ED(勃起不全)

ED治療薬は市販で購入できる?精力剤や漢方との違いについても解説

ED(勃起不全)

バイアグラを初めとするED治療薬はED(勃起不全)に対する有用な治療方法として多くの男性の助けになっています。

そんなED治療薬はどのように購入する方法があるのか紹介していきます。

ED治療薬は市販されていない

前提として、バイアグラ等のED治療薬は市販されていません

そのため、ドラッグストアなどで購入することができません。

ED治療薬を購入方法は以下の2つの方法になります。

・医療機関を通じた医師からの処方
・個人輸入による通販購入

では、市販されている商品の中にはED対策に有用な商品はないのでしょうか?

市販されている薬やサプリで、EDを対策できる?

ED治療薬は市販されていませんが、ED対策商品は数多く市販されています

副作用が現れにくいなど使い易い商品が数多くラインナップされていますが、実際のED対策としてはどの程度活躍してくれるのでしょうか?

・市販薬
・漢方薬
・精力剤
・サプリメント

上記の4つのカテゴリに分けて紹介していきます。

市販薬

ED対策の市販薬として有用なのが男性ホルモンであるテストステロンを配合した塗り薬です。

テストステロンとは

主要な男性ホルモンの一つ。
男性においては性特徴や性機能の発達に関与し、筋肉量や精神面の健康にも影響する。
テストステロンは加齢に伴って減少するため、健康体であっても40代以降は勃起力や性欲に減退が見られやすい。

減少したテストステロンを塗り薬で補うことで、衰えた勃起力のアップが期待できます

しかし、ED治療薬に比べて即効性はないため、長期的なED対策となります。

テストステロン配合の主な市販薬

・トノス
・グローミン
 など

漢方薬

漢方薬を使用したED対策は、身体機能や精神面を内側から整えることで自然に勃起できる状態を目指すものです。

漢方薬は副作用が現れにくいため、医薬品の使用に不安を感じている方におすすめできます。

その一方で、漢方薬には即効性がありません

さらに、効果を感じるまでの時間に大きく個人差があるなど、ED対策として弱い点も持ち合わせています。

漢方薬によるED対策は、なるべく自然体なままEDから脱したいと考える方に選ばれています。

ED対策に用いられる漢方薬

・補中益気湯
・柴胡加竜骨牡蛎湯
・八味地黄丸
 など

精力剤

精力剤は栄養ドリンクタイプや錠剤タイプなど、様々な種類が展開されています。

ドラッグストアやコンビニでも購入できるため、手軽さが人気です。

しかし、手軽に購入できる精力剤に直接的なED対策効果は望めないと考えてください。

手軽に購入できる精力剤の効果効能には「滋養強壮」や「疲労回復」と書かれている事が多くあります。

これらは英気を養うという観点からのED対策になるため、血管の不調を原因とするEDなどには心許ないでしょう。

市販で購入可能な精力剤

・凄十シリーズ
・ユンケルシリーズ
・TENGAメンズチャージ
 など

サプリメント

サプリメントによるED対策は、不足するとEDに繋がりやすい成分を日々補っていくものです。

亜鉛やタウリン、マカなどが代表的な成分です。

サプリメントは健康機能食品とも称され医薬品ではなく食品の分類になります。

しかし、摂取のしすぎは思わぬ不調を招く原因になりかねないので注意が必要です。

日々の食事では補いきれない部分をプラスし、体調を整えていく長期的なED対策として有用です。

ED対策に用いられるサプリメント

・DHC 亜鉛
・DHC マカ
・リポビタンD
 など

ED治療薬を購入する方法

ED治療薬は市販での認可が国から降りていません。

そのため、ED治療薬を購入する際は病院処方か個人輸入通販を利用する形になります。

それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきますので、購入を検討している方は是非参考にしてみてください。

病院で処方してもらう

ED治療薬は病院で処方してもらう場合、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

・医師に直接診察してもらえる
・1錠から処方してもらえる

デメリット

・1錠あたりの価格が高い
・検査料や診察料が発生する
・通院する必要がある

病院ではED治療薬の処方前に医師からの診察があります。

そのため「実際に薬が必要なレベルのEDなのか」「どのED治療薬が適しているのか」など自分に合ったED治療薬を見つけるための相談を医師にすることが可能です。

自分に適したED治療薬が見つかっていないうちは1錠から処方してもらえることも安心感があります。

しかし、諸々のコストは病院処方が高い傾向にあります。

ED治療薬1錠あたりの価格は通販に比べて最大1,000円以上の差があります。

加えて、検査料や診察料、通院にかかる費用なども考える必要があります。

インターネット通販での個人輸入

ED治療薬をインターネット通販で個人輸入する場合、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

・購入価格を安く抑えられる
・自宅で受け取る事ができる

デメリット

・医師の診察を受けることができない
・商品の到着まで日数を要する
・1錠からの購入はできない

個人輸入を利用した通販(以下、個人輸入と表記)の場合、病院処方に比べて安価にED治療薬を購入することが可能です。

これはジェネリック医薬品を多数取り扱っていること、まとめ買いでの割引が大きく関係しています。

ジェネリック医薬品とは

先発薬の開発・販売から一定期間が過ぎた医薬品が特許期間を満了し、安価で開発・発売された医薬品を指します。
効果や安全性などは変わらず、価格を抑えて購入することが可能です。

個人輸入で購入することができるED治療薬は多数のジェネリック医薬品が取り扱われているため、価格を抑えて購入することが可能です。

さらに個人輸入では1錠からの購入ができない代わりに、箱単位でのまとめ買いで割引が適用されることもあります。

個人輸入の注意点として、医師の診察を受けない状態でED治療薬を購入することになるため、自分に適したED治療薬を自分で探さなければいけないという点があります。

そのため、まずは医師の診察を受けてED治療薬を病院処方してもらう事をおすすめします。

個人輸入で販売されているED治療薬も処方薬と同じ成分が使われている事がほとんどですので、自分に合った成分が見つかってから個人輸入しても遅くはありません。

EDの治療方法と費用について解説しているコラムも掲載しています。
興味のある方はコチラもご覧になってみてください。

ED治療薬の市販化はまだ先の話【病院や個人輸入を活用しましょう】

近年、ED治療薬が一部保険適応になるなど、EDをサポートする流れが広がってきているように感じます。

しかし、その流れはまだまだ小さく、市販化に至るまでには長い時間を要するでしょう。

とはいえ、病院処方や個人輸入などED治療薬を購入する方法が増え、治療に対するハードルが下がって来ているのも事実です。

EDを年齢や疲れのせいだと諦めるのではなく、自分に合った治療法を見つけることで改善している男性は日に日に増えています。

ED治療薬による治療は副作用や注意点こそあるものの、用量・用法を守って服用すれば確実に勃起力を高めることができるため、EDに悩んでいる方は検討する価値があるものだと思います。

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