フィナステリドとデュタステリドに違いはある？違いについて解説

フィナステリドとデュタステリドは、共に男性型脱毛症（AGA治療薬）に配合されている成分です。

どちらもジヒドロテストステロン（DHT）という薄毛やAGAの原因となる男性ホルモンの生成を抑制する効果が期待できます。

どちらの薬を使用するにしてもメリット・デメリットがあるので、効果や副作用の違いについて知っておくことが大切です。

この記事ではフィナステリドとデュタステリドの違いについて解説していきます。

フィナステリドとデュタステリドの効果の違いについて

二つの薬の用途はほとんど同じですが効果が異なります。

薬の効果は、共に男性型脱毛症の治療薬に配合されている成分です。

デュタステリドの発毛効果は、フィナステリドの約1.6倍とされているため、効果が明らかに異なります。

男性型脱毛症（AGA)は進行性の脱毛症と言われており、その要因の一つに5αリダクターゼと呼ばれる酵素が関係しています。

5αリダクターゼは「Ⅰ型」と「Ⅱ型」が存在し、両方とも薄毛の原因となる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン（DHT）」を生成します。

フィナステリドは、Ⅱ型しか抑制できませんが、デュタステリドは「Ⅰ型」「Ⅱ型」両方の5αリダクターゼを抑制することが可能です。

薬には必ず半減期と呼ばれる有効期間が設けられておりこの二つにも違いがあります。

実際、フィナステリドが6～8時間、デュタステリドが3～5週間です。

半減期が長いと体内に薬が残り続けるため効果も高くなると言えるのですが、その分副作用の発生確率も上がると言えます。

デュタステリドはフィナステリドよりも有効成分の効果が長続きし、治療の効果が高いとされています。

しかし、効果が高い反面、デュタステリドは副作用のリスクも高まることも覚えておきましょう。

デュタステリド副作用発現頻度は、フィナステリドと比べると明らかに高いと言えます。

以下、は「フィナステリドの臨床試験結果」と「デュタステリドの臨床試験結果」の引用です。

6週間にわたり1mgが投与された症例の長期投与試験期間中における副作用の発現割合は1.6％（2／124例）であった
医療用医薬品 : フィナステリド (フィナステリド錠0.2mg「クラシエ」他)

副作用発現頻度は、デュタステリドカプセル0.5mgで6％（12／193例）であった。
医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリドカプセル0.5mgAV「BMD」)

その結果、フィナステリドの副作用が現れる確率は1.6％、デュタステリドは6％となっています。

フィナステリドやデュタステリド等のAGA治療薬は入手方法が複数存在します。

クリニックで処方された場合、個人輸入（通販）で購入した場合、のパターンで比較していきます。

デュタステリドを購入する際、クリニックと個人輸入で悩むかと思います。

一般的に料金は、クリニックで購入するよりも海外製を利用するかジェネリック品を利用すると安く抑えられる傾向があります。

個人輸入の場合、購入から服用まで自己責任ですが、信頼ある業者で購入できれば圧倒的にお得と言えます。

フィナステリドとデュタステリドの違いを解説しました。

発毛効果や副作用が高いのは、断然デュタステリドだと言うことが分かったと思います。

また、薬代はクリニックで購入すると高くなる傾向にありますが、個人輸入（通販）では比較的安価で購入することが可能です。