ED(勃起不全)

ED治療薬が保険適用されるのはいつから?|適用される条件や対象のお薬について

ED(勃起不全)

ED治療薬の保険適用について

EDの治療は、以前は保険適用外でしたが、2022年の4月以降は条件付きで保険適用となっています。

この記事では「保険が適用されるED治療薬」と「保険適用の条件」について詳しく解説していきます。

※保険適用以外でも「個人輸入(通販)」であればED治療薬を安く購入することが可能です。

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保険適用されるED治療薬一覧

保険適用されるED治療薬は以下の通りです。

医薬品名成分名成分量
バイアグラ錠シルデナフィルクエン酸塩25mg/50mg
バイアグラODフィルムシルデナフィルクエン酸塩25mg/50mg
シアリス錠タダラフィル5mg/10mg/20mg
参考:厚生労働省のホームページ

ED治療薬が保険適用される条件について

ED治療薬の保険適用には、以下の条件が存在します。

病院側に求められる条件
→「泌尿器科で5年以上経験を持っている医師」

患者側に求められる条件
→「過去6ヶ月以内に不妊治療を受けているという確認が必要」

薬の処方に関する条件
→「1度の処方につき4錠以下」

病院側、患者側双方に求められますが、薬の処方にも条件がありますので、保険の適用を考えている方は条件を満たしているか事前に確認しておきましょう。

病院側に求められる条件

病院側がED治療薬を処方する際は「泌尿器科で5年以上経験を持っている医師」でなければ処方できないことが定められています。

ただし、近くに上記の条件を満たせる医師が存在せず、他の条件を満たせる医療機関への紹介が出来ない場合においては例外的に処方が許されます。

これについても、もちろん一般不妊治療管理料に関する届け出を出している機関であることが条件になります。

そして、患者さんが別の医療機関で不妊であることを認められ、その紹介を受けて治療を引き受ける時は、先の医療機関と密な連携をして必要となる情報を共有しなければいけません。

医療機関同士は専門的な医療の実施をするために、基本的に紹介制が行われています。

その際には、事細かな情報の共有もされています。

これは患者さんに関する些細な情報の漏れが、後に重大な問題へと繋がらないようにするための大切な処置であり、ED治療においてもそれを守る必要があるからです。

患者側に求められる条件

保険適用でED治療薬を処方してもらいたい場合「過去6ヶ月以内に不妊治療を受けているという確認が必要」になります。

患者さんかそのパートナーのどちらかが6ヶ月遡って一般不妊治療管理料や生殖補助医療管理料に関する管理を受けている必要がある

日本泌尿器科学会が提出している診療ガイドラインが定める診断において、EDであると認められなければいけません。

これは正しい診断結果が必要でなければ医薬品が処方されないということであり、どんな薬であっても同じことが言えます。

医師の判断による薬の処方であり、患者さんが自己診断でEDと言っても適用されないということです。

保険の適用を受けるということは、国が設けた不妊治療に対する処置を目的としています。

そのため単なる性行為を目的としてではなく、あくまでも不妊治療の証明が保険適用の対象となっています。

薬の処方に関する条件

保険適応で処方されるED治療薬の量は「1度の処方につき4錠以下」と定められています。

医師の診察においての処方できる量が、タイミング法において1周期分と決められているからです。

さらに何度か繰り返して状態を見る必要があるときは、6ヶ月分までとしています。

この期間を超えて薬を続ける場合は、継続させるべき理由が必要です。

その理由も医師へ伝える必要があります。

また継続となったときは、最初に投与を開始してから1年以内と定めています。

上記に加えて、保険診療である旨を処方箋の備考欄に記載する等の細かいルールも存在しています。

ED治療薬の保険適用はハードルが高い

・病院側に求められる条件
→「泌尿器科で5年以上経験を持っている医師」

・患者側に求められる条件
→「過去6ヶ月以内に不妊治療を受けているという確認が必要」

・薬の処方に関する条件
→「1度の処方につき4錠以下」

上記の通り、ED治療薬の保険適用は非常に厳しい条件となっています。

実際にEDで悩んでいても、条件を満たせずにED治療薬が保険適用されない方も大勢居ます。

また、保険適用されても一度に処方されるのは4錠だけというのも厳しい現状です。

ED治療薬の保険適用が難しい場合の対処法

保険適用以外にも、ED治療薬を購入する手段として有効なのが「個人輸入(通販)」の活用です。

バイアグラやシアリスなどはジェネリック医薬品もあり、保険を利用しなくてもある程度安価に購入することができます。

個人輸入(通販)であれば通院の手間も無く、ED治療薬の費用も抑えることが可能です。

「ED治療薬を処方してもらいたけど、保険適用の条件が厳しい」と悩んでいる方は1度検討してみるのも良いでしょう。

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