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ルネスタの副作用と対処方法|副作用が現れやすい方

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通販価格:3,000円~
睡眠薬・ルネスタジェネリック
★★★★☆

ルネスタの副作用と対処方法

ルネスタとは2012年から販売されている、「非ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる種類の睡眠薬です。
飲み始めてから効果が出るまでの時間が早く、寝つきが悪い入眠障害、夜中に目が覚める中途覚醒などの症状に効果を発揮します。

またルネスタは、1989年に登場した「アモバン」という睡眠薬を改良して作られたという経緯があります。

関連ページ
ルネスタとアモバンの違い|共通点や選び方も解説

アモバンは飲んだ後に苦味が出ることが多く、問題視されていました。
そのようなアモバンの副作用が軽減されたのが、ルネスタです。

しかし副作用が軽減されても、症状の有無や強さには個人差があります。
本記事では、ルネスタの主な副作用や対処方法、副作用の発現率などを解説していきます。

苦味

ルネスタの副作用として最も多く報告されているのが、苦味の症状です。
国内で実施された臨床試験では、36.3%の方に苦味の副作用が現れたという結果が報告されています。

苦味の副作用が現れる理由は、有効成分のエスゾピクロンにあります。
成分そのものに苦味があり、体内に吸収された後に唾液から分泌されることが苦味の副作用の原因と考えられています。
ただしなぜ成分が唾液から分泌されるのか、そのメカニズムは明らかにされていません。

苦味の副作用には、3つの対処方法があります。

・水で素早く飲む
・服用量を減らす
・睡眠薬の種類を変える

ルネスタの錠剤は、苦味を感じにくいようにコーティングされています。
舐めたり噛んだりするとコーティングが剝がれてしまうため、水で素早く服用することが推奨されています。

↑ルネスタと同じ成分が含まれる「エスゾピック」という睡眠薬
ルネスタと同様に錠剤の表面がコーティングされている

またルネスタの服用量を減らすことも、苦味の副作用を軽減することにつながります。
しかし睡眠薬としての効果に影響を及ぼす可能性もあるため、注意してください。
上記の対処をおこなっても苦味が我慢できない場合は、他の種類の睡眠薬への切り替えも検討しましょう。

商品 ルネスタ

ルネスタ

エスゾピック

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ハイプロン

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ベルソムラ

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デエビゴ

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有効成分 エスゾピクロン エスゾピクロン ザレプロン スボレキサント レンボレキサント
特徴 依存性や副作用が軽減された、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬。 安価で購入できるルネスタジェネリック 眠気が残りにくい、超短時間型の睡眠薬。 自然な眠気を強める新しい睡眠薬 依存性が少なく、長期服用もできる睡眠薬。
副作用 苦味、傾眠など 苦味、傾眠など 傾眠、めまいなど 疲労感、傾眠、頭痛など 傾眠、頭痛、めまいなど
価格 通販での取り扱い無し 2,380円~
30錠
4,050円
100錠
24,680円
100錠
17,900円
28錠
商品ページ 通販での取り扱い無し

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傾眠(けいみん)

傾眠(けいみん)とは、高齢者に多い意識障害の一種です。
うとうとする状態が度々見られ、声をかけたりすると意識が戻りますが、時間が経つとまた眠ってしまう症状を指します。
ルネスタの服用に伴う傾眠の発現頻度が3.7%となり、苦味に次いで2番目に多い副作用となります。

作用時間が短く、翌日に眠気が残りにくいことが特徴のルネスタですが、効き目には個人差があります。
眠気やふらつきなど傾眠と思われる症状が出ている場合は、車の運転など危険を伴う機械の操作は控えるようにしてください。

また夜遅くにルネスタを服用し、翌朝までに睡眠が十分にとれなかった場合も、眠気を翌日に持ち越してしまう可能性があります。
毎日の起床時間や就寝時間を一定にし、規則正しい睡眠リズムを作ることも重要です。

ルネスタの副作用発現率

ルネスタの主な副作用として認められている症状には、他にも頭痛、口の渇き、めまいなどがあります。
それぞれの副作用の発現率については、以下の通りです。

・頭痛:2.2%
・口の渇き:1.8%
・めまい:1.2%

国内で実施された臨床試験において上記の症状が見られた際は、いずれも大半が軽度なものでした。
従って症状が現れた際も、ルネスタの服用を継続されています。

またこれらの副作用は、ルネスタの服用を始めてから1~3日ほどで発症することが多い傾向があります。
これからルネスタを始めて服用する方は、念のため頭痛やめまいなどの症状に注意してください。

参考ページ
医療用医薬品 : ルネスタ |臨床成績

ルネスタの副作用が現れやすい方

体質や健康状態によっては、ルネスタの服用により副作用が現れやすくなる場合があります。
以下の内容に当てはまる方は、ルネスタを服用する際は十分に注意してください。

・肺性心、肺気腫、気管支喘息などを発症し呼吸機能が低下している方
・衰弱している方
・ルネスタにより睡眠随伴症状(夢遊症状など)が現れたことがある方
・肝臓や腎臓に障害がある方
・高齢者

参考ページ
医療用医薬品 : ルネスタ |特定の背景を有する患者に関する注意

ルネスタの副作用に関する質問

ルネスタの副作用に関して、よくある質問をご紹介します。
疑問やお悩みなどがある方は、以下の内容を参考にしてみてください。

ルネスタの副作用で太ることはありますか?

ルネスタの服用が原因で太ることは、無いでしょう。

睡眠薬や抗不安薬などにおいて、原則として体重を促すような作用はありません。


中には副作用により体重の増加が見られる医薬品の存在しますが、一部の種類のみです。

ルネスタの副作用で緑内障になることはありますか?

ルネスタには抗コリン作用があり、服用すると眼圧が上昇することがあります。

そのためルネスタの服用がきっかけで、緑内障の症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。


特に急性閉塞隅角緑内障の方は、ルネスタの服用が禁忌とされています。

ルネスタの副作用で認知症になることはありますか?

睡眠薬の服用と認知症について、それぞれの関係性は明らかにされていません。

過去に実施された臨床試験では、睡眠薬が認知症リスクを高めるとするものと、関係が無いとするもののどちらも存在します。

しかし最近の研究では、睡眠不足や不眠症自体が認知症のリスクを高めることが明らかにされています。

ルネスタの副作用で体臭が酷くなることはありますか?

ルネスタの副作用により、体臭が変化することはありません。

公開されている副作用情報にも体臭に関する症状は見受けられず、ルネスタには体臭に作用するような成分も含まれていません。


またルネスタに限らず、他の睡眠薬においても体臭に関わるような副作用が報告されている種類はありません。

もしもルネスタの服用中に体臭の変化を感じた場合、ストレスや他の精神疾患が隠れていることも考えられます。

ルネスタの副作用でラリる状態になることはありますか?

ルネスタの服用により正常に話せなくなる、俗に言う「ラリる」状態になることはありません。

ただし急にルネスタの服用を中止すると、反動で眠れなくなったり、またイライラや不安感、震えなどの症状が生じたりする恐れがあります。


服用をやめたいときは医師の指示に従い、徐々に服用量を減らしていくようにしてください。

ルネスタの重大な副作用

苦味や傾眠以外にも、発現頻度こそ低いもののルネスタには重大な副作用が現れる可能性があります。
現在、ルネスタの重大な副作用として報告されているのは以下のような症状です。

それぞれの副作用について、詳しく説明していきます。

薬への依存

ルネスタの重大な副作用としてまず挙げられるのが、薬への依存になります。

もともとルネスタなどの非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、副作用や依存性が従来の製品より軽減されている睡眠薬です。
特にルネスタは薬への耐性が付きにくい種類で、1年近く服用を続けても耐性が認められなかったという報告もあります。

しかし漠然と使い続けたり、服用量を増やしたりするとルネスタに依存しやすくなってしまいます。
依存を防ぐためにも、以下のポイントを守ることが大切です。

薬への依存を防ぐ為の注意点

・用法・用量を遵守
・自己判断で乱用したり増量したりしない
・服用期間を定めて使う
・アルコール類と併用しない

精神症状

はっきりとした頻度は明らかにされていないものの、ルネスタの服用により以下のような精神症状が副作用として現れることが報告されています。

・もうろう状態
・異常行動
・夢遊症状
・興奮
・取り乱す
・幻覚(精神障害がある場合など)

特にルネスタの服用量が多い場合や、他の向精神薬と併用している場合に幻覚や夢遊病などの症状が起こりやすいことが分かっています。
またルネスタとアルコールを同時に摂取した場合、相互作用により中枢神経の抑制作用が増強します。
ルネスタの作用が強まり副作用が現れやすくなるため、服用の際はお酒を飲まないように注意してください。

関連ページ
お酒と睡眠薬の併用は可能?|お酒と睡眠薬を一緒に飲むリスクについて

呼吸抑制

呼吸機能が低下している方がルネスタを服用した場合、炭酸ガスナルコーシスなど呼吸抑制の副作用が現れる場合があります。
ここでの「呼吸機能が低下している方」とは肺性心、肺気腫、気管支喘息などを発症し、呼吸機能が弱っている方が該当します。

炭酸ガスナルコーシスは、別名「CO2ナルコーシス」とも呼ばれます。
二酸化炭素が体内に過剰に溜まってしまい、頭痛や息苦しさ、意識障害などを引き起こす状態です。

さらに炭酸ガスナルコーシスの意識障害は、麻酔作用を持つ二酸化炭素が中枢神経系に作用することで起こるものです。
放置すると昏睡状態に陥り、最悪の場合は死に至る危険性もあります。

炭酸ガスナルコーシスを発症した場合は自発呼吸も弱まっていることが多いため、まずは気道を確保し、換気を図るなど適切な処置をおこなうようにしてください。

健忘(けんぼう)

ルネスタは、服用後に健忘の副作用が起こることがあります。
健忘とは周囲から見ると普通に行動しているにも関わらず、本人の中では記憶が無くなっている状態です。
この間に食事をしたり、友人に電話をしたりしていても、翌朝になってから気付いて驚くことがあります。

ルネスタは作用時間が短い睡眠薬であり、急激に意識レベルを低下させることで中途半端な覚醒状態になります。
すると脳の機能が低下し、記憶力に影響が現れるため健忘の副作用が起こりやすいのです。

服用してから寝るまでの記憶がない、夜中に目が覚めたときの出来事を覚えていない、もうろう状態となるなどさまざまな異変を引き起こす可能性があります。
特に高齢者は転倒リスクもあるため、より一層注意が必要です。

肝機能障害

1%未満と頻度は低いものの、ルネスタの重大な副作用として肝機能障害が起こることがあります。
肝機能障害はAST、ALT、Al-P、γ-GTPなどの数値に現れるため、健康診断や血液検査を定期的におこない、該当の数値に異常が無いかチェックするようにしましょう。

まただるさや食欲不振、発熱、吐き気、かゆみ、茶褐色の尿などが見られた場合、肝機能障害の初期症状の可能性があるため、十分に注意してください。

アナフィラキシー

ルネスタの有効成分エスゾピクロンにアレルギーを起こし、副作用としてアナフィラキシーが起こる可能性があります。
アナフィラキシーとは、短い時間の中で急激に全身症状が現れるアレルギー反応です。

ルネスタによりアナフィラキシーが起きた場合、服用後に蕁麻疹や嘔吐、息苦しさなどの症状が見られます。
場合によっては生命に危険な状態に陥ることもあるため、異常が見受けられたときは服用を中止し、適切な処置を受けるようにしてください。

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