イベルメクチンの飲み方とは

疥癬や腸管糞線虫症の治療薬として用いられているイベルメクチン。

このページでは治療に用いる際の飲み方、服用時の注意点についてまとめています。

イベルメクチンの飲み方

イベルメクチンの飲み方は「飲む目的」「体重」で異なります。

飲む目的→服用日数が異なる
体重→1日当たりの服用数が決まる

上記を踏まえて、各飲み方について紹介していきます。

疥癬(かいせん)治療の飲み方

イベルメクチンを疥癬(かいせん)の治療に用いる場合、体重1kg当たり約200μg(0.2㎎)を1回、空腹時に水と一緒に服用してください。

なお、通常は一回のみの服用ですが、重症型の疥癬の場合は初回の服用後、効果を確認した後2回目の服用が必要となります。

※体重別服用量の目安

体重(kg):3mg錠数
15-24:1錠
25-35:2錠
36-50:3錠
51-65:4錠
66-79:5錠
80以上:約200μg/kg

※体重1kg当たり約200μgを1回の投与量

腸管糞線虫症治療の飲み方

イベルメクチンを腸管糞線虫症治療に用いる場合、体重1kg当たり約200μg(0.2㎎)を2週間間隔で2回、空腹時に水と一緒に服用してください。

※体重別服用量の目安

体重(kg):3mg錠数
15-24:1錠
25-35:2錠
36-50:3錠
51-65:4錠
66-79:5錠
80以上:約200μg/kg

※体重1kg当たり約200μgを1回の投与量

イベルメクチンを服用する際の注意

個人輸入で購入するイベルメクチンは、自己判断での服用となります。

イベルメクチンを服用する際の注意点を必ず確認してください。

・動物用イベルメクチンは服用しない
同じイベルメクチンですが、成分量が多く人が飲むと重大な副作用を引き起こす可能性があります。

・妊娠中の方、高齢者、小児の自己判断での服用
イベルメクチンの安全性が確立していません。服用を検討されている場合は必ず医師にご相談ください。

・牛乳など乳製品で服用しない
イベルメクチンの血中濃度が上がり、効果や副作用が強く出る場合があります。
水またはぬるま湯にて服用してください。

※参考サイト:医療用医薬品ストロメクトール

イベルメクチンの【副作用】に関して知りたい方は下記を参考にしてください。

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まとめ

イベルメクチンは治療する疾患や服用する方の体重により飲み方が異なります。

自身の疾患の度合いや体重をしっかりご確認の上、服用するようにしましょう。

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