フィナステリド

フィナステリドを予防で飲むのはアリ?リスクや副作用について解説

フィナステリド

フィナステリドを予防で飲むのはありなのか?

父親や祖父が薄毛のため、いまのうちからフィナステリドをAGA予防のために飲みたいと思っている方はわりと多いと思います。

結論からいうとフィナステリドを予防目的で飲むのは問題ありません。

現状はまだ薄毛が気にならなくても、遺伝などの要因で将来的にAGAを発症してしまう可能性があります。

AGAは進行性の脱毛症のため、放置しておくと徐々に症状が進み薄毛になります。

早い段階からフィナステリドを服用することで薄毛の進行を遅らせ、毛髪のダメージを軽減することができます。

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若い頃からフィナステリドで予防する方が効果的

AGAは発症してからではなく、若い頃からフィナステリドで予防する方が高い効果を得ることができます。

AGAの予防をしなかった場合
  • 失われた毛量を取り戻すのに時間がかかる
  • 進行度合いによっては治療期間が長くなる
  • 気が付いたときにはかなり進行している場合がある
早めにAGA予防をおこなった場合
  • AGAの進行自体を遅らせることができる
  • 長期的な効果が期待できる
  • AGAの改善が早い

将来的にAGAを発症する可能性の高い方は早めの服用をおすすめします。

男性が薄毛を気にし始めるのは何歳から?

2022年に実施されたアンケートによると、男性が薄毛を気にし始めるのは平均36~38歳前後と報告されています。

しかし体質や遺伝的なものにより20代で薄毛が気になる方もいます。

フィナステリドを始めとしたAGA治療薬は20歳から服用できるため、気になる方は早めに治療を開始することをおすすめします。

参考:薄毛に関する意識調査2022年

フィナステリドを予防で飲む場合のリスクについて

フィナステリドを予防目的で飲む場合、どのようなリスクや副作用があるのか次のふたつの項目について説明します。

  • フィナステリドを予防で飲むと薬の耐性ができるのか?
  • フィナステリドを予防で飲む場合の副作用について

フィナステリドを予防で飲むと薬の耐性ができるのか?

医薬品は長期間継続して服用すると、体が効果に慣れる「耐性」がついてしまい、効きが弱くなる場合があります。

しかしフィナステリドの耐性に関する臨床成績の報告はないため、耐性ができるとはいえません。

人によってはフィナステリドの服用を継続しているうちに、効果が薄くなったと感じる場合があります。

それは耐性ができたからではなく、加齢によって発毛する力自体が弱くなってしまったため、今までと同じ服用量では効果が足りなくなってしまった可能性があります。

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フィナステリドを予防で飲む場合の副作用について

フィナステリドを予防で飲む場合、主な副作用は以下の症状として現れます。

フィナステリドの主な副作用
  • 性欲減退
  • 精液量の減少
  • 勃起力の低下
  • 肝機能障害
  • 吐き気
  • むくみ
  • 倦怠感
  • 頭皮のかゆみ

副作用のあらわれ方は人によってさまざまで、服用してすぐに症状が出る方もいれば、長期服用によって症状が出る方もいます。

またフィナステリドは肝臓で処理されるため、肝臓に疾患のある方への服用は推奨されていません。

しかしフィナステリドを服用することで起こる副作用発現率自体はとても低く、日本国内の長期投与試験結果でも以下が報告されています。

国内長期投与試験期間中における副作用(臨床検査値異常変動を含む)の発現割合は1.1%(4/374例)であり、前相を含め96週間にわたり1mgが投与された症例の長期投与試験期間中における副作用の発現割合は1.6%(2/124例)であった。

引用:医療用医薬品 : フィナステリド (フィナステリド錠0.2mg「クラシエ」 他)

フィナステリドの副作用に関してさらに詳しくしりたい方はこちらもご覧ください。

▶フィナステリドの副作用について詳しく知りたい方はコチラ

フィナステリドを予防で飲むか?の判断基準

フィナステリドを予防目的で飲んだ方が良いかの判断基準は、以下の症状が確認できた場合となります。

フィナステリドを予防で飲むかの判断基準
  • 髪の毛が細くなってきた
  • 以前よりも抜け毛が増えた
  • 前頭部や頭頂部の地肌が透けて見える
  • おでこの生え際が後退している
  • つむじ周辺の地肌が見える

上記の症状があてはまる場合、AGAの初期段階の可能性があります。

フィナステリドは服用を開始してから効果を実感できるまで6ヶ月ほどかかるため、早い段階での服用が推奨されています。

本格的にAGAを発症してしまう前に、フィナステリドの服用をおすすめします。

当サイトには「AGA セルフチェック」のコラム記事もあります。

もしかして自分はAGAなのではないかと感じている方は、下記のセルフチェック方法を記載した記事も参考にして診断してください。

▶AGAのセルフチェック方法を詳しく知りたい方はコチラ

フィナステリドで予防する前に知っておきたいこと

フィナステリドを予防目的で服用するにあたり、知っておいた方が良い項目をふたつ説明します。

  • フィナステリドの費用
  • フィナステリドの服用期間について

フィナステリドの費用

フィナステリドを服用する場合、病院処方、クリニック、個人輸入を利用すると1ヶ月あたりどのくらいの値段になるのか比較してみました。

 病院処方オンライン診療個人輸入
値段約7,000円~約5,000円~約1,350円~ (ジェネリック医薬品)

医師と直接相談しながらフィナステリドを服用したい場合は病院処方やオンライン診療が向いています。

しかしすでに継続服用していてフィナステリドの効果を実感している方は、同じ効果のあるジェネリックを購入できる個人輸入に切り替えることをおすすめします。

フィナステリドの服用期間について

フィナステリドは継続して服用することで効果を実感できる医薬品のため、即効性はありません。

最低でも6ヶ月以上の継続服用が推奨されているため、服用しても効果が無いからと2、3ヶ月で中断してはいけません。

詳しい飲み方について知りたいはこちらのページをご一読ください。

▶フィナステリドの飲み方について詳しく知りたい方はコチラ