低用量ピル

低用量ピルを飲むと太る?体重増加の原因と対処法解説

低用量ピル

低用量ピルを飲むと太る?

『ピルを飲むと太る』と耳にすることがあると思いますが、結論から言うと低用量ピルを飲んで太るということはありません。
実際、日本産科婦人科学会によるガイドラインにも『低用量ピルと体重増加の因果関係は立証されなかった』という旨の報告が記載されています。

ただし、低用量ピルのいくつかの作用によって見た目の変化を感じたり、体重増加につながる場合もあります。

これらの原因や対処方法について解説していきます。

関連ページ
低用量ピルの副作用とは?|主な症状と対処方法について解説

参考ページ
低用量経口避妊薬|CQ37 体重増加などへの影響の説明は?

保水作用によるむくみ

ピルを飲むと太ると言われる原因のひとつに保水作用が挙げられます。
ピルに含まれる有効成分の『エストロゲン』は、高い保水作用を持つ女性ホルモンの一種で、服用することで水分を蓄えやすくなり、体にむくみが起きることあります。

このむくみによって一時的な体重の増加が現れたり、見た目が太って見えるようになったりするのです。
ただし保水作用による副作用は、飲み始めたばかりの時期に起こりやすい症状のため、通常は1~2ヶ月ほど飲み続けることでホルモンバランスが安定し、むくみも自然に改善されていきます

従って保水作用によるむくみは一時的な症状であり、実際には太った訳ではありません。

関連ページ
低用量ピル服用中のむくみ|原因と対策方法について

食欲増進による過食

ピルには黄体ホルモンが含まれており、この黄体ホルモンには食欲増進の作用があり、太ると言われる原因のひとつです。
そのためピルを服用したことで食欲が増し、いつもより多く食べてしまうことが体重の増加につながってしまいます。

保水作用による副作用と同様に、食欲の増進も飲み始めの1~2ヶ月頃に現れやすい症状で、服用を続けることで自然に食欲は収まってきます
ピルを飲むことで体重が増えることはありませんが、当然のことながら食べ過ぎは太る原因になります。

ピルを飲み始めたばかりの時期は食べ過ぎないよう、食欲を我慢するように注意しておきましょう。

中用量ピルを使用したことによるむくみ

ヤッペ法という緊急避妊や、突発的な生理日の移動などで使用されるピルに『中用量ピル』のプラノバールという製品があります。
中用量ピルのプラノバールは低用量ピルに比べてホルモン量が多く、むくみや食欲増進などの症状も起こりやすいとされています。

そのため、体重増加や見た目の変化の原因として、中用量ピルを使用していたことも挙げられます。

むくみや食欲増進による体重増加を防ぐ方法

ピルを飲むことが、直接太ることにはつながりませんが、副作用によるむくみや食欲の増進は、太って見えることや、体重の増加の原因となります。
むくみや食欲増進による体重増加を防ぐには、下記の方法が有効です。

それぞれの方法について、以下で詳しく解説していきます。

食生活の見直し

ピルの飲み始めは、服用前とホルモンバランスが変化します。
むくみや体重増加を防ぐには、食欲を強めたりむくみを起こす食べ物や飲み物を控えることが大切です。
主に、下記のような内容に気をつけましょう。

食欲増進に有効な対策

食事量と食事回数の見直し
・塩分を控えカリウムを摂取する

・おやつは糖質の少ないものを選ぶ
・飲酒を控える

むくみの対策は塩分や糖質の摂取量を控えるようにし、カリウムを積極的に摂取することが有効です。
カリウムはほうれん草や人参、芋類、切り干し大根、バナナなどの食材に多く含まれています。
食事内容の改善が難しい場合は、むくみ解消のサプリメントもおすすめです。

また食欲も普段より強まるため、ながら食べをしない、すぐ手の届く所に食べ物を置かないなど食事量を抑えるための工夫をしましょう。
また、飲酒はむくみを起こしやすいため、低用量ピルを飲み始めたばかりの時期は特に、飲酒量を控えめにすることを推奨します。

関連ページ
低用量ピル服用中の飲酒について|お酒を飲む場合の注意点

運動やマッサージを心がける

ピルによるむくみや食べ過ぎによる体重増加を防ぐには、運動やマッサージ、ストレッチなどもおすすめです。
普段運動をする習慣が少ない場合、筋肉が衰えることでむくみや体重の増加が起こりやすくなります。
むくみや体重増加の対策として、日頃から短時間の運動習慣を取り入れることが有効です。

また、運動が苦手な方は、マッサージやストレッチをおこなうだけでも効果があり、代謝の向上や血行の促進に効くメニューを継続することで、むくみ予防や消費カロリーのアップにつながります。
他にも、手軽にできる弾性ストッキングの着用や、ツボを刺激するという方法もあります。

低用量ピルの種類を変える

通常、低用量ピルの副作用として現れるむくみや食欲増進は1~2ヶ月ほどで無くなるものです。
しかし症状が収まらない場合、飲んでいるピルの種類を変更するのも選択肢のひとつです。
低用量ピルには使用されている成分、また成分の配合量が異なる多種多様な種類が登場しています。

服用する方の体質により合う、合わないもあるため、自分と相性の良いものを選ぶことも重要です。

商品マーベロン

マーベロン

トリキュラー

トリキュラー

ダイアン35

ダイアン35

オブラル-L

オブラル-L

種類1相性3相性1相性1相性
成分量デソゲストレル0.15mg
エチニールエストラジオール0.03mg
エチニルエストラジオール0.03mg
レボノルゲストレル0.05mg
酢酸シプロテロン2mg
エチニルエストラジオール0.035mg
レボノルゲストレル0.15mg
エチニールエストラディオール0.03mg
価格2,000円~
28錠
2,180円~
21錠
2,500円~
21錠
1,400円~
21錠
特徴国内処方の低用量ピル
認知度の高い低用量ピル
飲み忘れ防止の28錠タイプ
国内処方の低用量ピルニキビの改善にも効果的副作用が出にくい
商品ページ

マーベロン
の通販ページはコチラ

トリキュラー
の通販ページはコチラ

ダイアン35
の通販ページはコチラ

オブラル-L
の通販ページはコチラ

さらに表示する

関連ページ
低用量ピルの種類と特徴|世代や相性の違いは?お悩み別オススメ紹介

低用量ピル服用中の体重増加に関する質問

低用量ピル服用中の体重増加に関するよくある質問をまとめてみました。

低用量ピルを飲むと痩せにくくなりますか?

低用量ピルの副作用によって、食欲増進作用やむくみなどにより体重増加が起こったりすると、痩せにくくなったと感じることがあります。


ただし、これらの副作用は1~2ヶ月ほどで落ち着いていくため、無理に体重を減らそうとせずしばらく様子を見ましょう。

太っていると低用量ピルは飲めないのですか?

BMI30以上で「肥満」に該当する方は、血栓症のリスクが高まるため、低用量ピルの処方が難しい場合があります。

低用量ピルは食欲を増進させますか?

ホルモンバランスが整うことで体調が改善されたり、低用量ピルの作用自体により食欲増進に繋がることがあります。


ただし、食欲増進作用は1~2ヶ月ほどで落ち着いていくとされています。

低用量ピルはむくみますか?

低用量ピルに含まれるエストロゲンというホルモンには高い保水作用があるため、余分な水分が溜まりやすくなることでむくみを感じることがあります。


むくみの症状は低用量ピルの服用開始から1~2ヶ月ほどで落ち着いていくとされていますが、しばらく経っても症状が続く場合は、種類の変更なども検討してみてください。


特に、第4世代に分類される超低用量ピルは、むくみにくいという特徴があります。

低用量ピルで増えた体重は戻りますか?

低用量ピルの副作用によるむくみや体重増加は一時的なもののため、食生活を気にかけ運動などを意識的に行えば、徐々に体重も戻るでしょう。