AGA・薄毛

女性の薄毛を確実に治す方法!薄毛の症状別解説

AGA・薄毛

女性の薄毛を治す方法

「薄毛は男性特有の悩み」と思われがちですが、意外なことに薄毛の悩みを抱えている女性は多いです。
2021年に実施された意識調査「女性の約1割弱(8%)」が薄毛であるとの結果も報告されています。

女性の薄毛を確実に治す為には、発毛効果のある「ミノキシジル」と、抜け毛抑制効果のある「スピロノラクトン」「パントスチン」といった薬の使用が必要不可欠です。

商品ロゲイン(女性用)

ロゲイン(女性用)

スピロノラクトン(アルダクトン)

スピロノラクトン(アルダクトン)

パントスチン

パントスチン

成分ミノキシジル2%スピロノラクトン100mgアルファトラジオール
効果発毛・育毛抜け毛の予防抜け毛の抑制
値段6,800円~3,400円~7,120円~
内容量1本・2本 ※1本60ml28錠・56錠・112錠1本・2本・3本
特徴頭皮の血行を改善し、髪の毛に必要な酸素と栄養を取り入れやすくするホルモンバランスを整え、ヘアサイクルを正常化し、抜け毛を予防する毛根をダメージから守り、抜け毛を抑制する

▶女性用育毛剤の商品一覧はこちら

ミノキシジルで治す方法

女性の薄毛を改善する際に発毛効果が高いとされているのがミノキシジル外用薬です。

ミノキシジルは毛包に直接作用することで、休止期に入ったヘアサイクルから成長期への移行を早めてくれる効果があります。

さらに成長期を長く維持してくれる効果もあり、太く強い髪質を保つことが可能です。

女性はミノキシジルの使用に注意

女性がミノキシジルを使用する際には成分量に注意が必要です。

女性のミノキシジル使用基準

商品の種類女性の使用可否
内服薬○(2.5mgまで)
外用薬(2%以下)
外用薬(5%以上)×

女性がミノキシジルを使用する場合、成分量が2.5mg以下の内服薬、または成分量2%以下のミノキシジル外用薬のみに限られます。

これは女性が高成分量のミノキシジルを使用すると副作用のリスクが高まるためです。

使用回数が少ないうちは効果が薄いと感じる方もいるかもしれませんが、用法用量を守った使用を続けることで安全に薄毛改善を行うことができます。

抜け毛抑制薬で治す方法

ミノキシジルに加えて「抜け毛抑制薬」を併用すると薄毛をより効果的に治療することができます。

女性の薄毛治療に使われる抜け毛抑制薬は「スピロノラクトン」「パントスチン」が代表的です。

薄毛改善サプリで治す方法

ミノキシジルのような医薬品に抵抗があるという方は薄毛改善サプリがオススメです。

医薬品に比べれば発毛を実感するまでの即効性は劣りますが、副作用のない使いやすさが魅力です。

また、ミノキシジルと併用することで発毛効果を高める使い方もあります。

育毛シャンプーで治す方法

頭皮を清潔に保つことも健康な髪を育てるのに有効な事から、育毛シャンプーもオススメです。

抗真菌効果のあるシャンプーを使えば、皮脂の原因となる雑菌が繁殖しづらくなることから薄毛の改善に効果が期待出来ます。

頭皮マッサージで治す方法

頭皮の血行不良から来る薄毛に効果的なのが、頭皮マッサージです。

マッサージでツボを刺激することで血行を促進させ、詰まりにくい毛穴を維持することができます。

血行不良が改善された頭皮は汚れを落とすことも比較的簡単になるので、普段のシャンプーでも綺麗な頭皮を維持しやすくなります。

自宅で始めやすいセルフケアの一つなのでオススメです。

メソセラピーで治す方法

メソセラピーは美容クリニックなどで受けることが出来る、注射やレーザーで有効成分を頭皮に注入する注入治療法です。

直接頭皮に有効成分を注入するため、発毛効果の実感が早いメリットがあります。

その分、継続利用が必要なことと治療費の高さがネックになります。

2~4週間おきに行う治療を半年から1年程度継続し、費用は10~80万円程度を考える必要があります。

レーザー治療で治す方法

レーザー治療も美容クリニックなどで受けることが出来る治療方法で、専用の器具でLEDを頭皮に照射することで頭皮の血流改善を図る治療法です。

1回の施術時間は10分前後と短く、医薬品の副作用を考慮しなくても良いというメリットがあります。

施術回数は薄毛の進行度にもよりますが、1回数万円はかかってしまうためこちらも高額な費用を考える必要があります。

女性の薄毛の症状

女性の薄毛は決して変わったことではなく、多くの方が抱えている悩みです。

多くの方が抱えている悩みでありながらも、女性の薄毛には様々な症状や種類があることはあまり知られていません。

ここからは、女性の薄毛を引き起こす「脱毛症」について種類別に解説していきます。

びまん性脱毛症

女性の薄毛で最も多いとされているのが「びまん性脱毛症」です。

年齢を重ねてホルモンバランスが変化した女性が発症しやすいといわれています。

びまん性脱毛症の原因
  • 加齢
    └30代後半から発症しやすい
  • 生活習慣の乱れ
    └睡眠不足、偏った食生活など
  • 日々のストレス
  • ヘアサイクルの乱れ
  • 頭皮の血行不良

びまん性脱毛症は全体的に頭髪の密度が徐々に低くなる薄毛のため、いつの間にかボリュームダウンしています。

分かりやすく薄くなった頃にはかなりの進行度になっているため、気が付きにくい脱毛症です。

女性型脱毛症(FPHL)

女性型脱毛症(FPHL)は毛包が小さくなり髪の毛が徐々に細くなっていく女性特有の薄毛です。

女性型脱毛症(FPHL)の原因は明確には解明されていませんが、遺伝や男性ホルモンの影響に環境的な要因が合わさって進行しているのではないかという推測が立っています。

休止期脱毛症

休止型脱毛症はヘアサイクルの乱れによって引き起こる脱毛症です。

正常なヘアサイクルは【成長期→退行期→休止期】の順で巡ります。

ですが休止期脱毛症になると休止期が長くなり、成長期が訪れる前に抜け毛ばかりが多くなってしまいます。

休止期脱毛症の原因
  • 出産
    └ホルモンバランスの変化、産後ストレスなど
  • 鉄欠乏性貧血
  • 性感染症
  • 甲状腺異常
  • 薬剤性(薬の副作用)
  • 栄養失調

様々ある休止期脱毛症の中でも、女性に多く見られるのが産後の体質変化によって起こる分娩後脱毛症です。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症は出産による体質変化で起こる休止期脱毛症の一種です。

妊娠中は女性ホルモンの大量分泌で毛髪の成長期が促進されます。

産後は女性ホルモンの分泌量が妊娠前の状態に戻るため、反動で休止期が長くなることで薄毛の原因となります。

このように出産が原因となる脱毛症であれば、産後半年から1年程度で改善される脱毛症とされています。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は頭皮や毛根に過度な力が加わることで引き起こされる脱毛症です。

同じヘアスタイルを維持している女性に多く見られます。

牽引性脱毛症の原因
  • 同じ箇所で髪を縛る
  • 髪の分け目がいつも同じ
  • 編み込みなど毛根に負荷がかかる髪型
  • ヘアアイロンの使用
  • エクステの着用

牽引性脱毛症はホルモンバランスの崩れや疾患が理由ではなく、頭皮や毛根にかかる負荷が原因なため比較的対処しやすいのが特徴です。

円形脱毛症

円形脱毛症は一般的に頭髪が小さな丸型に脱毛する「10円ハゲ」と呼称されることの多い疾患ですが、小さな丸形以外にも様々な脱毛症状があります。

円形脱毛症の種類
  • 単発性通常型(単発型)
    └1部分のみに脱毛が見られる
  • 多発性通常型(多発型)
    └複数箇所に脱毛が見られる
  • 全頭型
    └頭全体に脱毛が見られる
  • 汎発型
    └頭以外の箇所に脱毛が見られる
  • 蛇行型
    └耳の周りから後頭部の下部の毛が帯状に抜け落ちる

これらの円形脱毛症状は多くの場合、免疫疾患によって引き起こされていると推測されています

細菌やウイルスから身体を守るための免疫機能が、正常な毛包にまで攻撃してしまうことで脱毛が起きるのです。

その他にも以下のような原因があるのではないかといわれています。

円形脱毛症の原因(推定)
  • アトピー素因
  • 精神的ストレス
  • 遺伝的要素
  • 出産

円形脱毛症は重症化した後では治療に時間がかかることから、発見してすぐに医師や専門家に相談することをおすすめします。

女性の薄毛に関する質問

ここでは女性の薄毛に関するよくある質問を紹介していきます。

現在薄毛で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

女性の薄毛の判断基準は?

女性の薄毛の判断基準としては以下が挙げられます。

・つむじを中心にした広い範囲で地肌が見える

・髪が以前より細くなっている

・全体的にボリュームがなくなった など

数か月前、数年前の自身と比較して、髪の毛のボリュームが減っていないかチェックしましょう。

女性ホルモンの投与で髪は増える?

女性ホルモンを投与したからといって、単純に髪が増えるわけではありません。

それはホルモンが原因の脱毛症を引き起こしている場合、女性ホルモンの減少ではなく男性ホルモンの変異が原因となっている場合があるためです。

女性の薄毛は原因が折り重なっている場合が多いため、生活習慣やストレスの改善などと並行しながら治療を行っていくことが肝心です。

女性の抜け毛に効く栄養素は?

女性の抜け毛に効く栄養素は以下が挙げられます。

・タンパク質:毛髪が細くなることを防ぎます。

・亜鉛:新陳代謝を高め、毛髪の成長に好影響を及ぼします。

・ビタミンE:女性ホルモンの分泌を促し、抜け毛を抑えます。

上記3つの栄養素は以下の食材から摂取可能です。

・タンパク質:肉類、納豆、たまご、牛乳など

・亜鉛:牡蠣、アーモンド、牛肉など

・ビタミンE:ほうれん草、にんじん、しいたけなど

女性の薄毛にはどのような予防策がありますか?

健康的な生活習慣を維持することが重要です。

バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレス管理、適度な運動が予防策として効果的です。

女性の薄毛に対する自然療法はありますか?

一部の自然療法が有効である可能性がありますが、科学的根拠は限られています。

例えば、ローズマリーオイルやペパーミントオイルが頭皮の血流を促進することにより有効であるとされています。

まとめ

女性の薄毛は様々な原因が混ざって引き起こる為に治療はとても簡単とはいえません。

ですが、しっかり原因を探って一つ一つ改善していけば決して治らないものではありません。

薄毛治療をサポートする医薬品やサプリなども日々進化しているので、治療は年々気軽になってきているといえます。

自身の薄毛症状を理解することで、強くしなやかな髪を取り戻すことは可能です。