低用量ピルの眠気について
低用量ピルを飲むと、すごく眠くなって困るということはありませんか。
これはピルの副作用のひとつで、0.1~5%未満の割合で発生します。
5%以上 | 0.1~5%未満 | 5%未満 |
・吐き気 | ・眠気 ・むくみ ・乳房の張り ・頭痛 ・下腹部痛 ・不正出血 | ・イライラ感 |
とくに飲み始めた時期にあらわれることが多い副作用で、飲み続けているうちに軽減されますが、日常生活に支障がある場合は早めに改善したいものです。
ここでは定量用ピルを服用した際の眠気について、原因や対策方法などを詳しく説明します。
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参考ページ
医療用医薬品 : マーベロン (マーベロン21 他)|副作用
眠気はいつまで続くのか
低用量ピルの服用を始めると、体内のホルモンバランスが変わります。
その影響で副作用の吐き気や眠気があらわれることがありますが、ほとんどの場合は2~3ヶ月間継続服用するとおさまります。
低用量ピルで眠くなる原因
低用量ピルを服用すると眠くなる原因は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響が考えられます。
黄体ホルモンは体内で分解されると、眠気を引き起こす物質「アロプロゲステロン」が発生します。
低用量ピルにはこの黄体ホルモンが含まれているため、その影響で眠くなると考えられます。
生理前に眠くなることがある方もいると思いますが、それも同じ原理が働いているからです。
ホルモンバランスの乱れ
低用量ピルの服用を開始したはじめのうちは、一時的にホルモンバランスが乱れることがあります。
そのため影響をうけて自律神経が乱れ、夜の就寝時の寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりして、日中の眠気を引き起こしてしまうことがあります。
しかし2~3ヶ月続けて服用しているうちにホルモンバランスも整い、自律神経の乱れもおさまるため、眠気もおさまります。
基礎体温の影響
低用量ピルの服用による眠気は、基礎体温が関係していることもあります。
女性の体は低用量ピルを服用していない場合、排卵を境として「低温期」と「高温期」の2層に分かれます。
しかし低用量ピルを服用すると、体温の変化が無くなるため、常に「高温期」の状態となります。
その影響で頭がぼーっとしてしまい、眠くなることがあります。
低用量ピル服用時の眠気対策
ここでは、低用量ピルを服用している時の眠気対策を紹介します。
仮眠をとる
眠気の副作用は、生活習慣に合わせた十分な睡眠をとることで、軽減できる場合があります。
夜間に十分な睡眠をとれないときは、日中に仮眠を取ることが効果的です。
仮眠は長くとりすぎると、夜の就寝時にねむれなくなる可能性があるため、20分程度におさめましょう。
服用を続けて様子見
低用量ピルによる眠気などの副作用は、ほとんどが継続した服用で改善します。
医薬品の服用に体が慣れるには2~3ヶ月かかるため、まずは最低でも3ヶ月の服用を続けてみてください。
3ヶ月続けて飲んでみても眠気がおさまらない、軽減しない場合はピルが体に合っていない可能性があるため、医師に相談して別のピルに変更するなどしましょう。
ピルの種類を変更
低用量ピルの影響であらわれる眠気は、服用を開始した初期の段階にあらわれることが多いため、続けて飲むことで改善されます。
しかし服用を3ヶ月ほど続けても、眠気の症状が改善しない場合は、そもそも体に合っていない可能性があります。
別のピルに変更すると改善することもあるため、医師に相談しましょう。
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低用量ピルの眠気に関する質問
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ピルを飲んで寝ても眠いのはなぜですか?
ピルを飲んだ後にカフェインは摂ってもいいですか?
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低用量ピルの眠気に関する体験談を紹介します。