因の一つです。
ストレスの感じ方は人によって異なるため、自分だけにあったストレスの対処法を知ることが大切です。
家に閉じこもってばかりいる生活を送っている人は外に出ることでリフレッシュにつながりますし、逆に外の時間が長い人は家でゆっくりする時間を設けるのもいいかもしれません。
身体と心を気遣い、あまり無理をしないことが抜け毛対策につながります。
適度な運動
適度な運動は血行改善に効果的です。
血行が良くなると頭皮に栄養が行き届きやすくなり、抜けにくい髪が育つ環境が整いやすくなります。
ウォーキング、ヨガなどの軽い運動でかまいませんので、毎日続けることが重要です。
栄養バランスの良い食事
栄養バランスの良い食事を心がけることも抜け毛予防に大切です。
特に、鉄分や亜鉛、ビタミンC、ビタミンB群などの栄養素は、頭皮や髪に必要な成分です。
バランスの良い食事を心がけ、不足しがちな栄養素はサプリメントで補うと良いでしょう。
質の良い睡眠
上質な睡眠にはホルモンバランスを整える効果があり、抜け毛に効果的です。
睡眠不足によって疲労した身体では生活環境も乱れやすくなるために、髪の成長を妨げる機会を増やしてしまいます。
睡眠は日々の習慣から徐々に整っていくものなので、毎日同じ時間に寝る努力をすることが重要です。
自分に合った寝具を使ってみたり、入眠に良いとされるアロマやストレッチなどをしてみるのも良いかもしれません。
シャンプーを抜け毛対策用に変更
シャンプーを抜け毛対策用のものに変えるのも一つの方法です。
頭皮の乾燥を防ぎたい場合は「ココイル〇〇」や「ラウロイル〇〇」と書かれた成分が入っているものを選んでみてください。
逆に頭皮のべたつきが気になっている場合は、炭やクレイを配合したシャンプーを選んで洗浄力を上げるのもいいでしょう。
ご自分にあった頭皮ケアをしていくことが抜け毛対策につながります。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは頭皮の血流を促進し、毛根を刺激して髪の成長を促す効果があります。
指の腹を使って優しく揉んだり、髪の生え際から下向きに引っ張ってストレッチする方法などがあります。
頭皮マッサージ専用のケア商品なども多く発売されていますので、その中から自分に合った商品を見つけることも頭皮ケアへの近道です。
紫外線から頭皮を守る
紫外線から頭皮を守ることで抜け毛が改善されるケースがあります。
紫外線の対策方法としては帽子が一般的ですが、最近は頭皮にも使える日焼け止めなどもあるので十分な対策が可能です。
しかし、帽子や日焼け止めを使っての紫外線対策は頭皮が蒸れやすくなるデメリットもあるため、日焼け止めサプリを服用する対策もおすすめです。
生活習慣の見直し
生活習慣の見直しは抜け毛対策の大きな第一歩になります。
睡眠と食事は毎日のことなので、この部分から改善していくことが望ましいです。
さらに喫煙している方であればタバコの本数を減らす、もしくは禁煙することで血行不良が改善する可能性が高くなります。
健康な身体を作り上げていくことで抜け毛を起こしにくいヘアサイクルが整っていきます。
洗髪後は髪を濡れたままにしない(ドライヤーで乾かす)
洗髪後は髪を濡れたままにしないことが抜け毛対策の重要なポイントです。
髪を濡れたまま放置していると、頭皮が蒸れて菌が繁殖しやすくなり、かゆみやフケの原因にもなります。
乾かす際はドライヤーの熱風が直接頭皮に当たりすぎるとダメージを負いやすくなるため、注意する必要があります。
AGA治療薬の服用
AGA(男性型脱毛症)に対しては、AGA治療薬の使用が効果的です。
AGA治療薬はクリニックを受診するか、個人輸入通販を通して購入が可能です。
個人輸入通販ではクリニック処方と同成分のAGA治療薬を多く取り扱っており、ラインナップは以下のようなものがあります。
ノキシジルタブレット(ノキシジル)
ミノキシジルタブレット(ノキシジル)は発毛成分ミノキシジルを錠剤タイプにした内服薬です。
ミノキシジルはAGAクリニックでも処方される発毛成分で、髪の毛の元となる毛母細胞を活性化させる効果があります。
1箱100錠入りなので、1日1錠を目安に服用する本薬は価格的にも継続しやすいメリットもあります。
有効成分 | ミノキシジル5mg、10mg |
価格 | 3,800円(100錠)~ |
フィンペシア(プロペシアジェネリック)
フィンペシア(プロペシアジェネリック)はAGAの原因である「ジヒドロテストステロン」の増殖を抑えます。
抜け毛の進行を食い止める効果が期待できるため、発毛剤との併用で新しい髪を育てることが可能です。
有効成分 | フィナステリド1mg |
価格 | 1,350円(30錠)~ |