バリフの飲み方に関する基礎知識
ED治療薬レビトラジェネリックのバリフを飲むときには注意するべき点があります。
まず用法容量を守ることが絶対ですが、1回の服用は20mgを1錠までが上限です。
服用できるのは1日に1回までで、次に服用できるのは24時間以上時間を空けることが求められます。
服用する際のタイミング的には性行為をする1時間前が目安です。
バリフの飲み方のポイント
バリフは医薬品です。
そのため他の薬などと同様に飲み方には決まりがあります。
薬は自由に飲んでもいいわけではありませんし、正しい効果を得るためにも用法容量は守らなければいけません。
以下で飲み方のポイントを紹介します。
性行為の約25~60分前に、水またはぬるま湯で服用する
バリフは服用をしてから大体7時間程は効果が持続するといわれています。
服用するのは性行為を始める25~60分前くらいを目安にするといいでしょう。
このときに服用するのはジュースなどではなく、水またはぬるま湯が望ましいとされています。
コップに注いだ水1杯に対して、バリフ10mgまたは20mgを1錠と覚えておくと間違いありません。
1日1回の服用を厳守(24時間以上間隔をあける)
バリフに含まれている有効成分のバルデナフィルは、仮に毎日服用しても力を発揮してくれます。
しかし、毎日服用する際には、できるだけ時間をあけておいた方が副作用の心配が軽減されます。
服用は1日に1回までと決められていますが、次の服用までには最低でも24時間以上は時間をあけることが必須になります。
もし想像していたより効果を得られなかったとしても、決して連続でバリフを服用しないように気を付けましょう。
空腹時に服用が望ましい
バリフの服用時は軽くであれば食事を取っても問題ないとされていますが、お腹に食べ物が詰まっている状態で服用すると本来の力を発揮しにくくなります。
そのため空腹の状態で服用することが理想的です。
ED治療薬の多くが腸で吸収されるという性質があるため、胃や腸が食べ物で膨れたり油などで腸内の壁にまとわりつくと吸収率が下がるのです。
そういったことを避けるため空腹時に服用することが求められ、もし食事を取ったら服用するまでに2時間は時間をあけた方がいいでしょう。
食事と一緒に服用する場合は、軽食にすること
食事をしてからバリフを服用するなら、本来の力を発揮させるためにも最低2時間は時間をあけることが望ましいですが、その際の食事に関してもできるだけ脂っぽくないあっさりした軽食を心がけましょう。
食事を取る前にバリフを服用した場合は、その成分が完全に身体に吸収され、ある程度の効果を見込めるようになってからの方が良いかもしれません。
胃や腸の粘膜に脂がまとわりついても有効成分が吸収しにくくなりますので、軽い食事程度で済ませることが大切です。
バリフと食事の関係性についてさらに詳しく知りたい方は、バリフと同成分であるシルデナフィルが配合されたレビトラと食事の関係性のコラムも是非ご覧ください。
過度な飲酒は控える
バリフなどのED治療薬は、お酒との服用は禁止されていないので問題なく飲むことができます。
適度に飲んだほろ酔い状態であればリラックス効果を得ることもできますので、緊張から来るEDを抱えている人には良い方向に作用することもあります。
しかし、あまりにも飲み過ぎると逆効果になることがあります。
バリフの血管拡張作用はアルコールの回りを早めてしまうことから、普段よりも酔いやすくなります。
過度に飲酒をし過ぎてあまりにも酔いが回ってしまうと、勃起自体ができなくなることは多いでしょう。
せっかくバリフを飲んでも効果を発揮できなければ意味がありません。
本来の力を発揮するためにも過度な飲酒は控えましょう。
バリフとお酒の関係性についてさらに詳しく知りたい方は、バリフと同成分であるシルデナフィルが配合されたレビトラとお酒の関係性のコラムも是非ご覧ください。
グレープフルーツとの併用はNG
バリフとグレープフルーツは非常に相性の悪い組み合わせです。
基本的にどんな薬でも柑橘類、特にグレープフルーツとの併用はNGとされています。
グレープフルーツに含まれる成分の作用で、薬の持つ効果が増幅されることがあり、重大な副作用が発症する可能性があるからです。
ED治療薬も例外ではなく禁止されていますが、中でもレビトラに含まれるバルデナフィルは相性が特に悪いことで知られています。
グレープフルーツの摂取はジュースを含め、バリフの服用から24時間前後は避けた方がいいでしょう。
バリフの飲み方に関する注意点
忘れがちですが、バリフは医薬品です。
勃起を促す薬と聞くと精力剤をイメージしますが、そうではありません。
そのため飲み方に対してもしっかりした注意点が存在します。
仮にこの注意点を守らなければ身体に何らかの副作用が出たり、重大な問題が生じる可能性があるので把握しておく必要があります。
バリフを服用できない方
バリフはレビトラジェネリックになりますので、レビトラの服用が禁止されている方は同様に服用できません。
具体的には以下の方です。
・バルデナフィルに対し過敏症の既従歴のある方
・硝酸剤や一酸化窒素供与剤を投与している方
・心血管系障害などで性行為が認められていない方
・抗不整脈薬を投与中の方
・脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などが6ヶ月以内に発症した方
・重い肝障害のある方
・血液透析の必要な腎障害、低血圧、治療していない高血圧、不安定狭心症の方
・抗HIV薬を投与している方
・ケトコナゾール、イトラコナゾールを投与している方
・肺高血圧症治療薬を投与している方
・網膜色素変性症の方
バリフの併用禁忌薬
上記と同様に、バリフを服用する際には併用してはいけない薬が存在します。
以下の併用禁忌薬が該当します。
・狭心症などで使用する硝酸剤
・HIVの治療で使われる抗ウイルス薬
・水虫などカビの感染症で使われる内服の抗真菌薬
・抗不整脈薬
・慢性血栓塞栓性高血圧症の薬
これらの薬とバリフを併用すると、身体には悪影響が生じる可能性があります。
副作用だけで済めば良いですが、もっと重大な事象が起きないとも限りません。
併用禁忌薬に関する知識は、しっかり持っておいた方が良いでしょう。