ED(勃起不全)

EDの放置は危険?|重大な病気のサインかも

ED(勃起不全)

そもそもED(勃起不全)ってどんな病気?

ED=勃起しない病気

という認識を持っている方は多いように感じますが、ED(勃起不全)について詳しく知っている方は少ないかもしれません。

EDとは以下のように説明できます。

EDとは

EDとはErectile(勃起) Dysfunction(機能不全)の頭文字をとった略称で、男性特有の性機能障害の1つ。
勃起が十分に達成、または維持できない状態が持続または再発すること」がEDの定義とされています。

全く勃起しない状態だけをEDと定義するのではなく、勃起力が弱く性交を満足に行えない場合はEDであるといえるでしょう。

EDの症状や度合いについて解説しているコラムも掲載していますので、さらに詳しく知りたい方は是非ご覧ください。

EDの症状について詳しく知りたい方はコチラ

EDを放置する危険性【どんな病気が考えられる?】

EDには様々な原因があり、代表的な例として以下が挙げられます。

・血管の不調
・精神的不調
・加齢
・服用中の薬の副作用

EDそのものは命に関わる症状ではありませんが、EDの原因として挙げた内容はどうでしょうか。

中でも血管の不調は放置すると確実に新たな病気の引き金になります。

EDの症状が現れても年齢や疲労のせいと割り切り、放置してしまいがちかもしれません。

しかし、「EDは命に関わる病気のサインかもしれない」ということを覚えていてほしいです。

ここではEDを放置した際に進行しているかもしれない危険な病気について解説していきます。

心筋梗塞(動脈硬化)

心筋梗塞はEDの原因となる血管の不調と深く関係があります。

心臓を囲む冠動脈が詰まることで起こる心筋梗塞は、血管が完全に詰まる前に動脈硬化を引き起こしています

動脈硬化とは

血管内にプラーク(コレステロールや脂質の塊)が出来ることで血管が硬くなり、血流が悪くなる症状。

プラークが破裂すると破裂した箇所を血小板が塞ぎ、血栓となって完全に血管が塞がれた時に心筋梗塞を引き起こす可能性が高いといえます。

動脈硬化が原因でEDを引き起こしている場合、それは心筋梗塞のサインといえるでしょう。

高血圧

前述した心筋梗塞と動脈硬化は高血圧にも大きく関係しています。

高血圧は動脈硬化によって硬く狭まった血管が引き起こします。

そのため血管の不調を原因とするEDと密接に関係しており、ペニスに十分な血液が回っていない場合は既に高血圧の症状を内包している可能性が高いといえます。

糖尿病

糖尿病には1型と2型の2種類あり、発症率の約9割を占める2型糖尿病の原因は生活習慣の乱れであるケースが多くあります。

糖尿病の1型・2型とは

1型糖尿病は原因不明の膵臓の異常でインスリンの発生がストップする病気で、原因や予防法は解明されていません。
2型糖尿病は暴飲暴食や運動不足による肥満、日々のストレスなど生活習慣の乱れから来る体質変化によって引き起こされます。

肥満やストレスはEDの原因としても挙げられる事が多く、EDの症状を感じ始めた時には糖尿病の可能性も高まっている場合があります。

前立腺肥大症(BPH)

加齢から来るEDは前立腺肥大症(BPH)を引き起こす可能性が高いとされています。

前立腺肥大症(BPH)とは

膀胱の隣にある前立腺が肥大する病気で、頻尿などの排尿障害を引き起こしやすくなります
加齢と脂質異常症を原因とする見解が強いですが、まだはっきりとは解明されていません。

50代以降から発症者が増え始める前立腺肥大症はEDと同時に発症しやすいといわれています。

はっきりとした原因の解明がなされていないため対策の難しい病気ですが、高齢者に見られやすい症状であることから日々の生活習慣の改善が対策として考えられています。

男性更年期障害

男性更年期障害は40代以降の男性に見られる身体と心の不調を指します。

EDと男性更年期障害の共通点として、代表的な男性ホルモン「テストステロン」の減少が関係しています。

テストステロンとは

男性の精巣で作られるホルモンで、男性の心や体つきの男らしさを形成しているとされています。
テストステロン値が高い男性は集団内で積極性があったり、性的な欲求も高く行動的であることから、別名「社会性ホルモン」とも呼ばれています。

テストステロンは男性の身体と心の両方を力強く健康的に保つために必要です。

もしテストステロンの減少から来るEDを患っていた場合、放置することで心と身体が徐々に弱っていく可能性が年々高くなるといえます。

うつ病

EDとうつ病は関連性の高い病気とされています。

EDからくる自信喪失がうつ病のトリガーになるケースや、うつ病をきっかけとしてEDを引き起こすケースなど相互関係が強くあります。

心因性EDと呼ばれる精神的不調からくるEDがその代表で、うつ病によって様々な意欲を失い、性的興奮を感じにくくなります

その他にも、うつ病の代表的な治療薬であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は副作用としてEDの症状が現れるケースが少なからずあるとされています。

結論:EDの放置は危険です

EDを放置する事はED以外の病気のサインを見逃すことにも繋がります。

身体や心の不調は1つの原因だけと結びついている事は珍しく、様々な原因を一緒に抱えていると判断するのが一般的です。

しかし自己判断では解決の糸口がつかめない場合が多いため、軽くでもEDの症状を感じたら専門の医療機関を受診することをおすすめします。

「医療機関のなどの病院に行くことに抵抗がある…」と感じる方は、個人輸入(通販)などでED治療薬を購入するのも1つの手段です。

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