アスタリンインヘラー（サルブタモール）

アスタリンインヘラー（サルブタモール）の商品詳細

アスタリンインヘラーはシプラ社が製造する喘息や気管支炎の症状を抑える薬です。
サルタノールインヘラーのジェネリック医薬品であり、有効成分であるサルブタモール配合の為、同一の作用があります。
喘息などの発作が起きた際に使用すると、有効成分であるサルブタモールの効果により、気管支を拡張し、症状を抑え、呼吸を楽にします。

喘息の発作を鎮め、呼吸をしやすくしてくれる仕組みは以下のようになります。
有効成分である「サルブタモール硫酸塩」が、気管支の筋肉である「気管支平滑筋」に作用します。
その中にある交感神経である「β2受容体」を刺激することによって、気管支を拡張することが出来ます。
受容体にのみ選択的に作用するので、心臓などの循環器系への悪影響は少ないとされています。
作用時間は短く、約4～6時間となっています。

錠剤ではなく吸入薬のため、効き目が早く副作用も比較的弱いです。
ジェネリックになるので、病院処方と比べると安く購入することが出来ます。

急な喘息発作に対応するためには、常備薬として対症療法剤である吸入器が手放せません。
喘息患者なら一度は旅行先などで発作が現れ、大変な思いをされた方が少なくありません。
常時喘息に悩まされている方でなくとも、もしものために、お守りとして常備しておきたい薬です。

アスタリンインヘラー（サルブタモール）の効果時間

3～6時間

アスタリンインヘラー（サルブタモール）の服用方法・使用方法

年齢や症状によっては服用する量が異なりますのでご注意ください。
原則は、大人1回2吸入、子供は1回1吸入とされています。
年齢やその人の症状によって異なりますので、1日に吸引出来る最大回数は原則として"1日4回(8回吸入)まで"となっています。
1回の吸入後、次回吸入までは時間を空けるようにしてください。
1缶で噴霧できる回数は200回ほどになります。
また使用の前に良く振ってから 使用する必要があります。

アスタリンインヘラー（サルブタモール）の副作用

報告例としては、手の震え、頭痛、動悸、吐き気などがときどき起こると言われています。
これは吸入量が多い時に起こりやすいです。
吸入量が多い時には、吸入後に"うがい"をすることで有る程度まで予防することが出来ます。
ひどい場合には、医師に相談する必要があります。

アスタリンインヘラー（サルブタモール）の使用上の注意点

カテコールアミン、アドレナリン、イソプレナリン、利尿剤は不整脈を起こす恐れがありますので併用しての使用はお控えください。
また他の喘息の治療薬と一緒に使用する場合には注意が必要です。
その場合には、血液中の「カリウム」が減少してしまうことがあります。
カリウムが減少している状態で、発作を起こし過度に吸引を行ってしまうと「重い不整脈」や「心停止」を起こすことがあるので、要注意です。

※アスタリンインヘラーは発作を未然に予防するものではなく、「対症療法剤」として発作が起きた際に用いる薬です。