『GLP-1作動薬』の一つで2型糖尿病の治療薬として注目されるリベルサスは、服用方法によっては効果が得られない可能性がある薬です。
リベルサスを服用する際は、服用方法を守り使用しましょう。
リベルサスは胃の中で成分が吸収されるため、胃の中に食べ物や飲み物が残っている状態で服用した場合、成分が吸収されず効果が得られない可能性があるため服用方法には注意が必要です。
ここでは、リベルサスで体質改善を成功させるための正しい飲み方について詳しく解説していきます。
リベルサスの正しい服用方法
リベルサスは、胃の中で成分が吸収されることで効果を発揮する薬で、リベルサスを服用する際は、胃の中が空に近い状態で服用することが十分な効果を得るために大切です。
一方で誤った服用方法で服用することで、十分な効果が得られない、または薬の副作用が強く表れる可能性があります。
ここでは、リベルサスの正しい服用方法について詳しく解説していきます。
リベルサスを使用するにあたって服用方法について詳しく理解して使用しましょう。
1日1回1錠を服用する
リベルサスは1日1回1錠までの服用となっています。
1日2回に分けて服用はせず、1日の服用タイミングがバラバラな時間にならないように、服用タイミングは事前に決めて服用しましょう。
また、リベルサスには3mg・7mg・14mgの3種類ありますが、服用量を増やす場合も1錠で服用するようにしましょう。
3mgを2錠服用して服用量を増やす、7mgを半分に割って服用量を減らすなど1日1錠以上になる服用方法はせず、1日1回1錠の服用方法を必ず守って使用しましょう。
朝食前の起床時に服用する
リベルサスは、胃の中で成分が吸収されるため、胃の中に食事や飲み物が残っていると成分の吸収が妨げられて十分な効果が得られない可能性があります。
就寝前などの食後(胃の中に内容物が残っている状態)になるタイミングは避けて、胃の中が消化されて空っぽに近い朝食前(空腹時)の朝起きてすぐのタイミングが良いでしょう。
飲み忘れを防ぐためにも、起床時すぐの服用をルーチン化して朝食前の起床時に服用タイミングを決めておくことがオススメです。
空腹時に服用する
前述でも記述していますが、リベルサスは空腹時に服用しましょう。
リベルサスの成分は胃の中で吸収されるため、吸収を妨げられない環境で服用することが大切です。
また、リベルサスを服用した後は最低でも30分は飲食はせず、成分がしっかりと吸収されるまでは胃の中に何も入らない状態にしておきましょう。
空腹時に服用できても、成分が吸収される前に飲食をすることで成分の吸収が妨げられる可能性があります。
リベルサス服用時の注意
リベルサスは正しい服用方法を守って服用することで効果を実感することができる薬ですが、服用時に注意して服用する必要があります。
ここでは、リベルサスの服用時の注意について詳しく解説します。
正しい服用方法と注意点を押さえて服用しましょう。
服用時の水の量に注意
リベルサスを服用する際は、水の量にも注意が必要です。
理由は服用時の水の量が多いと、添加物の濃度が薄まってしまい胃の中で吸収されるはずの成分の吸収率が低下する恐れがあり、十分な効果が得られない可能性があります。
服用時の水の量はコップ半分ほどの量(120cc)に抑えて服用しましょう。
参考:リベルサス®錠の服用方法の設定根拠と服薬指導のポイント
服用後の飲食に注意
リベルサスの服用後30分は飲食はせず、成分が胃の中で吸収されるまで胃の中は空っぽの状態にしておきましょう。
もちろん、服用前の飲食も成分の吸収に影響を与えるため控えておきましょう。
成分が胃の中で吸収される時間の目安は30分となっており、その間飲食することで成分の吸収が妨げられて効果を十分に得ることができない可能性があります。
リベルサス服用の際は、服用後の飲食に注意してください。
錠剤は割らずに1錠を服用する
リベルサスを服用する際は、錠剤を割らず1錠を飲み込んで服用してください。
錠剤を割ったり、かみ砕いて服用することで効果が薄れる可能性があります。
また、リベルサスの錠剤は湿気や光に弱く吸湿性が強いため服用の直前まで密封状態を維持する必要があります。
錠剤を割って残りの半錠を保管して、後日服用するなどの服用方法は品質の劣化に繋がり十分な効果が得られない可能性があるため注意してください。
水以外の飲み物で服用しない
リベルサスを服用する際は、成分の吸収に影響する可能性があり、十分な効果が得られない可能性があるため水以外の飲み物で服用するのは控えましょう。
もちろん、水以外の飲み物にあたるお茶やコーヒー、服薬用ゼリーで服用することも避けてください。
服用直前にシートから取り出す
リベルサスは、湿気や光に弱く吸湿性が強いため、服用直前にシートから取り出して服用しましょう。
一度、シートから取り出した錠剤はなるべく時間を空けずに服用し、服用までに時間が空きすぎた場合は服用を避けましょう。
品質が劣化して十分な効果が得られない可能性があるため注意がしてください。
リベルサスを飲み忘れた場合の対処方法
リベルサスは1日1回1錠の服用ですが、万が一飲み忘れた場合は、その日の1回分は服用せず翌日に1回分を服用してください。
飲み忘れがあっても、飲み忘れた分を取り返すために1日で2回、または2錠服用することはしないでください。
また、リベルサスを服用する前に飲食した場合も十分な効果が得られない可能性があるため、飲み忘れた時と同様の対応でその日の服用は控えましょう。
リベルサスの服用量について
リベルサスには3mg・7mg・14mgの3種類があります。
初めてリベルサスを服用する場合は、成分の含有量の少ない3mgから服用を開始してください。
3mgを4週間服用し、それ以降は7mgに増量して服用を継続します。
14mgの服用に関しては、7mgを4週間服用しても効果が不十分の場合に限り増量することが可能ですが、服用量が増えることで効果は強くなりますが、副作用も同様に起こりやすくなります。
そのため、服用量を増やす場合は自己判断で増量せず、必ず医師に相談してください。
また、飲み始めから7mgまたは14mgを使用しないでください。
リベルサスの服用を中止するタイミングについて
リベルサスの服用を中止するタイミングは、自己判断で中止せずかならず医師に相談して服用を中止するタイミングを決めてください。
リベルサスの服用を中止することで、服用前の食事量に戻り、リバウンドする可能性があります。
リベルサスはあくまで痩せやすい身体作りのサポート薬なので、痩せやすい体質や習慣に変化していない状態で服用を辞めるのはリバウンドのリスクがあります。
リベルサスの副作用の症状は2~3週間経過すると徐々に症状が緩和されてきますが、副作用の症状がずっと続く、辛いなどの場合も医師に相談して服用を中止してください。
リベルサスは正しい服用方法を守り使用しましょう
リベルサスは、誤った服用方法によって十分に効果が実感できない可能性があることを理解して使用しましょう。
また、リベルサスは速効性のある薬ではないので、服用をすぐに辞めず服用を続けていくことが大切です。
リベルサスの正しい服用方法を守り正しく使用しましょう。
商品名 | リベルサス |
有効成分 | セマグルチド |
効果 | ・血糖値の上昇を防ぐ ・インスリン分泌の促進 ・食欲の抑制、満腹感の維持 ・脂肪燃焼の促進 |
副作用 | 嘔吐や吐き気 下痢や胃腸障害など |
価格 | 10,800円~ (10錠入) |