フィナステリド

プロペシア(フィナステリド)による初期脱毛について|起こる確率や期間について解説

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プロペシア(フィナステリド)で初期脱毛は起こる?

AGA治療薬を服用する上で気になるのが、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」。

初期脱毛とは、AGA治療薬を服用し始めて1~3カ月ほどの期間、一時的に抜け毛が増えて薄毛が悪化したように見える症状のことです。

その初期脱毛が起こる原因や、その対処法などについて詳しく解説していきます。

初期脱毛が起こる仕組みについて

髪の毛は、毛が生え伸びていく成長期と、抜けていく退行期を繰り返しており、その一連の流れをヘアサイクル(毛周期)と言います。

ヘアサイクル

AGAの原因となる物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」が、毛母細胞に働きかけることでヘアサイクルに乱れが生じ、毛の十分な成長が阻害されて産毛のように柔らかくて細い髪の毛が生えてきやすくなります。

プロペシア(フィナステリド)は、ジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑制する治療薬で、成長期の短縮を改善しヘアサイクルを正常化させるため、太く強い毛を生育させる作用があります。

しかし、ヘアサイクルが乱れた状態で生えてきた細い髪の毛は、元に戻ることはありません。

そのため、プロペシア(フィナステリド)によってヘアサイクルが整えられていく段階で、不健康で細く柔らかい毛が抜け落ちて、健康的な太く強い毛が生えてくる準備が行われるのです。

プロペシアが効いているサイン

つまり、初期脱毛が起きるのは、プロペシア(フィナステリド)が効いている証拠と言えるでしょう。

ただし、プロペシア(フィナステリド)はミノキシジルなどのAGA治療薬に比べると、初期脱毛が起きる確率は低いとされています。

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初期脱毛はいつから始まる?期間の目安について

初期脱毛の現れ方については個人差がありますが、一般的に治療開始からだいたい10日後~1か月後から始まり、それから3ヵ月ほどで落ち着くとされています。

短期間で抜け落ちる方もいれば、長期間じわじわと抜け落ちる方もいますが、初期脱毛はその名の通りいつまでも続くものではありません。

ヘアサイクルが正常化するにつれて抜け毛も減り、健康的な髪の毛が生えてくるようになるので、安心してください。

初期脱毛でどのくらい抜ける?

AGAを発症しておらずヘアサイクルが正常な方の場合でも、1日あたり約60~100本の抜け毛があると言われています。

抜け毛

初期脱毛による抜け毛の量は、ヘアサイクルや髪の毛の量、治療方法などによって個人差があります。

ただ、一般的には1日あたり200~300本ほど、多い人だと500本ほど抜けたという例も報告されています。

抜け毛の量が1日あたり100本以内に落ち着いてきたら、初期脱毛の期間が落ち着いたと判断できるでしょう。

プロペシア(フィナステリド)の初期脱毛以外の副作用

プロペシア(フィナステリド)には、それほど高い副作用のリスクはありませんが、初期脱毛以外に以下の副作用の報告されています。

頻度1〜5%未満1%未満頻度不明
過敏症そう痒症
じん麻疹
発疹
血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)
生殖器リビドー減退勃起機能不全
射精障害
精液量減少
睾丸痛、血精液症、男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等)
肝臓AST上昇
ALT上昇
γ-GTP上昇
その他乳房圧痛
乳房肥大
抑うつ症状
めまい

参考:フィナステリド錠の添付文書(外部リンク)

また、稀に重大な副作用として肝機能障害(頻度不明)が報告されています。

プロペシア(フィナステリド)を服用し、上記のような症状や何か異常が発生した際は服用を中止して医師にご相談ください。

▶フィナステリドの副作用について詳しく知りたい方はコチラ

プロペシア(フィナステリド)は副作用が少ない治療薬

そもそも、プロペシア(フィナステリド)は比較的副作用の報告が少ないAGA治療薬です。

海外での臨床試験においてもプロペシア(フィナステリド)の副作用の発現率は約0.2~1%で、一般的な医薬品と比較しても副作用の発現率はそう高くありません。

参考:プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mg(外部リンク)

初期脱毛が起きてしまった場合の対処法

プロペシア(フィナステリド)は、AGAの原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)の産出を抑えることで、高い発毛・育毛効果を発揮します。

しかし、頭皮の状態が悪化してしまうと、十分な効果が得られないことも少なくありません。

そこで、プロペシア(フィナステリド)を服用して初期脱毛が起きてしまった場合の対処法についても、解説していきます。

食生活の見直し

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髪の毛は、食事から摂取した栄養素によって作られます。

特に、髪の毛はタンパク質で構成されているため、良質なタンパク質を摂取することが大切です。

また、亜鉛やビタミン類も頭皮の環境を整えるため、積極的に摂取しましょう。

睡眠の質を高める

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体内では、眠りについてから成長ホルモンが分泌され始めます。
成長ホルモンが分泌されると、毛母細胞の分裂が活性化し、髪の毛の成長を促します。

睡眠不足に陥ることで髪の毛の成長を妨げてしまうため、睡眠の質を高めることが重要です。

入浴時しっかり湯舟に浸かりリラックスしたり、睡眠前のスマートフォンやパソコンの使用を控えるなど、日々意識していきましょう。

飲酒や喫煙を控える

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多量の飲酒を繰り返していると、アルコールの分解に体内のエネルギーが使われてしまい、髪の毛の成長を妨げてしまう可能性があります。

また、タバコに含まれるニコチンには毛細血管を収縮させる作用があるため、血流が悪くなり、頭皮に適切に栄養を運ぶことが出来なくなってしまいます。

プロペシア(フィナステリド)などのAGA治療薬を服用する場合は、意識して控えてみましょう。

▶フィナステリドとお酒の併用について詳しく知りたい方はコチラ

頭や髪の毛をむやみに触らない

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抜け毛が増えてくると、ついつい気になって頭や髪の毛を触ってしまう方も多いかと思います。

しかし、頻繁に髪の毛や頭皮に刺激を与えてしまうと、その行動自体が毛根にダメージを与えかねません。

初期脱毛は非常に気になる症状ですが、前述したとおり、AGA治療がうまくいっている証拠。
過度に心配せず、今より太く強い髪の毛が生えてくるのを辛抱強く待ちましょう。

プロペシア(フィナステリド)の初期脱毛に関する質問

プロペシア(フィナステリド)でよくある質問について解説していきます。

Q
初期脱毛でどれぐらいの毛が抜けますか?
A

初期脱毛による抜け毛の量は個人差がありますが、一般的には1日あたり200~300本ほど、多い人だと500本ほど抜けたという例も報告されています。

多くの方が大体1~2ヶ月ほどで終わるとされています。

長い方でも3ヶ月程度で症状が徐々に落ち着いていきます。

Q
初期脱毛が2回以上起きることはありますか?
A

個人差はありますが、2回目の初期脱毛が発症したという報告例もあります

その割合は、全体の4分の1程度とのアンケート結果もあります。

その場合は、1回目の初期脱毛後に生え変わった髪の毛が細く短めだと、さらに太く強い髪の毛に生え変わるため、2回目の初期脱毛が起こります。

しかし、2週間~2か月程度で症状が収まるなど、1回目の初期脱毛より短い期間で落ち着いていくでしょう。

2回目の初期脱毛も、力強い髪の毛を育てるためには欠かせない過程。
ぐっとこらえて治療を継続するようにしましょう。

参考:初期脱毛には2回目がある?薄毛治療中に感じた抜け毛の変化を調査(外部リンク)

Q
初期脱毛が起こらない人も居ますか?
A

プロペシア(フィナステリド)を服用しても、初期脱毛が起こらない方もいます。
理由としては、次のような点があげられます。

・年齢の若い方が早い段階で治療を開始した
・ヘアサイクル周期が成長期の初期段階だった

もともとの髪の毛の量が多かったり、若い方が早い段階でプロペシア(フィナステリド)を服用し始めた場合、初期脱毛に気づかないという可能性もあります。

また、ヘアサイクルの周期がたまたま成長初期だった場合、初期脱毛が見られない可能性もあります。

Q
初期脱毛はどれぐらいで収まりますか?
A

一般的に治療開始からだいたい10日後~1か月後ほどから始まり、それから3ヵ月ほどで落ち着くとされています。