ハイプナイト（ルネスタ）

ハイプナイト（ルネスタ）の商品詳細

ハイプナイト（ルネスタ）は、依存性や副作用が少ない非ベンゾジアゼピン系に分類される『エスゾピクロン』を有効成分とする睡眠薬です。

日本国内でも処方されている有名な非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬ルネスタのジェネリック医薬品で、主に寝つきの悪い入眠障害の症状に適しており、脳の活動を抑えることで睡眠を促します。

ハイプナイト（ルネスタ）は効果の出現が早く作用時間が短い『超短時間型』の睡眠薬で、効果がマイルドなため翌日に眠気を持ち越しにくいという特徴があります。

ハイプナイト（ルネスタ）の医薬品情報

ハイプナイト（ルネスタ）の効果と安全性

ハイプナイト（ルネスタ）の効果や安全性を同様に不眠症状に効果が期待できる睡眠薬と比較しています。

商品	価格/内容量	効果の強さ	安全性	特徴	分類	効果時間	適応症	先発薬	成分
ハイプロン	￥4,050 100錠/1箱			超短時間型 寝つきが悪い人向け	非ベンゾジアゼピン系	1～4時間程	催眠鎮静、入眠障害、中途覚醒	ソナタ	ザレプロン 10mg
ハイプナイト	￥3,320～ 50錠～/1箱			超短時間型 寝つきが悪い人向け 成分量の選択肢が広い	非ベンゾジアゼピン系	1～5時間程	催眠鎮静、入眠障害、中途覚醒	ルネスタ	エスゾピクロン 1mg・2mg・3mg
リスミー	￥14,500～ 100錠/1箱			短時間型 寝つきが悪い人向け 夜中に目が覚めてしまう人向け	ベンゾジアゼピン系	6～10時間程	催眠鎮静、入眠障害、中途覚醒	-	リルマザホン塩酸塩水和物 1mg・2mg
デエビゴ	￥15,800～ 28錠/1箱			病院で多く処方されている 入眠～熟眠障害の症状に広く適している 副作用や断薬後の離脱症状が少ない	オレキシン受容体拮抗薬	約4時間程度	中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害	-	レンボレキサント 5mg・10mg
ベルソムラ	￥24,680～ 100錠/1箱			中途覚醒の症状に適している 副作用や断薬後の離脱症状が少ない 高齢者も使用しやすい	オレキシン受容体拮抗薬	約6〜8時間程度	中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害	-	スボレキサント 15mg・20mg
ロゼレム	￥34,600～ 100錠/1箱			不安感からくる不眠に適している 他の抗不安薬と比較して副作用や依存性が少ない 1錠あたりの価格が安い	メラトニン受容体作動薬	約1～2時間程度	中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害	-	ラメルテオン 8mg

ハイプナイト（ルネスタ）と関連性の高い商品

以下はハイプナイト（ルネスタ）と同様にルネスタのジェネリック医薬品であり、成分量や価格、特徴にそれぞれ違いがあります。

商品	ソクナイト	エスゾピック	ハイプナイト	フルナイト
有効成分	エスゾピクロン 2mg	エスゾピクロン 2mg・3mg	エスゾピクロン 1mg・2mg・3mg	エスゾピクロン 2mg
価格	￥4,050～ 50錠～/1箱	￥2,380～ 30錠～/1箱	￥3,320～ 50錠～/1箱	￥4,000～ 50錠～/1箱
特徴	監修に日本人が参加 安心の日本語パッケージ	1箱あたりの価格が安く、はじめての睡眠薬に最適	成分量の選択肢が広く、優しい作用から強い作用まで試せる	インドの有名製薬会社「サンファーマ」製のルネスタジェネリック
商品ページ	ソクナイトの商品ページ	エスゾピックの商品ページ	ハイプナイトの商品ページ	フルナイトの商品ページ

ハイプナイト（ルネスタ）の効果

ハイプナイト（ルネスタ）は入眠効果のある睡眠薬で、寝つきの悪さでお悩みの方に効果が期待できます。

特に、下記のような理由で寝付くことが難しく、寝付くまでに30分～2時間程かかる『入眠困難』の改善にハイプナイト（ルネスタ）は適しています。

ハイプナイト（ルネスタ）は『超短時間型』と呼ばれる睡眠薬で、服用から1時間ほどで入眠効果が現れ、感じ方としては疲れていつの間にか寝てしまう状態に近いとされています。

ハイプナイト（ルネスタ）の有効成分である『エスゾピクロン』を使ったの日本国内の試験では、エスゾピクロンを服用した人は入眠までの時間がおよそ半分に短縮されるとの結果が出ました。

【エスゾピクロン服用時の入眠時間】

上記の結果からもハイプナイト（ルネスタ）を服用することで短期間での睡眠改善効果が高いことが分かります。

また、5時間以内には効果が減退していく性質から翌日に眠気を持ち越しにくいという特徴がありますが、ハイプナイト（ルネスタ）は非ベンゾジアゼピン系の中では比較的長めに作用するタイプの睡眠薬です。

参考サイト
医療用医薬品｜ルネスタ:効能または効果

睡眠不足の健康リスク

令和元年厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」において、日本人の5人に1人が「睡眠の質に満足できない」としており、睡眠不足から派生する健康リスクに関しても問題視されています。

不眠の状態が続くことで高血圧や肥満、ひいては糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす可能性が大きくなります。

また、睡眠不足の悪影響は精神面・認知機能へも及び、うつや認知症などを引き起こすきっかけにもなりかねません。

不眠症の根本的な改善には時間がかかるとされているため、早期に始める治療の一環として、ハイプナイト（ルネスタ）のような睡眠薬による治療も多く選択されています。

参考サイト
厚生労働省｜令和元年「国民健康・栄養調査」の結果

ハイプナイト（ルネスタ）の作用

ハイプナイト（ルネスタ）に含まれる成分『エスゾピクロン』は脳のベンゾジアゼピン受容体に作用することで睡眠をサポートするアミノ酸『GABA』を産生を助け、覚醒した神経活動を抑制することで催眠作用をもたらします。

GABAは普段から人間の脳内で産生されていますが、疲労や強いストレスにさらされると、その緩和のために消費されてしまうため少なくなってしまいます。

エスゾピクロンは脳のベンゾジアゼピン受容体の「催眠に関わる部分」に作用することでGABAの産生を助け、服用から30～1時間程度で入眠効果を得られ始めるとされています。

ベンゾジアゼピン受容体には主に2つのタイプが存在しますが、エスゾピクロンは催眠作用に関わる受容体のみに作用する非ベンゾジアゼピン系睡眠薬と呼ばれ、入眠効果に絞って使用することができるため、ふらつきなどの副作用を警戒しすぎなくてもいい利点があります。

ハイプナイト（ルネスタ）は催眠作用に関わる受容体のみに作用することで以下のようなメリットがあります。

参考ページ
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬（非BZD系睡眠薬）の解説｜日経メディカル処方薬事典：薬の効果と作用機序

ハイプナイト（ルネスタ）の効果時間

ハイプナイトの効果が持続する時間は個人差はありますが1～5時間とされています。
ハイプナイトは入眠に特化した睡眠薬で服用後は1時間ほどで効果はピーク（血中濃度最大）に達します。

効果がピークを達すると効果は薄れ始めていくため、持続時間内でも効果の効き目に強弱があります。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:薬物動態

ハイプナイト（ルネスタ）の服用方法・使用方法

ハイプナイト（ルネスタ）の服用方法は成人と高齢者で異なります。

【成人が服用する場合】

※初めてハイプナイト（ルネスタ）を服用する成人の方は1～2mgから服用を開始し、副作用などの問題が発生していないことを確認してから増量を行ってください。

【高齢者が服用する場合】

※高齢者は1mgから服用を行ってください。
高齢者はハイプナイト（ルネスタ）に含まれる成分『エスゾピクロン』の服用時に血中濃度が高くなる傾向が認められており、高用量の服用は運動失調など副作用の危険性が高まる可能性があります。

超短時間型の睡眠薬であるハイプナイト（ルネスタ）は服用から30分～1時間ほどで入眠効果が現れるとされるため、必ず就寝前に服用してください。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:用法及び用量

ハイプナイト（ルネスタ）の服用タイミング

ハイプナイト（ルネスタ）の効果は服用から30分ほどで現れ始め、1時間ほどで効果のピークに達します。

ハイプナイト（ルネスタ）の有効成分『エスゾピクロン』は、食事による影響を受けやすく、食後すぐに服用すると効果に遅れ・弱減を感じる場合があります。

そのため、ハイプナイト（ルネスタ）を服用する場合は食事と睡眠の間隔を空けておきましょう。

ハイプナイト（ルネスタ）服用時の注意点

【翌日の持ち越し作用に注意】
ハイプナイト（ルネスタ）などの睡眠薬服用時には体内に成分が残ってしまう『持ち越し作用』に注意が必要です。

持ち越し作用が発生した場合、睡眠薬を服用した翌日であっても眠気やふらつき等の症状が残っていることがあります。

ハイプナイト（ルネスタ）は持ち越し作用が少ないとされる睡眠薬ですが、以下のような場合において持ち越し作用が発生する可能性があるため注意しましょう。

上記を守っていた場合でも高齢者などは想定以上に睡眠薬の効き目が強く現れるケースがあるため、効き目が強すぎる時は錠剤をカットしするなど、成分量の少ないものから服用するようにしましょう。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:重要な基本的注意

ハイプナイト（ルネスタ）の副作用

ハイプナイト（ルネスタ）を服用した際、下記の症状が現れる場合があります。

ハイプナイト（ルネスタ）は他の睡眠薬に比べて副作用が少ないのが特徴ですが、注意すべき副作用として味覚異常と健忘があります。

味覚異常はハイプナイト（ルネスタ）を服用した翌朝に口内に苦みを感じる場合が多く、健忘は発生頻度がかなり稀ながら一種の強い物忘れを起こしてしまうために注意が必要です。

副作用が気になる場合は、減薬や別の睡眠薬の変更について医師にご相談ください。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:副作用

ハイプナイト（ルネスタ）の重い副作用の症状

ハイプナイト（ルネスタ）服用時の稀に起こる副作用として、下記の症状も報告されています。

これらの症状が現れたり、体に何か異常を感じた場合は、すぐに服用を中止して医師にご相談ください。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:重大な副作用

ハイプナイト（ルネスタ）の使用上の注意点

ハイプナイト（ルネスタ）を服用する際は、下記の点にご注意ください。

※当サイトの効果効能・服用方法・副作用は一般的な情報を記載したものです。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:用法及び用量に関連する注意

ハイプナイト（ルネスタ）を服用できない方

下記に該当する方はハイプナイト（ルネスタ）を服用することができません。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:特定の背景を有する患者に関する注意

ハイプナイト（ルネスタ）の服用に注意が必要な方

下記に該当する方はハイプナイト（ルネスタ）の服用に注意が必要です。

参考ページ
医療用医薬品｜ルネスタ:特定の背景を有する患者に関する注意

ハイプナイト（ルネスタ）の併用禁忌薬

特にありません。

ハイプナイト（ルネスタ）の併用注意薬

下記の薬はハイプナイト（ルネスタ）と併用する場合注意が必要です。

参考ページ
医療用医薬品｜相互作用

ハイプナイト（ルネスタ）の保管方法

ハイプナイト（ルネスタ）に関する質問