バリフは製造中止なのか?
バリフのことをネットで調べたりすると、製造中止などが目に入ることがあります。
しかし、実際にはバリフは現在も製造販売されていて購入することが可能です。
何故そんな噂が立ったのでしょうか?
実は過去にバリフは製造が中止されたこともあり、それが原因の1つであると考えられます。
※現在、個人輸入代行サイト等でバリフを購入することは可能です。
この記事では「バリフ製造中止」の噂が広まった経緯などについて説明していきます。
バリフの先発薬である「レビトラ」の販売中止
レビトラはバリフの「先発薬」に該当するED治療薬で、以前はドイツのバイエル社が製造・販売をしていました。
しかし、レビトラは2021年に販売中止が発表され、その後市場からは徐々に消えていきました。
※先発薬とは
最初に開発、承認、発売された医薬品のことで、新薬とも呼ばれています。
新薬を開発したメーカーには特許権が与えられ、特許期間中はその薬を独占的に製造・販売することが可能です。
販売中止になった経緯として
レビトラの生産・入荷などが一定数に追いつかないことが原因のようです。
参考ページ
レビトラR錠 5mg/10mg/20mg 販売中止のお知らせ(2022年9月)
バリフはレビトラの「ジェネリック医薬品」
バリフはレビトラのジェネリック医薬品としてインドのアジャンタ・ファーマ社で製造販売がされました。
レビトラと同じようにバルデナフィルを有効成分として使用していて、得られる効果もほとんど同じなのが特徴です。
関連ページ
バリフの効果|効果の特徴や硬さ|即効性や持続時間について解説
※ジェネリック医薬品とは
先発薬と同じ有効成分を配合しており、効き目や品質、安全性が同等な医薬品を指します。
製品によっては服用しやすいよう錠剤の大きさや味・香りを改良したタイプも存在します。
レビトラが販売中止になったことから、バリフも同じように販売中止になったと噂されるようになったのかもしれません。
過去のバリフ製造中止
バリフはレビトラジェネリックとして人気のあるED治療薬ですが、過去に製造中止となったことがあります。
これはレビトラの製造販売会社であるバイエル社が、バリフを製造しているインドのアジャンタ・ファーマ社の製造販売中止を求める訴えがされたからです。
実際に、2016年にデリーの高裁によってバイエル社の訴えが認められ、バリフの仮差止命令が下されました。
当時から人気の高かったバリフの製造中止がされることになり、世界中に衝撃が走りました。
バイエル社の訴えにより、一度は製造販売自体が中止に追い込まれたバリフでしたが、現在では復活しています。
これはアジャンタ・ファーマが不服申し立てを行い、規定の条件を守ることで処分が撤回されたからです。
インド国内で、雇用や国の利益的な観点で指し止めることはよくないと判断されたことも理由にあります。
アジャンタ・ファーマ社に出された条件としては、医薬品の製造輸出の記録を3ヶ月おきに裁判所へ提出するということでした。
バリフの製造中止に関するまとめ
バリフはネットで噂されているように、実際には2016年に一度製造販売を中止されています。
しかし、2017年以降にその中止も撤回され現在では製造販売を続けています。
一方で先発薬のレビトラはバイエル社がすでに製造販売を中止していることから、入手するのが難しい現状です。
もし、レビトラの購入を考えていた場合は「レビトラと同じ成分、効果でより安く買えるバリフ」の購入を検討してみるのも良いでしょう。