早漏

早漏の症状と対策|おすすめ早漏改善薬

早漏

早漏(そうろう)とは

早漏とは「性行為の際に射精がコントロールできず、早く射精してしまう状態」のことです。

本人が希望するタイミングで射精できず、性行為のパートナーが満足できていない状態で射精してしまうので、男性にとっては自信喪失に繋がり、セックスレスなどパートナーとの関係悪化の原因にもなり得ます。

なお、早漏は射精障害の1つであり、医学的な定義としては以下の状態が「早漏」とされています。

早漏の定義

・いつも膣への挿入前、または挿入後1分以内に射精が起こる
・射精のタイミングを遅らせることが全くできない、またはほとんどできない
・射精が早いことに苦痛や悩み、欲求不満があり、セックスに消極的になる

射精がどれくらいであれば早い、と感じるかは人それぞれなので、もちろん個人差があります。
しかし、上記の定義を踏まえて、もしSEXの際に以下の状態に当てはまる場合は、早漏である可能性が高いです。

SEXの時、毎回挿入前に射精してしまう
・SEXで膣へ挿入後、1分前後で射精してしまう
・パートナーが自身とのSEXに満足していない

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女性が希望する挿入時間

SEXの時「どれくらいの挿入時間があれば女性は満足するのか」は、早漏に悩む男性が気になるところだと思います。

一般的な調査では、女性が希望する挿入時間は10~20分とされています。

ちなみに男性が膣内に挿入後、射精までにかかる時間は5~7分と言われています。

そのため、挿入してから射精に至るまで、平均して約15分ほど持続できれば問題ないと思われます。

しかし、挿入から射精まで5分以下だった場合、パートナーがSEXに満足できず、不満を感じる可能性が出てきます。

女性が長い間不満を感じ続けていると、それは関係の悪化や、別れる原因にもなり得ます。パートナーとの良好な関係を続けていくためにも、少しでも早漏の疑いがあるなら、早めに治療する必要があります。

※参考サイト:ISSM(国際性医学学会): 早漏
※参考サイト:ISSM(国際性医学学会): 早漏とは何ですか

早漏に悩む男性は多い

ISSM(国際性医学学会)の世界的な調査によると、成人男性の約30%以上が早漏の症状に悩んでいるという結果が出ています。

また、早漏は40代を超えるとED(勃起不全)の合併症として発症することで知られています。
日本のED患者数は、2019年に行われた調査によると、約1,400万人に及ぶという結果も出ています。

しかし、早漏もEDもプライベートな問題です。
そのため、羞恥心や男性特有のプライドが壁となり、病院を受診して治療することに抵抗感を持つ男性は非常に多いです。

また、「放置したとしても、命に関わる病気ではないから」と考えている方も多くいます。
早漏やEDが他の病気に発展することはありませんが、早漏とEDの症状そのものが悪化することは十分にあり得ます。

早漏もEDも症状に思い当たることがあれば、できる限り早めに治療を行うことをオススメします。

早漏の原因

早漏は大きく分けて、身体的に原因があるケースと、精神的に原因があるケースが存在します。
それぞれのケースを詳しく解説するので、ご自身に当てはまる原因をチェックしてみてください。

原因が身体的にあるケース

早漏の原因が身体的にあるケースは、次の3つの症状に分けられます。

【過敏性早漏】

・早漏の中でも一番多く見られる症状。
・陰茎や亀頭部の感覚神経が過敏であることによって起こる。
・摩擦などによる、亀頭の刺激に慣れていない若年層に多く見られる。

【包茎性早漏】

・主に仮性包茎の方に起こる症状。
・勃起時以外は亀頭部が包皮に包まれ、亀頭への刺激に弱い状態。
・刺激に弱いため、SEXでの刺激に耐え切れずに早漏になっている。

※仮性包茎は特に治す必要はない状態ですが、包茎が原因で早漏の状態が続く場合は、包茎手術が必要となります。

【衰弱性早漏】

・加齢による、筋力の低下が原因で起こる症状。
・射精をコントロールする筋肉「射精管閉鎖筋」が低下し、射精のコントロールができない状態。

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原因が精神的にあるケース

早漏の原因が精神的にあるケースには、以下の症状があります。

【心因性早漏

・心因性の早漏は、SEXに対する恐怖心や不安感が原因で起こる症状。

以下のような条件に該当する方が心因性早漏になりやすい、と言われています。

■SEXの経験が少ない
■女性と接する機会がない
■長い間SEXをしていない
■初めてのセックスが緊張などで、上手くできなかった経験がある
■家族と同居していて、マスターベーションを早く終わらせている

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早漏の改善方法

ここでは、 早漏を改善する方法を詳しく紹介します。
1人でできる方法を3つ、パートナーに協力してもらう方法を3つ、そして最後に早漏防止薬を使用する方法について、それぞれ紹介していきます。

①意識の切り替え

早漏は、極端に興奮することで早い射精に繋がってしまいます。
そのため、興奮を抑えるには、意識の切り替えを行ってみましょう。

やり方はマスターペーションをする時に、射精感を感じたら、全く別のことを考えるだけです。
恐いことや驚いたことなど、性的な思考とは無関係なことに意識を切り替えてください。

②PC筋を鍛える

おしっこを我慢する筋肉のPC筋(骨盤底筋)は、毎日のトレーニングで鍛えられます。
PC筋が加齢などで衰えると早漏の原因にもなるので、PC筋を鍛えることで早漏改善に繋がります。
やり方はとても簡単で、以下の方法で鍛えられます。

PC筋のトレーニング方法

・肛門に5秒間だけ力を入れる
・肛門に力を入れるのをやめる
・この動きを1回10セット、1日3~4回行う

③スクイーズ法を行う

スクイーズ法は、陰茎を訓練することで早漏を改善する方法です。
PC筋を鍛えるのと同じくらいやり方は簡単で、以下の方法で行います。

スクイーズ法

・マスターベーションを行い、イキそうになるまでペニスを刺激する。
・「射精する!」と感じた際に、亀頭を手で圧迫して射精を止める。
・上記を数回繰り返してから、射精する。

スクイーズ法はマスターベーションの度に行うことで、射精までの時間を延長できます。
しかも、スクイーズ方を行って効果が実感出来た人は60%以上いると言われていて、確かな効果が期待できます。

④早漏を告白する

早漏をコンプレックスとして悩んでいる方は多いですが、あえて自分から女性に「早漏をカミングアウト」することで、早漏が改善されるケースもあります。

相手に知ってもらった状態でSEXができるため、緊張が解消されてリラックスした結果、「早漏が改善された」という例もあります。

⑤体位を変更する

SEXの体位で1番射精しやすい体位は「正常位」、次に「騎乗位」です。
そのため、早漏を防ぐには射精しづらい体位で行うのがオススメです。
なお、最も射精しにくいのは、以下の体位です。

早漏にオススメの体位

・座位
・対面上体立位

体位の変更は、いつもと違うSEXになるため女性側の反応も変わる可能性があります。
よって、早漏改善だけでなくマンネリ防止にも役立つというメリットがあります。

⑥セマンズ法を行う

セマンズ法は、SEXのパートナーに協力してもらって行う方法です。
1人では行えない代わりに、パートナーから受けるペニスへの刺激を実際に体感できるので、より実践的な早漏改善方法になります。

セマンズ法のやり方は3ステップあり、以下の方法で行います。

ステップ1

・パートナーにペニスを刺激してもらう
・パートナーにペニスを刺激してもらう
・上記の動作を4~5回繰り返してから、射精する。

※ステップ1を何度も繰り返すことで、まずは「手の刺激」に慣れていきます。

【ステップ2】

ステップ2は、ローションを使用してステップ1を行うだけです。

ステップ2

・ローションを使用して、ペニスを刺激してもらう
・射精直前に刺激を止めて、手を放してもらう
・上記の動作を4~5回繰り返してから、射精する。

ローションを使用した状態でも、刺激に慣れてガマンできるようになったら、ステップ3に進みます。

【ステップ3】

ステップ3では実際に挿入後、射精しそうになったら止める行為を繰り返すことで、射精までの時間を延長できるようになります。

ステップ3

・女性に騎乗位をしてもらう
・射精しそうになるまで動いてもらう
・射精直前に動くのを止めてもらう
・上記の動作を繰り返してから射精する

⑦早漏防止薬を使用する

「早漏をすぐにでも改善したい」という方にとって、最も効果があるのが早漏防止薬を使用する方法です。

早漏防止薬には、早漏の原因に合わせて改善効果に特化した成分が含まれているため、より確実で高い効果が期待できます。

早漏改善に有効な成分

早漏防止薬に含まれている成分には、身体的原因の早漏に効くものと、精神的原因の早漏に効くものがあります。

身体的原因に効く成分

身体に原因がある早漏に効く有効成分には、主に下記のものがあります。

早漏に有効な成分

・リドカイン
・ベンゾカイン

これらの成分は、病院で局所麻酔薬としても使用されている成分です。
早漏防止薬では、塗り薬としてペニスに直接塗布するタイプの薬に配合されています。

早漏を改善する仕組みとしては、ペニスに塗布することで感覚が鈍くなるため、セックスによる刺激が緩和れ、射精までの時間を保てるようにします。

局所麻酔薬の成分なだけあって高い効果が期待できますが、注意点も存在します。

まず、塗り過ぎてはいけない点が挙げられます。
塗り過ぎた結果、ペニスの感覚がマヒしてしまうと、射精以前に勃起自体が難しくなるため、使用量には注意が必要です。

また、ペニスに成分が付着したまま膣内に入れてしまうと、女性の感度も鈍くなってしまいます。
そのため、局所麻酔薬の成分が入った早漏防止薬(塗り薬)を使用する際は、下記の点に注意してください。

塗るタイプの早漏防止薬の注意点

・薬を多く塗り過ぎない
・塗った後の挿入には、コンドームを着用
・塗った後は時間を置いてから、必ず成分を洗い流

精神的原因に効く成分

精神的に原因がある早漏には、成分「ダポキセチン」が有効です。
服用タイプの早漏防止薬の主成分として配合されています。

ダポキセチンは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる抗うつ剤の一種です。
脳内物質のセロトニンを増やすので、気持ちを落ち着かせる作用があります。

この作用により精神的な落ち着きが得られ、セックスの時に過剰な性的興奮を抑えられます。

※参考サイト:日経メディカル処方薬事典 : SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の解説

早漏改善と勃起力アップの治療薬

早漏防止薬には、早漏を改善する成分だけでなく、ED(勃起不全)を改善する成分が含まれた治療薬もあります。

EDの改善や勃起力を高めるのに有効な成分

・シルデナフィル:ED治療薬、バイアグラの有効成分
・タダラフィル:ED治療薬、シアリスの有効成分

上記の有効成分を含んだ治療薬は、早漏を改善して勃起力を高める作用もあるため、非常に人気があります。

早漏防止薬に含まれる有効成分については、
「早漏を少しでも早く改善したい」
「早漏だけでなく、勃起力をもっと高めたい」
といったご自身が望む効果に合わせた成分を選ぶことで、より有効な効果が期待できます。