妻だけEDとはどんな状態?
長く連れ添っている夫婦は家族としての絆が芽生えていく反面、性生活が疎かになることがあります。
男女ともにこの状態は陥りやすく、特に男性は妻に性的な感情を抱くことが少なくなる【妻だけED】という状態になることがあります。
妻だけEDの原因は主に心因性EDと呼ばれる精神的な要因です。
本記事では妻だけEDの原因やその改善方法について解説していきます。
妻だけEDは離婚に繋がる?
妻だけEDがきっかけとなりセックスレスの状態が続けば離婚に繋がる可能性は十分にあるといえます。
日本の最高裁判所の統計によると、性的不調和を動機として離婚を決意した人の割合は以下のように示されています。
上記からも読み取れる通り、性のすれ違いは少なからず離婚の原因になりえるようです。
もちろん性行為をしなくても仲良く暮らしている夫婦は多く存在します。
EDが直接離婚の原因となるのではなく、他の理由も関係してくることが離婚に繋がっていると言えるでしょう。
EDと離婚の関係については以下のコラムでさらに詳しく解説していますので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。
妻だけEDの原因
妻だけEDの主な原因とされる心因性EDは精神的ストレスが勃起不全の症状として身体に現れる状態を指します。
直接の引き金となる事柄は人によって様々ですが、妻だけEDの症状が現れる原因として以下が多く挙げられます。
それぞれの原因について、詳しく解説していきます。
子作りに対してプレッシャーを感じている
意外と多いパターンとして、子作りに関するプレッシャーからEDになると言われています。
実際に夫婦の仲は良く性的な興奮は起きるのですが、いざ性行為をするとなると勃起状態を維持できなくなることがあるのです。
結婚をしてから時間が経過してくると、両親や親戚、友人などから子供はまだかと言われることがあります。
こうなると小作りに対して夫婦共に異様なプレッシャーがかかることになり、夫の精神的ストレスから中折れしたり、勃起を維持できなくなるようです。
セックスのマンネリ化
パターン化されたセックスも妻だけEDの原因と言われています。
長く性生活を続けているとセックスの仕方もパターン化してきて、お互いにいつもと同じだと飽きることがあります。
セックスのマンネリ化は新鮮さに欠けますので、興奮状態を維持できなくなるのです。
何十回、何百回も同じパートナーとセックスをしていれば、次にどんな行為をしてくるのか分かるようになりますし、どんな反応をするのかも分かります。
それが性的興奮を下げ、結果として勃起を維持できなくなったり、中折れをしてしまうのです。
妻に対して性的な興奮を感じられなくなってしまった
最も多くの方が理由として挙げられるのが、妻に対して性的な興奮を得られなくなったという理由です。
極端に言えば、妻に女性としての魅力を感じなくなったとも言えるかもしれません。
もちろんこれは夫からの一方的な見解でしかありませんが、例えば妻の体型が変化をしたことが性的魅力を損なっている可能性があります。
結婚当初よりも太り過ぎたり痩せ過ぎたり、体型が変わることが原因です。
また出産を機に妻を女性というよりも子を育てる家族として認識することから、精神的な理由でEDとなるケースも見られます。
過去の失敗によるプレッシャー
妻とのセックスに関して、過去にあった失敗からプレッシャーを感じている男性は心因性EDを引き起こしやすいとされています。
上記のような理由から自身のセックスに不安感を抱き、妻だけEDを発症する男性は少なくありません。
勃起をする際、副交感神経がリラックスした状態が理想とされています。
そのため、過去の失敗を思い出し、不安やプレッシャーから強い緊張状態が生まれると勃起しづらい状態に陥ってしまいます。
妻だけEDの改善方法
どんなに心では愛していても、身体が性的に興奮しないようでは妻に対しての愛情も疑われるかもしれません。
夫婦にとってセックスは大切な行為でもあり、できることなら妻だけEDは解消させるに越したことはありません。
そこで以下の改善方法を試してみることをおすすめします。
一例ではありますが、それぞれどのようにすればいいのか解説していきます。
妻と話し合う
まずは、自分が妻だけEDであることを妻へ正直に話してみましょう。
一方的に話をぶつけるのではなく、しっかりと話し合うことが解決への糸口です。
もちろん妻はショックを受けるかもしれません。
しかし、中折れや勃起をしない現実の方が、もっと相手を傷つけているということを知るべきです。
性行為の嗜好や性欲の違いなど、お互いに話し合うことで本音と向き合えます。
精神的にも安らぐようになりますし、過度なプレッシャーも消えます。
またセックスのマンネリ化を改善させることもできるでしょう。
カウンセリング
基本的に妻だけEDは心理的な問題が原因と言われています。
そのため小手先の方法で何とかしようとするよりも、専門家に話をした方が解決する可能性が高まります。
専門家によるカウンセリングは、心の問題をひも解く糸口になるはずです。
心理的に何らかの理由があってEDになっている場合、心を解きほぐすことで多くが解決へと向かいます。
EDという症状から夫だけ検査を受けるケースが多いですが、お互いに話し合っているのであれば夫婦でカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
デートをする
夫婦でデートをしてみるのはいかがでしょうか。
結婚をしてから夫婦で出掛けることが少なくなったと感じている方は少なくありません。
仕事で忙しい、家事で忙しいと出掛けるのを嫌がる人もいますが、デートをしていると付き合い始めの新鮮な気持ちを思い出し、相手への愛情が強くなることでしょう。
デートをすることで近頃話していなかったことに気付いたり、共通の話題を見つけられるとお互いに対しての活力になり、あらためて惚れ直すかもしれません。
イメチェンをする
男性と言う生き物は色々なタイプの女性と性行為をしたいと考えています。
それが浮気に走ることにも繋がるのですが、夫婦間での性行為に満足する為に妻にイメチェンをしてもらうという方法があります。
妻にいつもと違う雰囲気を出してもらうことで、妻に対して性的興奮を呼び覚ますのです。
もちろん無理なお願いは避けるべきですが、髪型や服装を変えてみたり、付けている香水やシャンプーなどの香りをいつもと違うものに変えるのも良いでしょう。
浮気防止にもなりますし、EDも解決するかもしれません。
スキンシップの機会を増やす
夫婦と言うのは長い間一緒にいることでスキンシップをする回数が減ってしまうようです。
付き合い始めのころはデートをするたびに手を繋いでいたとしても、夫婦として出掛けるときには触れ合うこともしないのは日本人らしいと言えます。
スキンシップをすると、幸せホルモンと呼ばれているオキシトシンを増やせると言います。
このホルモンが増えると心が安定してくると言われていますので、二人の距離感を縮めることができるかもしれません。
妻だけEDではないEDの可能性
妻だけEDの悩みを抱えている男性の中には、身体的な原因からEDの症状が現れている方も少なくありません。
浮気や風俗遊びなどをする機会がなければ、妻以外の女性と性的に触れ合うタイミングというのはあまりないものだと思います。
そういった方が「妻にだけ勃起しない」と感じていても、実は身体的要因から誰に対しても勃起しづらい症状が出ている可能性は捨てきれません。
男性は30代を過ぎるとEDになりやすいとされ、日々の不摂生による生活習慣病との結びつきが問題視されています。
以下のコラムでEDになりやすい人の特徴をまとめていますので、心当たりを感じる方はぜひ参考にしてみてください。
ED治療薬を使用してみるのも一つの解決手段
妻だけEDは夫婦にとって大きな問題です。
もし妻以外には性的感情を抱くということであれば女性に対して失礼かもしれませんが、男性も好きでなっているわけではありません。
そうなる原因を知り、解決させる方法を試してみることをおすすめします。
もしそれでもEDが改善しないようであれば、ED治療薬を活用しましょう。
バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬は勃起力を復活させてくれます。
勃起力が蘇れば精神的な問題も解決し、妻だけEDという状態からも立ち直らせてくれるでしょう。