アーユルヴェーダのハーブ

ヒマラヤハーブとは

ヒマラヤハーブとは、ヒマラヤ高山地帯を含むチベット高原に自生する、主に薬効成分のある高山植物の総称として使われています。

最近では、ヒマラヤ原産のハーブが1つのブランドとして広く認知され、サプリメント等のヘルスケア製品や医療用の原材料として世界的に需要があります。

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダに基づく天然由来、身体にやさしいハーブです。

ヒマラヤハーブの生育環境

希少性の高い高山植物

ヒマラヤ産ハーブが特に重宝がられることは今に始まったことではなく、昔からその薬効、有効成分等は知られており、インドのアーユルヴェーダやチベット医学、漢方でも用いられてきました。

ヒマラヤのハーブが特別な効果や薬効を持つ理由としては、やはりその生育環境に大きく由来します。

平均海抜4000m近くのチベット高原から、7000m級の山々が林立するヒマラヤ山脈に至る、いわゆる"世界の屋根"と呼ばれる地域でヒマラヤハーブは自生しています。

殆どのヒマラヤハーブは、海抜3000m台後半から5000m近くにかけて分布しているものですが、富士山の頂上より高い場所なので、かなり過酷な環境です。
気温は1年を通じて寒く、昼と夜の寒暖の差が大きく、酸素は薄く、紫外線量が多く、乾燥しています。
生物の生活環境としては最悪のように思えますが、このような厳しい環境に適応する過程で、ヒマラヤハーブは薬効や有効成分が強化され、独自性と価値を獲得したのです。

そして、もう1つ重要なことは、この地域が厳しい環境であるが故にあまり開発されずに済み、環境汚染が殆ど無いということです。
これは豊かな高山植物の生育にとって大事な要素です。

ヒマラヤ原産として有名なハーブである冬虫夏草に代表されるように、特殊な環境下に生育場所が限定されているヒマラヤハーブは殆どが希少品種になります。

ヒマラヤハーブの商品種類

スバッと解説!ライフ博士のハーバル講座

ヒマラヤハーブの種類は豊富で、薬用に使われる植物は2000種程度あります。
したがって、その効能も多岐に渡り、成分の含有量や他の原料との調合によってダイエットや美肌等の美容関連から強壮剤や栄養補助、心と体の健康に至るまで広範囲の分野をカバーします。
現在はサプリメントやハーブティー、精油やボディケア、ヘアケア製品、お香やロウソク等、様々な形で商品化され流通しています。
そして、もちろん漢方など医療分野でも用いられています。

ヒマラヤハーブの効能

培われた信頼性

ヒマラヤハーブはヒマラヤ山脈、チベット高原という霊験あらたかな場所で育つため、時としてその効能よりもむしろ神秘性やスピリチュアルな面が強調される場合があります。

しかし、インドや中国、チベットで何千年も前から現在に至るまで人々の健康維持や医療に使われ続けてきたという事実が、ヒマラヤハーバルズの信頼性を証明しています。

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