禁煙が困難な理由

ニコチンの依存性

「禁煙したくても出来ない…」という人は多いはずです。
タバコを始めるのは成人さえ迎えていれば簡単ですが、止めるのは非常に難しいです。
何故、タバコを止めるのが難しいのでしょうか?
まずはひとつめの理由、ニコチンの依存性について解説していきます。

タバコのパッケージに「ニコチン~mg」の記載がありますよね。
これが最もタバコを止めるのを難しくしている物質です。
危険な薬物と比較したものが次のようになります。

・大麻依存度…9%
・アルコール依存度…15%
・コカイン依存度…17%
・ヘロイン依存度…23%
・ニコチン依存度…32%

この依存度から分かるように、どんな危険薬物よりも依存性が高いことが分かるはずです。

またニコチンをタバコから吸って脳に達するまでの時間は「10秒も掛からない」と言われています。
あっという間に脳にあるニコチンが作用すると"快感"が生じるとされる「α4β2受容体」へと結合します。
快感を感じるのは受容体へと結合したニコチンが「ドパミン」という快楽物質を分泌するからです。
美味しいものを何度でも食べたくなるのと一緒で、この快感が依存性を高めることに繋がっているのです。

離脱症状

禁煙を困難にするもう1つの原因が「離脱症状」です。
1本目のタバコを吸い終わってから、早い人で30分から1時間ほどで起こると言われています。

禁煙を考えていない人であればもう1本吸ってしまえば済む話ですが、禁煙開始時に起こるとかなり辛いはずです。
禁煙開始から2~3日がピークと言われ、このピーク時に多い症状が下記になります。

・禁煙によるうつ
→タバコが吸えないことで気分が落ち込んでしまう

・禁煙による眠気
→脳やからだがニコチンに慣れ過ぎてしまい覚醒できない

・禁煙による便秘
→ストレスや体調の変化により便通が乱れる

上記に加えて、タバコの我慢へのストレスも考えると本人は相当辛い状態になります。

また「集中困難」や「気持ちが落ち着かない(ソワソワする)」なども起こり、依存度が高ければ高いほどこういった症状は強まる傾向にあります。

「辛い思いをしてまで…」と考えてしまうと、再びタバコに手が伸びてしまい禁煙が失敗に終わります。

喫煙と癌発症の関係性

ブリンクマン指数とは

ブリンクマン指数は「喫煙」と「癌」の関係性を示す指数のことです。
数値が高ければ高いほど、癌になるリスクは高まります。

次の式にご自身の喫煙状況を当てはめて数字を求めてみて下さい。

ブリンクマン指数=1日の喫煙本数×喫煙年数

出た数値が400を超えているのであれば、タバコを吸わない人に比べ「肺がん」になるリスクは約5倍にもなります。
また1200を超えると「咽頭がん」を発症する確率は急激に高まると言われています。

このように、タバコを吸い続けることは健康上良いことは何一つなく、受動喫煙などで周囲へも悪影響を及ぼします。

出来る限り、早めの禁煙がオススメです。

禁煙の方法としては、ニコレットガムやニコチンパッチを利用するという手段があります。

しかし、今までにそれらを試しても禁煙出来なかったという方もいるかと思います。
そのような方には、これからライフ博士が紹介するチャンピックスが効果的です。

チャンピックスは禁煙補助薬としては画期的な薬とも言われ、非常に高い成功率があり、実績の高い飲み薬になります。

チャンピックスの効果と副作用

スバッと解説!ライフ博士の禁煙講座

チャンピックスとは、3ヶ月間、服用を続ける飲み薬になります。
画期的な薬と呼ばれる理由は、最後まで治療を続けた人の禁煙成功率が50%を超えているからです。
また、今までの禁煙補助薬は成分の中に「ニコチン」が含まれていましたが、チャンピックスはニコチンを一切使用していません。
成分の違いも禁煙成功率を高めている1つの要因になっています。
更に、服用開始から1週間はタバコを我慢する必要は一切ないというのが特徴的です。
この薬の成分である「バレニクリン酒石酸塩」は、以下の2つの効果があります。
読めば「なるほど」と納得出来るはずです。

刺激作用

成分には2つの作用があるとされ、その1つがこの"刺激作用"になります。
これは「ニコチンの依存性」のところで紹介した"α4β2受容体"が関係しています。
有効成分のバレニクリン酒石酸塩が、この受容体を刺激します。

また刺激の強さは、ニコチンよりも弱いと言われています。
刺激を受けた受容体からは、少量の"ドパミン"が放出されます。
ですので、タバコを吸っている時と同じ状態が脳内では作りだされることになります。
そのため「離脱症状」やタバコを吸いたいという「欲求」を軽減出来ます。
ちなみにドパミンの放出量は、ニコチンの半分となっています。

拮抗作用

この作用が服用開始の1週間、無理せずタバコを止める必要がない理由になります。

ニコチンが脳内に入ってきても、成分の効果でニコチンの作用を弱めることが出来ます。
そうなるとドパミンの放出が抑制されるので、禁煙中にタバコを吸っても「美味しい」や「スッキリする」などの満足感や爽快感を得られ難くなります。

ここで紹介したバレニクリン酒石酸塩の2つの効果が禁煙成功率の向上に直結します。

チャンピックスの副作用

もっとも多いとされる副作用症状は次のようになります。

・吐き気
・鼓腸(胃腸症状)
・便秘

また「頭痛」は10人に1人の割合で起こるとされます。
いずれも軽い症状となるので心配の必要はありませんが、気になる人は病院でご相談下さい。

チャンピックスの購入方法

通常、禁煙補助薬を手に入れるには専門の病院に行かなければなりません。
しかし、禁煙外来に行きたいけど、仕事で平日休めないという方も多くいらっしゃいます。

ライフパートナーでは、そのような方のために、3種類のチャンピックスを取り揃えています。
禁煙外来に通うことなく、インターネット通販でチャンピックスを購入し、禁煙にお役立てください。

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