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ルネスタとマイスリーの違い|共通点や選び方について解説

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ハイプナイト

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通販価格:3,000円~
睡眠薬・ルネスタジェネリック
★★★★☆

ルネスタとマイスリーの違い

ルネスタとマイスリーは、どちらも超短時間型に分類される睡眠薬であり、主に寝つきの悪さがみられる入眠障害に使用されます。
どちらも眠りにつくまでの時間を短縮し、入眠を助ける役割を果たしますが、その作用の発現タイミングや持続時間には以下のような違いがあります。

商品名 ルネスタマイスリー
有効成分エスゾピクロンゾルピデム酒石酸塩
成分量1mg・2mg・3mg5mg、10mg
効果、効能不眠症不眠症
用量1回2mg (高齢者は1mg)1回5~10mg (高齢者は5mg)
最高血中濃度到達時間1時間約40分~50分
半減期5時間2時間
副作用傾眠、味覚異常(苦味)、頭痛、浮動性、めまい、口渇眠気、頭痛、残眠感、悪夢、めまい、倦怠感、口渇、食欲不振

本記事では、ルネスタとマイスリーの異なる点だけでなく、共通点や選び方についても詳しく解説していきます

ルネスタとマイスリーの違い

効果の違い

前述の通り、ルネスタとマイスリーは、効果が現れる時間やその効果が続く時間の長さが異なります
両剤の効果に関する研究は日本国内でもおこなわれており、その結果は以下の通りです。

 試験した薬ルネスタ1mgルネスタ2mgルネスタ3mgマイスリー10mgプラセボ (偽薬)
例数7069687071
眠るまでの時間 (分)17.911.310.47.022.8
総睡眠時間 (分)438.3452.5453.4448.6414

ルネスタとマイスリーの効果が現れる時間と効果が続く時間には、最高血中濃度到達時間半減期が関係しています。

最高血中濃度到達時間は、有効成分が血中で最も高い濃度に達する時間を指し、最も効果を感じるとされる時間です。
一方で、半減期は有効成分の血中濃度が半分になるまでの時間を指し、半減期が短ければ効果も短く、半減期が長ければ作用する時間が長くなります。

マイスリーはルネスタよりも最高血中濃度到達時間が短いため、服用後に早く催眠作用が現れやすいのです。
また、ルネスタの半減期はマイスリーよりも長いため、作用時間が長く、効き目が持続する特徴があります。

日本精神科評価尺度研究会のデータによれば、成人に処方されるマイスリー10mgとルネスタ2mgを比較した場合、マイスリーの方がより強い効果を示すとされています。

参考ページ
向精神薬の等価換算 2017 – 日本精神科評価尺度研究会

副作用の違い

ルネスタとマイスリーはどちらも副作用が伴いますが、ルネスタ特有の副作用として苦味などの味覚異常が報告されています。
苦みはルネスタを使用した直後だけでなく翌日まで続くことがあり、個人差もありますが1日中苦みを感じる場合もあるのです。

苦み自体が身体に悪影響を及ぼすことはありませんが、我慢できない場合はルネスタの用量を減らしたり、ほかの睡眠薬へ切り替えなどを検討しましょう。

商品 ルネスタ

ルネスタ

ハイプナイト

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ハイプロン

ハイプロン

ベルソムラ

ベルソムラ

デエビゴ

デエビゴ

有効成分 エスゾピクロン エスゾピクロン ザレプロン スボレキサント レンボレキサント
特徴 依存性や副作用が軽減された、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬。 ルネスタと同様に寝つきの悪い入眠障害の症状に適している。 眠気が残りにくい、超短時間型の睡眠薬。 自然な眠気を強める新しい睡眠薬。 依存性が少なく、長期服用もできる睡眠薬。
副作用 苦味、傾眠など 苦味、傾眠など 傾眠、めまいなど 疲労感、傾眠、頭痛など 傾眠、頭痛、めまいなど
価格 通販での取り扱い無し 3,320円
50錠
4,050円
100錠
24,680円
100錠
17,900円
28錠
商品ページ 通販での取り扱い無し

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関連ページ
ルネスタの副作用と対処方法|副作用が現れやすい方

価格の違い

ルネスタとマイスリーは、有効成分の配合量によって価格が異なります。

一般的に、成人に処方されることが多いのはマイスリー10mg錠とルネスタ2mg錠ですが、ルネスタと比べてマイスリーの方が安価な特徴があります。

 医薬品名価格
マイスリー錠5mg27.3円/錠
マイスリー錠10mg44.9円/錠
ルネスタ錠1mg39.4円/錠
ルネスタ錠2mg63.0円/錠
ルネスタ錠3mg77.3円/錠

ルネスタとマイスリーはジェネリック医薬品も存在し、薬局での処方時に希望することでより安く入手できます。

ジェネリック医薬品の価格

●ルネスタのジェネリック医薬品
エスゾピクロン錠2mg (21.2円/錠)

●マイスリーのジェネリック医薬品
ゾルピデム酒石酸塩錠10mg (14.5円/錠)

※ジェネリック医薬品の場合でも、先発薬と同じくマイスリーのほうが安価です。

ルネスタとマイスリーの共通点

ルネスタとマイスリーには以下の共通点があります。

  • 非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬
  • 超短時間型に分類される
  • 両者とも「寝つきが悪い」という入眠障害によく使われる

睡眠障害を改善する睡眠薬は、以下の5系統に分かれており、これらは成分が作用するまでの時間や効果の持続時間などが異なります。

  • バルビツール酸系
  • ベンゾジアゼピン系
  • 非ベンゾジアゼピン系
  • メラトニン受容体作動薬
  • オレキシン受容体拮抗薬

ルネスタとマイスリーは、このうちの非ベンゾジアゼピン系に分類され、入眠効果が良く、比較的副作用が少ない点が特徴です。
非ベンゾジアゼピン系は薬の作用時間が短く、翌朝に残る眠気、ふらつきや転倒などの副作用も少ないことから使いやすい睡眠薬とされています。

ルネスタとマイスリー共通の副作用

ルネスタとマイスリーは、一般的に副作用が少ない特徴がありますが、まれに以下の症状が生じることがあります。

バイアグラの服用ができない人

・呼吸抑制
・肝機能障害
・精神症状、意識障害
・もうろう状態
・睡眠随伴症状
・過敏症
・依存性
・一過性前向性健忘

呼吸機能が低下している場合、炭酸ガスナルコーシスを引き起こすリスクがあるため注意が必要です。
また、非常にまれですが、成分の代謝時に肝臓の機能が低下することがあるため、この点にも注意しましょう。

そのほか、意識障害による不安、幻覚、もうろう状態などの精神的な症状が現れることもあります。
睡眠中の無意識な異常行動を引き起こす睡眠随伴症状や、過敏症による発疹やかゆみなどのアレルギー反応にも気を付けましょう。

副作用の中でもとくに注意が必要な、依存性と一過性前向性健忘に関しては、後述の「ルネスタとマイスリー共通の注意点」にて詳しく解説していきます。

参考ページ
医療用医薬品 : ルネスタ|副作用

ルネスタとマイスリー共通の注意点

ルネスタとマイスリーで共通の注意点として、以下が挙げられます。

  • 持ち越し効果
  • 一過性前向性健忘
  • 依存性

ルネスタやマイスリーは持ち越し効果が現れにくいとされていますが、アルコールとの併用や誤った服用方法により引き起こされる場合があります。
持ち越し効果とは、翌朝になっても眠気が残り、ふらつきやだるさを感じることを指します。
効果を正しく発揮させるためにも、服用時は水で飲むようにしてください。

アルコールとの併用は、一過性前向性健忘にも繋がります。
一過性前向性健忘とは、記憶を消失する一時的な記憶障害です。
この記憶障害は、推奨量を超えた過剰摂取でも引き起こされるため、十分に注意してください。

ルネスタやマイスリーは、依存性に関しても現れにくいとされていますが、長期間の使用により、依存のリスクが高まる可能性があります。
長期の使用で改善が見られない場合は、ほかの睡眠薬に変更するなどの検討が必要です。
また、マイスリーは効果の消失が短時間である理由などから、ルネスタと比べて依存性の可能性が高いとされています。

参考ページ
医療用医薬品 : マイスリー|重要な基本的注意

ルネスタとマイスリーの選び方

ルネスタとマイスリーは同様の作用を持つため、どちらを選べば良いか悩む方も多いかと思います。
そんな方に向けて、以下の項目では選び方についての主な基準をいくつか挙げています。
睡眠障害を早めに改善させるためにも、自分に適した睡眠薬選びの参考にしてください。

効果が現れる早さ

睡眠薬を服用後、効果が早く現れることを重視する場合はマイスリーがおすすめです。
ルネスタの血中濃度がピークになるまでには約1時間かかりますが、マイスリーは約40分~50分と、より早く効果が現れます。

血中濃度とは、有効成分が血液中に存在する濃度を示します。
この濃度が最高値に達すると、効果が最も強く感じられると考えられているのです。
ルネスタとマイスリーの血中濃度の差はそこまで大きくありませんが「少しでもより早く眠りにつきたい」という方は、効き目が早いマイスリーを選ぶと良いでしょう。

効果時間の長さ

睡眠薬の効果の長さを重視する場合は、ルネスタがおすすめです。
マイスリーは服用後約2時間で効果が半減する傾向がありますが、ルネスタは約5時間で半減するとされています。
睡眠薬の効果は、ピークを経て徐々に低下していくため、半減期が短ければ効果の持続時間が短くなります。

一方で、半減期が長い場合は、有効成分が体内で作用する時間が長くなるため、持続性に優れ、睡眠の維持に効果的なのです。
ルネスタとマイスリーでは、半減期に2倍以上の差があります。
このため、眠りについても夜中に起きてしまうなどの悩みを抱えてる場合は、効果時間の長いルネスタを選ぶと良いでしょう。

ルネスタと同じ成分、同じ効果が得られる睡眠薬」をお探しの方は以下の比較表もご参考ください。

商品 ハイプナイト

ハイプナイト

フルナイト

フルナイト

ソクナイト

ソクナイト

エスゾピック

エスゾピック

有効成分 エスゾピクロン エスゾピクロン エスゾピクロン エスゾピクロン
効果時間 約1~5時間 約1~5時間 約1~5時間 約1~5時間
特徴 値段が安く、成分量も選べるルネスタジェネリック。 錠剤のサイズが小さく、飲みやすいジェネリック医薬品。 日本語表記のパッケージで、手に取りやすいジェネリック医薬品。 少ない錠数から購入できるルネスタジェネリック。
価格 3,320円~
50錠
4,000円~
50錠
4,050円~
50錠
2,380円~
30錠
商品ページ

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ルネスタとマイスリーの違いに関する質問

ルネスタとマイスリーはどちらが効果が強いか?

マイスリー10mgとルネスタ2mgを比較した場合、マイスリーの方が効果が強いとされています。

これは、両剤を比較した睡眠導入時間や総睡眠時間の統計でも明らかになっています。


マイスリーは一般的に睡眠導入が早く、睡眠の深さも増す傾向がある一方で、ルネスタはより持続時間が長く、眠りを保持する効果が強いとされているのです。

効果が現れるまでの時間や効き目の長さはそれぞれで異なるため、自分に適した睡眠薬を選びましょう。

ルネスタとマイスリーは同時に飲めますか?

ルネスタとマイスリーは同時に飲めません。

どちらも睡眠に対して作用するため、同時に服用することで中枢神経系に影響を及ぼし、副作用のリスクが高まります。


また、同時に飲むことで効果が倍増することはありません。

現在の睡眠薬が効果的でないと感じた場合は、種類や量を変更するのではなく、必ず医師に相談するようにしてください。

ルネスタとマイスリーはどちらが安いですか?

価格は、有効成分の配合量によって異なります。

主に成人に使用される多いマイスリー10mg錠とルネスタ2mgを比較した場合、ルネスタよりもマイスリーの方が安価です。


また、ルネスタとマイスリーはジェネリック医薬品もあるため、処方時に希望することで、より安く入手できます。

ジェネリック医薬品の場合でも、マイスリーのほうが安価です。

ルネスタとマイスリーはどちらが早く薬の効果が出るか?

効果の早さを重視する場合はマイスリーがおすすめです。

ルネスタは服用後に血中濃度がピークに到達するまでに1時間ほどかかりますが、マイスリーは約40分~50分とされています。


このため、少しでも早く眠りにつきたい方にはマイスリーを選ぶと良いでしょう。

ルネスタとマイスリーは効き目が長いのはどっち?

効き目の長さを重視する場合は、ルネスタがおすすめです。

マイスリーは服用して2時間ほどで効果が半減していきますが、ルネスタは5時間ほどを目途に半減します。


ルネスタとマイスリーの半減期には2倍以上の差があるため、夜中に何度も起きてしまう方は、効果が持続するルネスタを選ぶと良いでしょう。

睡眠薬に関する記事一覧

https://lifept.shop/column/category/suiminyaku
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