バイアグラは食後に飲むのか?それとも食前か、初めて服用する人は分からないことも多いです。

そこで今回はバイアグラの正しい飲み方について詳しく解説

一緒に服用してはいけないモノ、併用禁忌薬も紹介していきます。

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バイアグラの飲み方(用量・用法)

1回の用量 25mg~50㎎

※50mg錠の場合→1/2〜1錠
※100mg錠の場合→1/4〜1/2錠
1日の服用回数 1回
服用間隔 24時間以上間隔を空ける
服用のタイミング 性行為の約1時間前

バイアグラの飲み方(用量・用法)は上記の通りです。

空腹時に水、またはぬるま湯と一緒に服用してください。

バイアグラは食前と食後どのタイミングで飲むべき?

バイアグラは食事の影響を受けやすい薬のため「食前の空腹状態」に飲むのが適切です。

ですが「食後に性行為へ至る」場合、バイアグラを空腹状態で服用できないこともあります。

そのような場面に備えて「バイアグラと食事の影響」も知っておきましょう。

バイアグラの食事による影響について

効果発現までの時間(勃起するまでの時間)
食後にシルデナフィルを服用した人 3.0時間
空腹状態でシルデナフィルを服用した人 1.2時間

↑健康な成人16名にシルデナフィル50mgを投与した際のデータ

引用元:医療用医薬品 : バイアグラ(外部リンク)

バイアグラに含まれている成分「シルデナフィル」は、食事と一緒に服用すると体内へ吸収されにくくなります。

そうなると、効果が現れるまでに時間がかかる為「ちゃんと1時間前に服用したのに勃起効果が得られなかった」という事態になる可能性もあります。

食事と一緒にバイアグラを服用する場合は「性行為が始まるであろう時間」をあらかじめ逆算しておくと良いでしょう。

顔

33歳 安田さん

2022年6月5日に投稿

食後に服用することが多いので、ホテルへ入る3時間前ぐらいにいつも飲んでます。

・19時→彼女とご飯中。トイレ行ったタイミングでバイアグラを飲む
・22時→ホテル着くころにはバイアグラの効果が出てる状態

バイアグラの飲み方に関する注意点

用法、用量以外にも「バイアグラを服用する際に知っておきたい注意点」はいくつかあるのでご紹介します。

バイアグラはグレープフルーツと併用NG

バイアグラは「グレープフルーツなどの柑橘類」と一緒に服用すると、薬の効果・副作用が強く出てしまう可能性があります。

これはグレープフルーツなどに含まれる「フラノクマリン」という有機化合物が主な原因です。

バイアグラなど薬の有効成分を分解する為には、小腸にある「CYP3A4」という酵素が必要なのですが、「フラクノマリン」はこの「CYP3A4」の働きを阻害する作用があります。

グレープフルーツをカマグラゴールドと一緒に服用すると、CYP3A4の働きが阻害される

「CYP3A4」の働きを阻害されてしまうと、薬の有効成分が分解されないまま血液中へ入ってしまう為、薬の吸収量が大幅に増えて、効果や副作用が強く出てしまうのです。

なので、グレープフルーツを始めとした「フラノクマリン」が含まれたジュース、果物はバイアグラと併用しないようにしましょう。

フラノクマリン類を含む柑橘類

多く含む【併用注意】 少ない【併用可能】
・グレープフルーツ
・ハッサク
・ブンタン
・夏みかん
・スウィーティー
・ダイダイ
・金柑
・ライム
・晩白柚(ばんぺいゆ)
・サワーオレンジ
・レモン
・オレンジ
・ネーブル
・ポンカン
・デコポン
・すだち
・ゆず
・温州ミカン
・日向夏

お酒は飲みすぎない

バイアグラの有効成分「シルデナフィル」はアルコールと相互作用がないため、一緒に服用することは可能です。

しかし、アルコールは過剰摂取すると神経伝達機能が低下し勃起機能へ悪影響を及ぼす可能性があります。

バイアグラの効果を減少させない為にも、いつも飲んでいる量よりも控えめに留めるようにしましょう。

高齢者や持病がある方は25mgから服用する

65歳以上の高齢者や、肝臓や腎臓に持病がある方は「25㎎」からバイアグラの服用を開始しましょう。

若い方や内臓機能が健康な方に比べて、有効成分シルデナフィルの分解・代謝が遅れ、血中濃度が高くなりやすく、効果や副作用が強く現れる可能性がある為です。

バイアグラの効果が不十分であった場合に、50mgへの増量を検討しましょう。

バイアグラの服用ができない人

バイアグラは、治療中の病気や、常用している薬がある場合、服用できない可能性があります。

バイアグラの服用を考えている方は、自身が服用可能なのか事前に確認しておきましょう。

  • 低血圧の方
  • 網膜色素変性症の方
  • 重度の肝機能障害のある方
  • 成分に対して過敏症の既往歴のある方
  • 治療による管理がなされていない高血圧の方
  • アミオダロン塩酸塩(経口剤)を投与中の方
  • 心血管系障害を有しており性行為が不適当と考えられる方
  • 脳梗塞、脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある方
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中方
  • 硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル等)を投与中の方

バイアグラと併用してはいけない医薬品

バイアグラには「併用禁忌」と「併用注意」の医薬品があります。

「バイアグラの服用ができない人」と重複する薬もありますが、普段から飲んでいる薬がある人は必ず確認しておきましょう。

併用禁忌薬

  • 硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • リオシグアト(アデムパス)

併用注意薬

  • チトクロームP450 3A4阻害薬(リトナビル、ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール等)
  • チトクロームP450 3A4誘導薬(ボセンタン、リファンピシン等)
  • 降圧剤
  • α遮断剤
  • カルペリチド

まとめ

バイアグラの正しい飲み方、服用タイミングや注意点についてご紹介しました。

用量・用法、飲み合わせなどを守ることで、しっかりと効果が現れます。

正しい飲み方をきちんと守り、充実したセックスライフを送ってください。

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