シアリスは「食事の影響を受けにくい」ED治療薬です。
その為、食前や食後といったタイミングでも服用することができます。
この記事では「シアリスと食事の影響について」詳しく解説していきます。
シアリスは食事の影響を受けるのか?
一般的にED治療薬を服用する際はできるだけ食事を避け、空腹時に飲むことを勧められます。
これは薬の成分を胃や小腸の粘膜で吸収するために、食事後だと油分などが吸収の妨げになるためです。
医師の診察を受けた際には空腹時でなければ、十分な効果が臨めないからと説明を受けることになるでしょう。
実際に食事を取ったすぐ後にED治療薬を服用すると、あまり効果を感じられなかったという話も聞くことがあります。
それはシアリスに関しても同じように食事の影響を受けると思われがちですが、実は少々事情が異なります。
他のED治療薬とシアリスにはいくつかの違いがありますが、中でも食事に関しては見解が大きく異なるようです。
シアリスは食事の影響を受けにくい
冒頭でもお伝えした通り、シアリスはあまり食事の影響は受けません。
実際にシアリスを服用するべきタイミングとしては、食前も食後もあまり関係ないとされています。
健康成人18例にタダラフィル20mgを食後(高脂肪食)又は空腹時に単回経口投与したとき、AUC0-∞及びCmax共に食事摂取による影響は認められなかった)(外国人データ)。
医療用医薬品 : シアリス (シアリス錠5mg 他)
他のED治療薬の場合は、食事を取ってからすぐに服用をすると有効成分の吸収自体が抑えられる可能性があり、十分な効果を臨めなくなる心配がありました。
しかし、シアリスは食事の影響を受けにくいことから、制限をする必要がないのです。
いつでも食事を取ることができ、それでも効果を感じられるでしょう。
ただ、より強くシアリスの効果を感じたいときは、やはりある程度の食事制限はした方がいいようです。
服用の前後は暴飲暴食を避け、摂取カロリーを800kcal以下で抑えると良いでしょう。
グレープフルーツ一緒に服用するのはNG
シアリスは食事の影響が少ないだけでなく、副作用も少ないと言われているED治療薬です。
勃起効果も他のED治療薬と比べても長時間続くことからメリットだらけに見えますが、絶対に注意をしなければいけないこともあります。
それは、シアリスをグレープフルーツと一緒に服用することはNGということです。
これはジュースについても同じことが言えますが、グレープフルーツに含まれている成分が悪影響を与える可能性があるからです。
シアリスは肝臓で分解される際に酵素が必要になりますが、グレープフルーツに含まれる成分は酵素の働きを低下させてしまいます。
シアリスが分解されにくくなり、血中濃度を高めて危険な状態になる可能性があるのです。
シアリスを服用する際はグレープフルーツと一緒に摂取をしないように気を付けましょう。
シアリスの飲み方(食後の場合)
シアリスの効果を十分に発揮させ、最高のコンディションに整えたいときは服用するタイミングに気を付ける必要があります。
例を挙げると、食事を19~21時の間に取ったとして、その後22時くらいから性行為へと至る場合には食事を取るよりも前、大体18時くらいにシアリスを服用しておくことが望ましいでしょう。
食事の約1時間くらい前にシアリスを服用すると覚えておけば安心です。
シアリスは1~3時間かけて体内に吸収されます。
食事の1時間前にあたる18時くらいに服用しておけば、19時にはある程度の有効成分を吸収しているはずです。
食後すぐに服用するよりは確実と言えるでしょう。
シアリスを服用する際は、あっさりとした食事がおすすめ
服用する時間は食事を取る約1時間前としましたが、その食事自体も少し内容を考えておいた方が良さそうです。
他のED治療薬を服用する際にも同じようなことが言われますが、薬を飲む前に取る食事はできるだけあっさりした物がおすすめです。
油分や脂質が多い食べ物は避け、和食などのさっぱり系をメインにした方が薬の吸収はスムーズです。
さらに満腹状態まで食べるのではなく、大体腹7分目くらいで抑えた方が、シアリスの効果を十分に感じられるでしょう。