フィナステリド

フィナロイドとフィンペシアに違いについて|価格や作用の比較

フィナステリド

AGA治療薬として広く認知されているプロペシアには、有効成分フィナステリドが含まれています。

このフィナステリドがAGAの治療には期待ができると言われていますが、現在ではこの成分が含まれたジェネリック医薬品も複数存在します。

特に有名なのがインドの製薬会社が製造したフィンペシアですが、近年ではフィナロイドという医薬品の名を聞く機会も増えました。

どちらの薬もAGAに対して有効であると言えます。

そこで、フィナロイドとフィンペシアがどのような薬なのか、どんな違いがあるのかを解説していきます。

フィナロイドについて

近年、AGAに悩んでいる方の間で知られるようになった医薬品にフィナロイドがあります。

あまり聞きなれない名称かもしれませんが、実はAGA治療薬として非常に注目を集めている薬です。

フィナロイドはどのような薬で、どんな有効成分が含まれているのでしょうか?

プロペシアのジェネリック医薬品「フィナロイド」

日本国内で初めて登場したAGA治療薬と言えばプロペシアですが、そのジェネリック医薬品として登場したのがフィナロイドです。

プロペシアのジェネリック医薬品はいくつかありますが、フィナロイドもその一つとして誕生しました。

初めて販売が開始されたのは2016年とまだ新しい薬ですが、プロペシアと同じような効果が期待できることから話題を集めています。

ジェネリック医薬品と言うこともあり、金額的にも比較的安価という特徴があります。

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プロペシアと同じ有効成分「フィナステリド」が含まれている

フィナロイドに含まれている有効成分はフィナステリドです。

こちらはプロペシアに含まれているものと同じ成分で、AGAに対して非常に有効であるとされています。

AGAになる原因として考えられている男性ホルモンにジヒドロテストステロンがありますが、フィナステリドはこのホルモンの生成を抑えることができると言われているのです。

フィナステリドという成分は、元々前立腺肥大症の治療薬に含まれていましたが検査の結果、薄毛や抜け毛に対して一定以上の効果が見込めることが分かり、それを利用したAGA治療薬が作られることになりました。

この前立腺肥大症の治療薬に関しては、日本ではまだ未承認のようです。

男性ホルモンであるテストステロンと呼ばれる還元酵素と結びついて、ジヒドロテストステロン(DHT)を生み出すことでAGAが発症すると言われています。

フィナステリドはこの還元酵素である5αリダクターゼを阻害でき、結果としてジヒドロテストステロンを抑制できることからAGAの治療へと使われています。

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フィンペシアについて

AGA治療薬のプロペシアのジェネリック医薬品としてフィナロイドがありますが、それよりも有名な薬がフィンペシアです。

フィナロイドよりも前に発売されたこともあり、知名度はこちらの方が高めと言えます。

そんなフィンペシアとはどのような治療薬なのでしょうか?

フィンペシアも有効成分「フィナステリド」が含まれている

AGA治療薬の先駆けとして知られるプロペシアですが、そのジェネリック医薬品として広く知られている薬と言えばフィンペシアです。

フィンペシアはインドの製薬会社から販売されたAGA治療薬です。

フィンペシアにもプロペシアやフィナロイドと同様に、フィナステリドが有効成分として含まれています。

フィンペシアの1錠分に含まれている成分に関しても量が同じということから、AGAの改善にも期待が持てると言われています。

フィンペシアの知名度が高い理由

AGA治療薬としてフィンペシアの名は広く世界的に知られています。

現在ではプロペシアの特許が切れたことでジェネリック医薬品として知られていますが、実はフィンペシアという薬はジェネリックではありません。

プロペシアの特許が切れる前にフィンペシアは登場したという経緯があります。

つまりはフィンペシアはジェネリック医薬品ではなく、あくまでコピー品ということになるのです。

インドの大手製薬会社で製造されたフィンペシアは、国際的な特許を半ば無視して作られた薬でもあります。

非合法とも言えることですが、インドの国内事情を見るに仕方がない部分もあるようです。

このフィンペシアが広く知られることになった理由として最も大きいのが価格の安さです。

プロペシアよりも遥かに安く、半額以下で手に入れることができたことから知名度が抜群に上がりました。

フィナロイドとフィンペシアの比較

比較的最近になって登場したばかりのフィナロイドと、プロペシアの特許が切れるよりも前から登場しているフィンペシアは、共にAGA治療薬として知られています。

どちらの薬にも同じ有効成分のフィナステリドが含まれており、1錠分に含まれる量も1mgとこちらも同じです。

そのため比較をするまでもなく、どちらも同じ薬だと言えるでしょう。

ただ、一点だけ違いを挙げるとするなら価格です。

金額については若干ではありますが、1錠あたりの価格がフィンペシアの方が安いということが挙げられます。

商品フィナロイド

フィナロイド

フィンペシア

フィンペシア

フィナステリドの配合量1mg1mg
内容量100錠・200錠・300錠30錠・100錠・200錠・300錠
価格11,880円(300錠)10,800円(300錠)
1錠あたりの価格39円36円

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フィナロイドとフィンペシアに関するまとめ

フィナロイドもフィンペシアもプロペシアのジェネリック医薬品ということから、含まれる成分量も期待できる効果もほとんど同じです。

有効成分フィナステリドも含まれていますし、AGA治療薬と言う点で言えば甲乙つけがたいと言えるでしょう。

金額的にも大きな差はなく、どちらの薬を選んでもAGAで悩んでいる人にとっては嬉しい医薬品ではないでしょうか。

有効成分が低用量の薬と言うのも他には存在しますが、プロペシアと同様の量が含まれている点は信頼性が高いと言えるかもしれません。