バイアグラを飲んではいけない人はこんな人

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バイアグラは多くの人が利用しているED治療薬です。

しかし、誰もが飲める薬ではありません。

服用している薬や体質などによっては、バイアグラを飲んではいけない人もいます。

どのような人がバイアグラを飲んではいけないのか紹介します。

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こんな薬を飲んでいる人はバイアグラを飲めない

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バイアグラには一緒に使用してはいけない薬があります。
下記は併用禁忌と呼ばれる薬の一覧です。

※下記表の商品名は一部です。

表に記載している商品以外にも、禁忌に該当する成分が配合されているものもあります。

服用している薬がある場合は、必ず医師に相談してください。

成分名商品名併用禁忌の理由
硝酸剤、一酸化窒素供与剤
(ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど)
アイトロール錠
ニトロール錠
ニトロールスプレー
ニトロール持続静注
ニトログリセリン舌下錠
ニトロダームTTS
ニトロペン舌下錠
アンタップRテープ
イソコロナールRカプセル
イソピットテープ
カリアントSRカプセル
冠動注用ミリスロール
ハイパジールコーワ錠
バソレーターテープ
バンレーター軟膏
フランドル錠
フランドルテープ
一硝酸イソソルビド錠
硝酸イソソルビドテープ
硝酸イソソルビド徐放錠
ニコランマート錠
血圧低下を引き起こす。
場合によっては死亡事故に繋がる可能性もある。
アミオダロン塩酸塩 アンカロン錠100
アミオダロン塩酸塩錠
QTc延長作用が増強するおそれがある
可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤 アデムパス錠症候性低血圧を引き起こす可能性がある

上記に該当する薬を飲んでいる場合はバイアグラを飲んではいけません。
他にも「併用注意」と呼ばれる薬もあり、バイアグラと併用すると、副作用が強くなる可能性の薬もあります。

併用注意薬については下記をご確認ください

特定の背景を有する人(持病・体質・年齢など)

薬を飲んではいけない人

持病・体質・年齢などの要因で、バイアグラを飲むことができない人もいます。
下記の表に当てはまる場合、バイアグラを飲んではいけません。

※下記の表に該当しなくても、服用できない場合もあります。
バイアグラを服用する前に、医師に相談してください。

・重度の肝機能障害
・低血圧、また、治療による管理がなされていない高血圧
・脳梗塞・脳出血(最近6ヶ月以内に発症した人)
・網膜色素変性症
重い副作用が生じる恐れがある
・心血管系障害があり、性行為が不適当と考えられる人 心臓への負担がかかるので危険
・過去にバイアグラを服用してアレルギー反応が起こった人 再度アレルギー反応が出る可能性が高い
・未成年 効果や安全性が検証されておらず不明

参考サイト(外部):医療用医薬品 : バイアグラ

糖尿病や高血圧の人はバイアグラ飲める?

高血圧の検査

糖尿病や高血圧はEDを引き起こす可能性がある病気です。

これらの病気が原因で、勃起不全の症状を抱えている人も多く、「高血圧や糖尿病を抱えているけど、バイアグラを使いたい」という人も多いのではないでしょうか。

ここでは、糖尿病や高血圧の人はバイアグラを服用できるのか紹介しています。

糖尿病の人

糖尿病を抱えている人でも、バイアグラを飲むことは可能です。

しかし、糖尿病の方は、服用している薬に注意が必要です。
糖尿病の合併症として、他の病気を抱えており、上記の表に該当する薬を服用中の方もいます。

服用している薬を確認し、医師と相談の上服用することが大切です。

高血圧の人

高血圧を治療により管理している人の場合、服用が可能です。
しかし、数値によっては飲めないこともあります。

次の数値に該当しており、治療による管理がされてない高血圧の人は飲むことができません。

(安静時収縮期血圧>170mmHg又は安静時拡張期血圧>100mmHg)

また、高血圧の方の場合、服用してはいけない薬が処方されていることもあります。

特に高血圧で心臓に負担がかかっている場合、併用禁忌であるニトログリセリンという薬が処方されていることもあるので注意が必要です。

かかりつけ医に相談し、処方されている薬を確認の上、バイアグラを服用するようにしましょう。

バイアグラで死亡例があるって本当?

バイアグラはとても人気のある薬ですが、使用後に死亡した例があります。
どのような事例だったのか紹介していきます。

①ニトログリセリン貼付剤を使用している人がバイアグラを服用後死亡

60代男性の事例です。

高血圧、糖尿病、不整脈の治療中でニトログリセリン貼付剤を使用していた方が、バイアグラ服用後、性行為に及び、心肺停止状態になりました。

ニトログリセリンは、心臓病の薬としてよく使われるものですが、バイアグラとは併用禁忌になっています。

②短時間での大量摂取によって心臓発作で死亡

海外で起こった事例です。

長時間性行為ができるかという賭けを行い、短時間ごとにバイアグラを大量摂取、しかしその後心臓発作で命を落としたということがありました。

バイアグラを短時間で大量に服用すると、心臓に大きな負担がかかります。
誤った服用をしてしまうと、命を落としてしまうケースもあるのです。

バイアグラを飲む時は用法・用量をしっかり守る

バイアグラの画像

死亡事故や重大な副作用を避けるために、できることはいくつかあります。

まず重要なのが、用法・用量をしっかり守るということです。
バイアグラは1度服用後、24時間あけることが原則です。
日本人の場合、飲むときは1回50mgまでというように制限があります。
一般的には25㎎から服用しますが、効果が薄い場合は50㎎までは増量可能です。

欧米人のように大柄な人の場合、50mgだと効果が出ないので100mg服用するケースもあります。
しかし、厚生労働省の認可が下りているのは50mgまでで、100mgは医師から服用を認められたケース限定です。

また、効き目が薄いと感じる場合は飲み方(服用方法)が誤っている可能性があります。

バイアグラの正しい飲み方については、下記をご確認ください

また、初めてバイアグラを試すときは、少ない用量からスタートすると、副作用のリスク軽減に役立ちます。
50mgを割って25mgにして飲むなど、薬を割ることは問題ありません。
経済的にもお得に使えます。

バイアグラの副作用については下記をご確認ください

他の人にバイアグラをあげる、もらうなどの行為はやめる

バイアグラ受け渡しの画像

他の人にバイアグラをあげる、もらうなどの行為はやめるようにしましょう。

思いがけない副作用が出たり、死亡事故を引き起こしてしまう可能性があります。

医師に相談したり、副作用や飲んではいけない薬などをしっかり確認したうえでの服用が大切です。

まとめ

バイアグラは決して危険な薬ではなく、病院でも処方されており、多くの人が利用している薬です。

しかし、万人が飲める薬というわけではありません。

薬である以上、正しく服用しないと副作用が強く出たり、最悪の場合死亡事故につながることもあります。

持病や飲んでいる薬がある人は、必ず医師に相談しましょう。

バイアグラは効果絶大で、充実した性生活に役立ちます。

用法・用量を守り、安全に服用してください。

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