ED(勃起不全)の症状

ED(勃起不全)の症状

ED(勃起不全)とは、かつてインポテンツと呼ばれていた、勃起機能が低下する症状を指します。

「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない持続または再発すること」
がED(勃起不全)の定義とされていて、以下のような症状はEDであるとされています。

  • 性欲はあり興奮もするが、勃起しない
  • 性的刺激を受けても、勃起するまでに時間がかかる
  • 挿入しても、射精までの間にペニスの硬さが無くなってしまう(中折れ)
  • 勃起はするが、勃起時のペニスが柔らかい

通常であれば、性的刺激を受けた際に脳からの信号を通じて陰茎周辺の血管が拡張され、十分な量の血液が流れ込むことで勃起が起こります。

しかし、陰茎周辺の血管や神経系に何らかの異常が発生すると、陰茎へ十分な血液が供給されず性行為に十分な勃起が得られずEDの症状へとつながってしまいます。

現在約1,130万人以上の成人男性がEDの症状に悩んでいると言われており、4人に1人がEDということになります。

また、20代の若い男性もEDになる可能性があり、男性にとって身近な疾患として向き合う必要があります。

ED(勃起不全)の症状に関するよくある質問

ここからは、「もしかしたら自分はED(勃起不全)かもしれない」と不安な方のため、EDの症状として当てはまるかどうかの疑問や質問をまとめました。

性行為時に十分な勃起が得られないのがEDであるため、オナニー時で勃起してもEDである可能性がありますオナニーのやり方次第では、誰でも発症してしまうリスクが考えられます。

朝勃ちがない=EDとは限りません朝勃ちは「夜間陰茎勃起現象」と呼ばれ、寝ている間の2~4割のみ発生します。

そのため、目覚めたタイミングで偶然確認できていないだけで、夜間陰茎勃起現象は起こっている可能性も考えられます。

配偶者の方だけに勃起しない状態もEDの症状と言えます。「妻だけED」とも呼ばれており、配偶者を性的に見ることが難しくなった男性に起こる症状です。

ED治療はもちろん、二人の間でマンネリが起こらないように工夫することも大切になってきます。

ED(勃起不全)の原因

ED(勃起不全)は陰茎に十分な血液が流れ込みにくくなることで起こる症状です。

しかし、ED(勃起不全)を引き起こす原因はいくつかあり、4つに分類されます。

血管や神経の障害が原因
└器質性ED

精神的ストレスが原因
└心因性ED

器質性と心因性の両方が原因
└混合性ED

特定の医薬品の服用が原因
└薬剤性ED

EDの分類別にそれぞれ詳しく解説します。

器質性ED

器質性ED

器質性EDは血管や神経に障害が起こることで発症します

主な要因として挙げられるのが「動脈硬化」です。
加齢による身体機能の衰えや糖尿病などの生活習慣病により、陰茎への血液量が減少することでEDとなってしまいます

また、神経系の伝達に異常が起こった場合も勃起するための信号が正常に送られないため、十分な勃起が得られなくなります。
脳腫瘍や脳出血など神経障害を起こす疾患を持っている場合も器質性EDになる可能性が高くなります。

また、タバコもEDにつながるとされていて、ED患者のおよそ約80%が喫煙者だと言われています。
タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させる作用を持っているためです。

これらの要因によりEDが引き起こされるため、器質性EDは50代以上の方が多いとされています

心因性ED

心因性ED

心因性EDとは、疲労やストレスなどの精神的な要因によって引き起こされるEDです。

脳からの性的刺激や興奮がうまく陰茎へ伝わらず、十分な勃起が得られない状態となります。

  • 仕事や人間関係など日常的なストレス
  • 子づくりへのプレッシャー
  • 過去の性行為時に失敗によるトラウマ

勃起には自律神経の活動が大きく関係しており、精神状態が大きく影響を与えます。

現代では日常生活のあらゆるシチュエーションで精神的に不調を生じる可能性があります。
そのため、中高年だけでなく20代30代の若い世代でもEDを発症する場合があるのです。

また、最近ではうつ病やPTSD(心的外傷ストレス障害)によるEDも心因性EDに分類されます。

混合性ED

混合性ED

混合性EDは器質性と心因性の両方が原因となって起こるEDです。

ED患者の中では混合性EDの方が最も多く、原因が複雑に絡み合っているため改善が難しく重度のEDに発展しやすいと言われています。

とくに40代以降は身体機能の低下により十分な勃起が起こらなくなり、「EDかもしれない」との不安から心因性EDに発展する可能性があります。

複雑な要因一つ一つを解消していかなければいけないので、混合性EDの改善は困難かつ時間がかかる場合があります

薬剤性ED

薬剤性ED

持病のために服用している薬の副作用によってEDとなってしまうのが、薬剤性EDです。

日本ではED患者の6%ほどと少ないですが、アメリカでは患者全体の25%と高い割合であると言われています。

・抗うつ、抗不安剤
・非ステロイド性の抗炎症剤
・一部のAGA治療薬

これらを服用していると、EDや性欲低下などの症状が現れる場合があります。

ED治療薬はどういう効果があるのか

ED治療薬はどういう効果があるのか

ここまで紹介してきたED(勃起不全)の症状を改善する方法として、最も効果的なのがED治療薬の服用です。

ほとんどの原因からくるED症状に効果があり、手術の必要もなく内服だけで改善が期待できます

ED治療薬の効果


①PDE-5(5型ホスホジエステラーゼ)という勃起を阻害する酵素の働きを抑える

②陰茎周辺や海綿体内部に血液が流れ込みやすくなる

③陰茎に流れる血液量が増え、自然な勃起を促す

ED治療薬により自然で力強い勃起が生まれるため、男としての自信回復にもつながり心因性ED改善にもつながります。

なお、ED治療薬を服用すれば問答無用で勃起するわけではなく、あくまでも自然な勃起を促す作用なので性的刺激や興奮がなければ勃起しません

ED治療薬により十分な勃起で性行為が可能な状態を作り、その後EDへとつながる身体や精神的障害を取り除いていくことが必要です。

ED治療薬の種類

ED(勃起不全)を改善するED治療薬は大きく3種類あります。

  • バイアグラ

    バイアグラ

    商品はこちら

    価格

    ¥5,380

    (1錠¥1,345)

    強さ

    最も強い

    (※空腹時の服用)

    副作用

    現れやすい

    効き始め

    約30分~1時間

    持続時間

    約3~5時間

    有効成分

    シルデナフィル

    詳細はこちら

  • レビトラ

    レビトラ

    商品はこちら

    価格

    ¥5,350

    (1錠¥1,337)

    強さ

    強い

    (※空腹時の服用)

    副作用

    現れやすい

    効き始め

    約15~30分

    持続時間

    約5~10時間

    有効成分

    バルデナフィル

    詳細はこちら

  • シアリス

    シアリス

    商品はこちら

    価格

    ¥6,300

    (1錠¥1,575)

    強さ

    マイルド

    (※空腹時の服用)

    副作用

    現れにくい

    効き始め

    約1~3時間

    持続時間

    約30~36時間

    有効成分

    タダラフィル

    詳細はこちら

その他ED(勃起不全)の治し方

ED治療薬以外の治し方としては、以下のようなセルフケアがあります。

  • 運動による身体機能の向上
  • ストレスを解消し自律神経を整える
  • 禁煙
  • 生活習慣の改善

ただし、いずれの方法も長期間の継続が必要であるため、ED治療薬の服用と合わせてEDにならない体づくりの一つとして取り組むのがオススメです。

ED(勃起不全)の症状まとめ

ED(勃起不全)は男性であれば誰でも発症する可能性のある疾患です。

50代以上の中高年だけでなく、場合によっては20代30代の若い方でもなってしまう可能性があります。

EDの症状から原因を知り、適切な対処が必要です。

ED治療薬の利用や生活習慣の改善など、たった今からED改善を目指していきましょう。

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